ペンシルハウス物語~東京日和~

-gozar de tokyo-きまま そのまま なすがまま 

春にして君を離れ

2009-04-06 | 暮 Life
書いてるのはミステリーだけだと思ってた、アガサクリスティーの小説。


これを読んだのは、遥か昔の短大時代の授業だった。


小説の内容は曖昧で、実家の本棚に並んでる背表紙だけが、よみがえるお粗末さ。


だが、当時からこの題名に妙に惹かれずっと覚えていた。


なぜだろう。


強さを感じるからか?



今までどうしても決断出来ずにいた部分を


思い切ってやったのに、予想外な思いもかけない事が起きてしまうと


気持ちの揺れ幅が大きすぎて反動に立っていられない。



自分で決めた事なのに、想像した以上に、


ポッカリと大きな穴が空いていてスースーしている。



いつかこれも思い出になるのだろうか。


苦しくない。


涙も出ない。


そんなひともいたと笑えるだろうか。


前を向いて


あなたから離れて


歩いて行く事を決めた、

桜が満開なこの季節を、再び見る頃には


笑って思い出せるだろうか。


春にして君を離れ。


強くなるために。




なんて…


しかし今はまだちょっと泣けちゃうね。。


なぜだ?これも年齢?
いかんいかん。。。