『3強』にはそれぞれ付け入る隙がある。
そして、今開催になり突如、父SS系が勝ち切れなくなった事実↓
この二つを合わせて考えると、『3強』の一角を崩すのは『父非SS系』なのではないだろうか?
できることなら、一角崩しではなく、『3強』をまとめて面倒を見てくれる『第4の馬』が―。
父が非SS系の出走馬は以下の9頭↓
奇しくも、出走馬のちょうど半分で、構図としては『父SS系 VS 父非SS系』となった今年の皐月賞。
【ロベルト系】
まずは、今開催1-1-1(2回開催:0-3-0)のシンクリを筆頭に、2週連続1着を決めたロベルト系から。
前走でミソをつけ、おまけに岩田にも袖にされ、今回、人気はガタ落ちであろう2歳チャンピオン・セイウンワンダー。
グラスワンダー自身、朝日杯、有馬連覇と中山でG1を3勝しており、その産駒が中山を走らないわけがない。
前走の敗因は、明らかに調整ミスの一言に尽きる。今回こそが絶好の狙い目だと思う。
だが、ロベルト系が活躍している今開催でも、クリスエスのラインは一度も3着以内に入っていないのが気に掛かる。
と、その前に『元祖☆史上最強の法則』がある以上、ロベルト系の頭はないので、あってもヒモが精一杯であろう。
よって、シンクリ産駒の2頭ミッキーペトラ・リクエストソングもまた然り。
ただ、ミッキーの母父ヘクタープロテクターが属するウッドマン系、リクエストの母父トニービンは、傾向に出ているので、この2頭は要注意である。ただし、あくまでも『3強の間に割って入る馬』としてである。
【ミスプロ系】
ネオユニと並び期待の新種牡馬として注目されていたキンカメが、期待に違わずフィフスペトル・ゴールデンチケットと、ネオユニ産駒と同数の2頭を皐月賞に送り込んだ。
今開催でもキンカメ産駒が1勝をあげており、ネオユニの『2強』を負かす最右翼としては一番絵になるのだが…
実は、このキンカメには非常に残念な法則がある↓
☆キンカメ産駒芝1800m限界の法則☆
(*09年4月12日現在)
勝率、連対率、複勝率と全ての部門において1800mがトップ(1500mと2200m以上は、サンプル数が少ないので無視する)に対して、2000mになった途端に、各部門の率がガクンと落ちる。
出走回数がほぼ1800mの半分にもかかわらずに、である。
この成績では、とてもじゃないが『3強の一角崩し』など無理である。
とてもじゃないが、『第4の馬』としては役不足だ。
それに、父ミスプロ系は皐月賞過去20年間で03年3着のエイシンチャンプ(父ミシエロ)1頭のみであるので、キンカメに限らず、マジックマイルズ(ミスプロ直仔)産駒のモエレエキスパートも言わずもがなである。
【ナスルーラ系】
ナスルーラ系からはジャンポケ産駒のシェーンヴァルトの1頭のみがエントリー。
今年の中山芝2000mの傾向では、ジャンポケ産駒は2着1回のみながら、その父であるトニービンが母父で4-0-4と活躍しており、俄然期待が高まるのだが、ジャンポケ自身が01年3着で、07年にはジャンポケ産駒のフサイチホウオーが1番人気を背負いながら3着に敗れた。
やはり『蛙の子は蛙』なのである。
【ノーザン系】
イグゼキュティヴ
父ダンチヒ系は、3着2回、母父方で2勝2着1回なのだが、皐月賞の血統傾向では過去14年で2着1回のみである。
母父ノーザンテースト系は、近年ではダイワメジャーの1着があるものの、父方では、90年3着メジロライアン、96年3着メイショウジェニエ、97年3着フジヤマビザンと、勝ち切れない産駒ばかりである。
サトノロマネ
6分の1の抽選を潜り抜けたのだが強運に賭ける手もないわけではないが、父ヴァイスリージェント系は、母父で3着1回があるのみで、皐月賞の傾向では一度も3着以内に入っていないし、同系のクロフネ産駒のブラックシェルが6着に沈んでいることを忘れてはならない。
というわけで、父非SS系の中には『3強』に割って入りそうな馬は何頭かはいるけれど、残念ながら『3強』をまとめて面倒を見てくれそうな『第4の馬』は、いなさそうだ。
つまらんなあ。
=つづく=
そして、今開催になり突如、父SS系が勝ち切れなくなった事実↓
この二つを合わせて考えると、『3強』の一角を崩すのは『父非SS系』なのではないだろうか?
できることなら、一角崩しではなく、『3強』をまとめて面倒を見てくれる『第4の馬』が―。
父が非SS系の出走馬は以下の9頭↓
奇しくも、出走馬のちょうど半分で、構図としては『父SS系 VS 父非SS系』となった今年の皐月賞。
【ロベルト系】
まずは、今開催1-1-1(2回開催:0-3-0)のシンクリを筆頭に、2週連続1着を決めたロベルト系から。
前走でミソをつけ、おまけに岩田にも袖にされ、今回、人気はガタ落ちであろう2歳チャンピオン・セイウンワンダー。
グラスワンダー自身、朝日杯、有馬連覇と中山でG1を3勝しており、その産駒が中山を走らないわけがない。
前走の敗因は、明らかに調整ミスの一言に尽きる。今回こそが絶好の狙い目だと思う。
だが、ロベルト系が活躍している今開催でも、クリスエスのラインは一度も3着以内に入っていないのが気に掛かる。
と、その前に『元祖☆史上最強の法則』がある以上、ロベルト系の頭はないので、あってもヒモが精一杯であろう。
よって、シンクリ産駒の2頭ミッキーペトラ・リクエストソングもまた然り。
ただ、ミッキーの母父ヘクタープロテクターが属するウッドマン系、リクエストの母父トニービンは、傾向に出ているので、この2頭は要注意である。ただし、あくまでも『3強の間に割って入る馬』としてである。
【ミスプロ系】
ネオユニと並び期待の新種牡馬として注目されていたキンカメが、期待に違わずフィフスペトル・ゴールデンチケットと、ネオユニ産駒と同数の2頭を皐月賞に送り込んだ。
今開催でもキンカメ産駒が1勝をあげており、ネオユニの『2強』を負かす最右翼としては一番絵になるのだが…
実は、このキンカメには非常に残念な法則がある↓
☆キンカメ産駒芝1800m限界の法則☆
(*09年4月12日現在)
勝率、連対率、複勝率と全ての部門において1800mがトップ(1500mと2200m以上は、サンプル数が少ないので無視する)に対して、2000mになった途端に、各部門の率がガクンと落ちる。
出走回数がほぼ1800mの半分にもかかわらずに、である。
この成績では、とてもじゃないが『3強の一角崩し』など無理である。
とてもじゃないが、『第4の馬』としては役不足だ。
それに、父ミスプロ系は皐月賞過去20年間で03年3着のエイシンチャンプ(父ミシエロ)1頭のみであるので、キンカメに限らず、マジックマイルズ(ミスプロ直仔)産駒のモエレエキスパートも言わずもがなである。
【ナスルーラ系】
ナスルーラ系からはジャンポケ産駒のシェーンヴァルトの1頭のみがエントリー。
今年の中山芝2000mの傾向では、ジャンポケ産駒は2着1回のみながら、その父であるトニービンが母父で4-0-4と活躍しており、俄然期待が高まるのだが、ジャンポケ自身が01年3着で、07年にはジャンポケ産駒のフサイチホウオーが1番人気を背負いながら3着に敗れた。
やはり『蛙の子は蛙』なのである。
【ノーザン系】
イグゼキュティヴ
父ダンチヒ系は、3着2回、母父方で2勝2着1回なのだが、皐月賞の血統傾向では過去14年で2着1回のみである。
母父ノーザンテースト系は、近年ではダイワメジャーの1着があるものの、父方では、90年3着メジロライアン、96年3着メイショウジェニエ、97年3着フジヤマビザンと、勝ち切れない産駒ばかりである。
サトノロマネ
6分の1の抽選を潜り抜けたのだが強運に賭ける手もないわけではないが、父ヴァイスリージェント系は、母父で3着1回があるのみで、皐月賞の傾向では一度も3着以内に入っていないし、同系のクロフネ産駒のブラックシェルが6着に沈んでいることを忘れてはならない。
というわけで、父非SS系の中には『3強』に割って入りそうな馬は何頭かはいるけれど、残念ながら『3強』をまとめて面倒を見てくれそうな『第4の馬』は、いなさそうだ。
つまらんなあ。
=つづく=