ペンシルハウス物語~東京日和~

-gozar de tokyo-きまま そのまま なすがまま 

冬暮れ図書館

2006-12-03 | 暮 Life



月末の締めに追われ、気が付けば12月突入。

会社で
「今年もあと残り30日ダヨ~どうするヨ~」と言ったら

後輩に
「今からカウントダウンするの止めて下さい」とピシャリ叱られる。

しかし夏が終わると一気に後半戦終了という感じ。


来週、仕事でどうしても「お前が発表せい!」と
言われている事があり、

資料をまとめようと図書館に出かけた。

一人暮らしの物件条件で
「近くに図書館がある所」と不動産屋でノタマった位

図書館が好きである。

しかしペンシルハウス近くの図書館は
地元の図書館と比べ、1/3程の大きさしかなく

勉強スペースも小さくて
普通の家のリビングテーブルの様なノリである。

いつもは本を借りるだけだが

たまに調べ物やらなんやらで
その「リビングテーブルもどき」を使用する。

今日も資料をまとめるのに出かけたら
案の定、結構な混み具合であった。

しかも無理やり3人座る様になっているので
かなり隣と密着状態。

必然的に両隣も前も何をやっているのかが
目に入ってしまう。

昔から勉強しなきゃなあと思うと
部屋の掃除を始めたりするクセが出てくるのだが

やはりいけないクセが現れ人間ウォッチング。

ふと前を見ると、

随分前に来た時にも同じ一番良いコーナー席を陣取る
地図帳ばかり広げていたオジサン。

地図帳ばかり見てるなという記憶があったので
ピンとくる。

今日も、ものすごい量の地図帳を積み上げていた。

一体彼はどこに行くんだろうか・・・。

右隣はJRの時刻表をどえらい速さで
めくっては何か書き、めくっては書きを
繰り返す若者。

そんな速いスピードでめくらなくてもね・・。

斜め前の女性は

自動車教習のテキストを広げてるのに
電卓を叩きまくっている。

なぜだ?なぜ教習所の勉強に電卓が必要なんだ?

このテーブルおかしくないか?
うるさいよ!うるさ過ぎー!と思っていると

「ゴンッ」と左隣で音がする。

なんじゃ?と思い横を見ると
中年女性がページをめくりながら寝てしまったらしく
テーブルで頭を打っていた。

なんだ?なんなんだー?と思いながらも
意外と集中すると気にならなく!?なるもので。

しかし結局本題にはとりかかれず・・・。

きっと締め切り間近にオシリに火がつくまで
やらない気だねお前さん!だからダメなのさ~

と見上げ思う冬の夕刻帰り道。