ペンシルハウス物語~東京日和~

-gozar de tokyo-きまま そのまま なすがまま 

西の魔女。東の乙女。

2008-07-03 | 観 Movie Museum
水曜日は多くの映画館で
レディースデイを導入している。


女というだけで[しぇんえ~ん]で
映画が観られるのだ。


それとは全くもって関係ないが
会社から突如宣言があった。

[水曜日はノー残業デイなんだよ!
とっととお帰りよ!帰らない奴はどうなるか覚悟しいや!]


今更どうした?と皆が首を傾げる宣言内容。


以前から水曜日はそうだったらしいが、

誰一人守る、守れずにいるのに
業を煮やした会社側が今回は

'マジ本気だから!そこんとこシクヨロ。
オレは締める時きゃあ締めんだぜぇぇ~'と


なぜかついヤンキ-調になってしまう程の強気。
それより”給料上げてやるぜー”位の男気みせてくれ。


しかも私は先取り”エブリデイ・ノー残業デイ”
導入なので関係ない。


それならレディースデイ使うしかないでしょうと
友人と待ち合わせして映画へ。

演目は私の強引且つ独断で
西の魔女が死んだ

原作に忠実でひっそりとしてて良かった。

特に起伏があるストーリーではないし
特に盛り上がるエピソードがある訳でもない。


でも、何だかうまく表現できない
”大事な気持ち”が静かに流れている。


人は幼き頃に誰かひとりでもいいから
無条件に大切に思われている事を身を持って知らないと
だめなんじゃないかと思ったり。


そうじゃないと自分を大切に出来ずに
どうしようもなく身勝手な人間が完成してしまう。

自分を思う様に、相手を、周りを思えっつー
”あたりまえのまえ”がわからない怪獣が暴れるのだ。

愛だろ愛。


映画の中のおばあちゃんが住んでいた家で
使われているキッチンや食器、

細かな小道具類がすごく好きな感じだった。

ポルシェのキッチンはお金も桁違いで
ピンとこないが

私はあのおばあちゃんの使っていた
素朴なのがいい。

明るさだけは何よりもあったりして。

おっとまた妄想レディース特攻隊。