☆史上最強の法則-海外支局☆

☆The Unrivaled Principle in History☆

皐月の法則7~第4の馬

2009-04-17 00:00:00 | ダービー馬を探せ!2009
『3強』にはそれぞれ付け入る隙がある。
そして、今開催になり突如、父SS系が勝ち切れなくなった事実↓

この二つを合わせて考えると、『3強』の一角を崩すのは『父非SS系』なのではないだろうか?
できることなら、一角崩しではなく、『3強』をまとめて面倒を見てくれる『第4の馬』が―。

父が非SS系の出走馬は以下の9頭↓

奇しくも、出走馬のちょうど半分で、構図としては『父SS系 VS 父非SS系』となった今年の皐月賞。

【ロベルト系】
まずは、今開催1-1-1(2回開催:0-3-0)のシンクリを筆頭に、2週連続1着を決めたロベルト系から。

前走でミソをつけ、おまけに岩田にも袖にされ、今回、人気はガタ落ちであろう2歳チャンピオン・セイウンワンダー
グラスワンダー自身、朝日杯、有馬連覇と中山でG1を3勝しており、その産駒が中山を走らないわけがない。
前走の敗因は、明らかに調整ミスの一言に尽きる。今回こそが絶好の狙い目だと思う。
だが、ロベルト系が活躍している今開催でも、クリスエスのラインは一度も3着以内に入っていないのが気に掛かる。
と、その前に『元祖☆史上最強の法則』がある以上、ロベルト系の頭はないので、あってもヒモが精一杯であろう。

よって、シンクリ産駒の2頭ミッキーペトラ・リクエストソングもまた然り。
ただ、ミッキーの母父ヘクタープロテクターが属するウッドマン系、リクエストの母父トニービンは、傾向に出ているので、この2頭は要注意である。ただし、あくまでも『3強の間に割って入る馬』としてである。

【ミスプロ系】
ネオユニと並び期待の新種牡馬として注目されていたキンカメが、期待に違わずフィフスペトル・ゴールデンチケットと、ネオユニ産駒と同数の2頭を皐月賞に送り込んだ。
今開催でもキンカメ産駒が1勝をあげており、ネオユニの『2強』を負かす最右翼としては一番絵になるのだが…
実は、このキンカメには非常に残念な法則がある↓
☆キンカメ産駒芝1800m限界の法則☆
(*09年4月12日現在)

勝率、連対率、複勝率と全ての部門において1800mがトップ(1500mと2200m以上は、サンプル数が少ないので無視する)に対して、2000mになった途端に、各部門の率がガクンと落ちる。
出走回数がほぼ1800mの半分にもかかわらずに、である。
この成績では、とてもじゃないが『3強の一角崩し』など無理である。
とてもじゃないが、『第4の馬』としては役不足だ。

それに、父ミスプロ系は皐月賞過去20年間で03年3着のエイシンチャンプ(父ミシエロ)1頭のみであるので、キンカメに限らず、マジックマイルズ(ミスプロ直仔)産駒のモエレエキスパートも言わずもがなである。

【ナスルーラ系】
ナスルーラ系からはジャンポケ産駒のシェーンヴァルトの1頭のみがエントリー。
今年の中山芝2000mの傾向では、ジャンポケ産駒は2着1回のみながら、その父であるトニービンが母父で4-0-4と活躍しており、俄然期待が高まるのだが、ジャンポケ自身が01年3着で、07年にはジャンポケ産駒のフサイチホウオーが1番人気を背負いながら3着に敗れた。
やはり『蛙の子は蛙』なのである。

【ノーザン系】
イグゼキュティヴ
父ダンチヒ系は、3着2回、母父方で2勝2着1回なのだが、皐月賞の血統傾向では過去14年で2着1回のみである。
母父ノーザンテースト系は、近年ではダイワメジャーの1着があるものの、父方では、90年3着メジロライアン、96年3着メイショウジェニエ、97年3着フジヤマビザンと、勝ち切れない産駒ばかりである。

サトノロマネ
6分の1の抽選を潜り抜けたのだが強運に賭ける手もないわけではないが、父ヴァイスリージェント系は、母父で3着1回があるのみで、皐月賞の傾向では一度も3着以内に入っていないし、同系のクロフネ産駒のブラックシェルが6着に沈んでいることを忘れてはならない。


というわけで、父非SS系の中には『3強』に割って入りそうな馬は何頭かはいるけれど、残念ながら『3強』をまとめて面倒を見てくれそうな『第4の馬』は、いなさそうだ。

つまらんなあ。

=つづく=






皐月の法則6~中山芝二千傾向

2009-04-16 02:00:00 | ダービー馬を探せ!2009
ここらで皐月賞の血統傾向からは離れて、今年の中山芝2000mの血統傾向を。

なんだか、なんやらかんやらと皐月賞出走予定馬に関係のある血統傾向が出ておりますが、その辺はみなさまご自身に判断して頂くとして、大局的に二つばかり。

まず、目に付くのが5-0-2のネオユニ。
ネオユニは08年新種牡馬なので、この成績は全て3歳戦でのもの。
で、面白いのが、ネオユニがデビューする前は、3歳戦では無視することができなかったタキオン産駒が、1-4-3と全く勝ち切れていない。
どうやらタキオン産駒はネオユニ産駒が苦手なのかもしれない。
だが、それだけではない。
タキオン産駒は、2回開催から活躍し始めたシンクリにもやられる始末。
となれば、ここで一つの不等式が成立する。

★中山芝2000m勝利の不等式★
『ネオユニ>シンクリ>タキオン』
残念ながら皐月賞にはタキオン産駒は出走しませんが、シンクリ産駒は2頭出走します。
この不等式によれば、その2頭はネオユニ産駒の『2強』には勝てない!ということ。
まあ、その前に『元祖☆史上最強の法則』によって、ロベルト系の頭はないんですけどね。

そして、今年の皐月賞を紐解く鍵になりそうなのが、こちら↓
1回、2回開催で大活躍していたSS系であるが、3回開催になって突如活躍しなくなっている!!
コースの傾向に従うのであれば、『3強』を喰らうのは『非SS系』なのかもしれない―

=つづく=


皐月の法則5~続・3強分析

2009-04-15 18:00:00 | ダービー馬を探せ!2009
『3強』の一角であるリーチザクラウンには付け入る隙があった。
ならば、残りの2強はどうなのか。
『蛙の子は蛙』なら、『皐月賞馬の子は皐月賞馬』なのだろうか?
2頭の父は、奇しくも03年皐月賞馬ネオユニヴァースである。

というわけで、皐月賞血統傾向過去14年再々掲↓

2.ロジユニヴァース…ネオユニヴァース×ケープクロス
ここまで、4戦無敗。間違いなく、こいつが1番人気。
リーチの時とは一変して、マスコミは『親子制覇!』と書き立てるのは、今から手に取るように分かる。
だが、世の中そんなに甘くはない。同馬にもきっと弱点があるはずだ。

父は言わずもがなの03年皐月賞馬であり、ネオユニ産駒は、今年行なわれた中山芝2000m全20Rで【5-0-2】と、良でも重でも活躍しており、父に関しては文句のつけようがない。

一方、母父に目を向けてみると、母父ケープクロスはノーザン系ダンチヒ系。
このダンチヒ系を持つ馬の皐月賞過去14年での成績は、父、母父合わせても05年2着のシックスセンス(SS×デインヒル)1頭のみで、皐月賞の血統傾向からは何とも頼りない。
これが重箱の隅の一つ目である。

次に、重箱の隅の二つ目。
父ネオユニの血統構成は、SS×ネイティヴダンサー系クリス。
このネイティヴ系は、アメリカンダート血統で、スピード持続型に分類される。
そして、そこに同タイプのダンチヒ系を掛け合わせているので、リーチ同様に瞬発力勝負になった時には、取りこぼす可能性が大である。

4戦全勝の上がり3Fを見てみると…
*カッコ内は上がり順位
新馬戦…34.4(3位)
札幌2歳S…36.0(1位)
ラN杯…37.1(2位)
弥生賞…35.8(3位)

と、唯一34秒台の脚を使ったのが新馬戦だけで、他は全て、決して『切れモノ』を印象づける上がりではない。
よって、ロジユニが負ける時、それはスローの上がり勝負になった時である―。


3.アンライバルド…ネオユニ×サドラーズウェルズ
ロジユニと同じネオユニを父に持つ同馬だが、ロジユニと違うのは、母父が瞬発力型のサドラーズウェルズであること。
ということは、ロジユニとは真逆に、道中スローで直線用意ドン!の競馬がピッタリ合うはず。

同馬のここまでの上がり3Fを調べてみると…
新馬戦…33.8(3位)
京都2歳S…35.0(2位T)*2着
若駒S…34.9(1位)
スプリングS…34.5(2位T)

と、33秒台は新馬戦の1回のみだが、他は全て35秒以下で、それほど『切れる』印象を与えないが、ロジユニよりは切れ味があるのは確かだ。
だが、それこそが同馬の最大の弱点であるのも、また確かなのである。
ここまでの4Rは、全て道中に13秒台を刻むスローPで、未だハイPは経験したことがない。
もし、緩みのない流れでレースが進んだ場合に、真っ先に消えるのはこの馬に違いない。

そして最後に、同馬の血統構成はロジユニ同様に皐月賞の血統傾向の後押しがない。
皐月賞過去14年で、父サドラー系オペラハウスは2勝(99年テイエムオペラオーの父、06年メイショウサムソンの父)を上げているものの、SS系×サドラー系を含め、母父サドラー系というのは一度も3着以内に入ったことはないことを付け加えておく。

と、このように、『3強』について重箱の隅を突いてみた結果、『3強』にはそれぞれ弱点を持っていることが分かった。
と同時に、今年の皐月賞的中へのキモが見えてきた。

皐月賞的中へのキモ―それは、道中のペースを読み切ることである。
『道中ハイPの場合はリーチとロジユニが有利になり、逆にスローPだとアンライバルド有利』
要は、リーチが逃げるかどうか?そして、逃げた場合のペースは?これさえ読み切れば、今年の皐月賞は貰ったも同然だ。
おそらく、武は自ら活路を開くべくハナを奪うと思うのだが…
出来れば本人に直接聞いてみたいものだが、残念ながら、私は彼のことをよく知っているが、電話番号までは知らない。その前に、彼は私のことを全く知るはずもないのだが。

いずれにしろ、『3強のワン・ツー・スリー決着はない!!』と断言できる今年の皐月賞である―。

=つづく=


皐月の法則4~3強分析

2009-04-15 02:00:00 | ダービー馬を探せ!2009
最初に、みなさまにご忠告を一つ。
いくらマスコミが『3強対決!!』と煽っても、『3強』が一緒に走るだけで、何も『3強』でスンナリと1~3着になると決まったわけではない。
なんせ、SS産駒が皐月賞デビューして以来、過去14年でSS産駒の1~3着完全制覇は、05年の1着ディープインパクト、2着シックスセンス、3着アドマイヤジャパンの1回こっきりなのだ。
したがって、マスコミに踊らされてホイホイと『3強』の三連単BOXを買うのは、愚の骨頂!

一方、ワン・ツーフィニッシュは、上記の05年を含めて過去6回あり、『2強』決着は充分に考えられるので、高配当を狙うなら『2強+人気薄』が良さそうだ。

先週の桜花賞では『1強』のブエナビスタに喧嘩を売り、見事に桜が散ってしまったのだが、今週の『3強』には他馬が付け入る隙はないのだろうか?『3強』が3頭とも完全無欠のロックンローラーなんてことはあり得ないし、『3強』それぞれには、弱点があるはずだ。

というわけで、今週もまた、懲りもせずに重箱の隅を突いてみる。
まずは、皐月賞血統傾向過去14年再掲↓


1.リーチザクラウン…スペシャルウィーク×シアトルスルー
字面だけ見れば、この配合は皐月賞三大黄金配合の一つ『SS系×ボールドルーラー(BR)系』である。
このパターンで過去に3頭の皐月賞馬を送り出しており、いわば皐月賞御用達の配合である。

95年ジェニュイン…SS×ワットラック
00年エアシャカール…SS×ウェルデコレイテッド
01年アグネスタキオン…SS×ロイヤルスキー


と、書くと弱点などどこにもなさそうなリーチなのだが、早まってはいけない。
確かに『SS×BR系』の配合は、3頭の皐月賞馬を輩出しているが、それはあくまでも父が『SS自身』であって、『SS二代目』ではないということ。
SSとBR系の和合性は好いことは実証済みであるが、SS産駒とは果たしてどうなのだろうか?
現実にリーチが皐月賞に出てきている以上、決して悪いとは言わないが、そんなに早く決め付けてよいものだろうか。
なんせ、歯痒いレースが続いて、結局ダービーには出れそうにない『最強厩舎の秘密兵器・キリン』ことトゥリオンファーレもまた、リーチと同じ『スペ×BR系』なのだ。
そう言えば、最強師匠は『スペシャルウィーク三銃士!』とかいって、一人で盛り上がっていたのになあ。。。

それはさておき。
仮に『SS二代目×BR系』が皐月賞黄金配合だとしても、その配合が一世を風靡したのは、一昔前の話であって、近年ではSS(系)×ノーザン系やSS(系)×グレイソブリン系がトレンドなのである。

そして、最も気になるのが、スペ自身が98年皐月賞で3着だったこと。
スペの血統構成はSS×ニジンスキー系マルゼンスキーなのだが、この母父マルゼンスキーというのが、どうも引っ掛かる。
マルゼンスキーが母父に入ると、『切れ味を削ぐ』というマイナス効果をもたらすことが多いのである。
【SS系×マルゼンスキーの成績】
96年:2着ロイヤルタッチ
98年:3着スペシャルウィーク
03年:2着サクラプレジデント
08年:2着タケミカヅチ
と、なんとも勝ち切れない産駒ばかりで、これこそが『切れ味を削ぐ=瞬発力不足』の証左である。ちなみに、前回のエントリーで、『皐月賞三大黄金配合』の一つとしてSS×ニジンスキー系と書いたが、あれは『馬連の軸として』という意味なので。念のため。

また、マルゼンスキーに限らず、母父がニジンスキー系の馬は、上記同様の特徴があるようにしか思えない。
【母父ニジンスキー系の成績】
97年:2着シルクライトニング…BT×イルドブルボン
05年:3着アドマイヤジャパン…SS×カーリアン
また、07年2着のサンツェッペリンの父は、ニジンスキー系テンビーである。

以上のように、父、母父を問わずニジンスキー系を持つ馬は、皐月賞では勝ち切れない宿命と言える。
おそらく、『父の無念を晴らす!リーチザクラウン』とマスコミは書き立てるだろうが、『血の掟』からは、そんなことはあり得ない。
このように切れ味不足のスペシャルウィークに、その欠点である瞬発力を補う配合であればいいのだが、残念ながら、リーチの母父は、ニジンスキー同様に、否、それ以上のスピード持続型血統の代表であるシアトルスルーである。

皐月賞3着馬の父からは、やはり皐月賞を勝ち切れない馬しか誕生しないのである。
『トンビが鷹を産む』ことはあっても、『蛙の子は、どこまで行っても蛙』なのだ。

唯一の救いは、リーチ自らが逃げを打てるということ。
己の弱点である瞬発力勝負にさせないように、自ら逃げてハイペースを作り出し、前々勝負に持ち込めば、活路は開かれると思うのだが―。

長くなったので、残り『2強』については稿を改めます。


=つづく=

皐月の法則3~勢力図

2009-04-14 18:00:00 | ダービー馬を探せ!2009
ファーストクロップを皐月賞に送り込んだ95年以降、未だ衰えを知らない『SS王朝』だが、全部が全部SS系ではない。
ならば、そのSS系に一矢報いた他の系統とは何だったのだろうか?
また、栄華を極めるSS系の配合相手は何が一番適しているのだろうか?

というわけで、95年以降の皐月賞血統傾向過去14年の『5大血統』の勢力分布を調べてみた。

【父方分析】
◆SS系:8-8-3
・SS二代目はフジキセキ(2着2回)、アグネスタキオン(1勝)、ゴールドアリュール(2着1回)
・ワン・ツーフィニッシュが6回
・1~3着完全制覇は1回のみ

◆ロベルト系:3-2-3
・その全てがBTだというのが面白い。

◆ノーザン系:2-4-2
・2勝は、サドラーズウェルズ系オペラハウスによるもの。
・2着4回は、リファール系、トライマイベスト系、ヌレイエフ系、ニジンスキー系が各1回。
・3着2回は、ノーザンテーストによるもの。

◆ナスルーラ系:0-0-2
・3着2回のグレイソブリン系のみで、トニービン親子によるもの。

◆ネイティヴ系は3着1回のみ

こうやって見ると、SSとBTは同じヘイルトゥリーズン系なので、同系統で過去14年のうち11勝をあげていることになる。
残りの3勝は、オペラハウスの2勝とシェリフズスターの1勝だけである。
ということは、今年は『元祖・史上最強の法則』によりロベルト系の1着はないので、必然的に1着はSS系で決まりってことになる。
可能性があるとすれば、オペラハウスとなるのだが、残念ながら今年は同系統の産駒は出走しない。

【母父分析】
◆ナスルーラ系:7-4-1
・ボールドルーラー系が3勝
・グレイソブリン系:2-2-1(うち、トニービンが2勝2着1回)
・プリンスリーギフト系:2着2回

・レッドゴッド系、ネヴァーベンド系が各1回ずつ

◆ノーザン系:4-6-5
・リファール系:2-1-1
・ニジンスキー系:0-4-2(うち、マルゼンスキーが0-3-1)


◆ネイティヴ系:3-1-3
・ミスプロ系以外のネイティヴ系:2-0-2


◆SS系:0-0-1
・まあ、母父SSの配合はこれから増えていくので現時点では何ともいえないところ。
・ちなみに母父ヘイローが2着1回。

◆ロベルト系はリアルシャダイの3着1回のみ

以上のように、母父方ではナスルーラ系とノーザン系が二大勢力ということが分かった。

そして、最後に父SS系の配合相手は何が一番相性が良いのか?について調べてみた。
【皐月賞黄金配合】
◆×ナスルーラ系:4-3-0
・×ボールドルーラー系:3-0-0
・×グレイソブリン系:1-2-0(GS系×SSで3着1回あり)

・×プリンスリーギフト系:0-1-0

◆×ノーザン系:2-4-2
・×ニジンスキー系:0-3-2

・×ノーザンテースト系:1-0-0
・×ダンチヒ系:0-1-0

◆×ネイティヴ系:2-1-1
・×ベロト:0-1-1

・×アリダー、×ミスプロが各1勝ずつ

ということで、『皐月賞の三大黄金配合』はこちら↓
SS系×ボールドルーラー系
SS系×グレイソブリン系
SS系×ニジンスキー系


ちなみに、『SS系×マイナー血統』の配合は過去14年で一度も3着以内に入ったことはない。

=つづく=




皐月の法則2~SS王朝

2009-04-14 12:00:00 | ダービー馬を探せ!2009
ふと振り返れば、競馬に手を染め始めてかれこれ20年が経つ。
一体これまで幾ら負けているのだろうか?
馬券だけではなく、ちっとも役に立たなかった競馬本や予想に費やした時間を金額に換算すれば…と、恐ろしくて想像もしたくない。
子供の頃から、お小遣い帳などをつける習慣がなくてよかったと、つくづく思う。

さて、皐月賞―
自慢じゃないが、皐月賞はこれまで1回しか当ったことがない。
皐月賞のデビュー戦は、ハクタイセイの90年。
本命はライアン、対抗ツルマルミマタオーで撃沈されたのがケチの付きはじめ。
まあ、ダービーほどに熱が入らないので買わなかった年もあるのだが、以来ハズレ続けていた。
途中、97年のサニーブライアンの時には、もう少し素直になっていれば馬連5万馬券を的中していたのだが。
当時、私は師匠とskaizerさんと確かSOULも居たか?と一緒に中山に参戦していた。
お目当ては師匠の初代愛馬・シルクライトニングだ。
が、師匠に『ブライアンズタイムBOX買っとけ!買っとけ!』と勧められたにもかかわらず、生まれつき天邪鬼の私は『来るわけないだろうけど、まあ、お付き合いで…』と、ライトニングの単勝だけをチャリンと買っただけであった。

そして、ライトニングが2着に突っ込んで、馬連5万馬券!
ゴール板を過ぎた辺りのスタンドのイスの上に立って観戦していた私は、私の前に陣取っていた師匠とskaizerさんが、興奮のあまりにイスから転げ落ちたのを目の当たりにした。
そんな、なんともハッピーエンドな師匠だったのだが、よくよく聞いてみれば、自分でもまさか来るとは思わなかったようで、本線はランニングゲイルから勝負していた。
結局、サニブー=ライトニング馬券はPATで購入したチャリ銭分しか当ってなかったのだ。
まあ、それでもン十万になったので、うらやましい限りである。

そして、時は流れて―
私の皐月賞初的中は、ディープインパクトの2005年まで待たねばならない。
しかし、これは自力で当てたわけではなく、ましてや本線的中ではない。
当日、西船橋から出ている無料送迎バスに乗っていると、あの丹下さんが、ちょうど私の前に座ったので、降りる際に『本命はなんですか?』と聞いてみたら、照れ笑いをしながら『シックスセンス!』と囁いてくれたのを覚えていたからだ。
そして、丁度1万円分を勝負しようと思ってたので、本線を買った残りの1000円でシックスセンスを押さえたまでの話だ。
そういった意味では、『獲った!』という実感を一度も味わっていない皐月賞なのである。

そんなわけで、今年こそは何が何でも本線的中!といきたい、目下3連敗中の皐月賞過去20年↓

こうやって改めて過去20年の血統傾向表を眺めていると、SSの偉大さがよく分かる。
初めて、その産駒を皐月賞に送り込んだ95年以降次々とSS産駒がこれでもか!というくらいに皐月賞を制覇している。
そのSSが亡きあとも、昨年ワン・ツーを決めたように二代目が活躍している。
桜花賞もそうであったが、どうやら皐月賞でもSS系には逆らわない方がよさそうだ。
未だ衰えを知らないSS王朝である―

=つづく=




皐月の法則~元祖☆史上最強!

2009-04-13 18:00:00 | ダービー馬を探せ!2009
けったくそ悪い桜花賞の借りを既に読売MCで返したも同然なので、ここからは当初の予定通りに皐月賞に集中!

と、突然ですが、いきなり問題です。

【問題】
下記の皐月賞血統傾向過去5年を見て、今年の皐月賞とキモなる傾向を答えなさい。

【解答】
◆父SS系:3-3-2/母父SS:3着1回
二代目SSは1-2-0と亡き父のあと健闘している。

◆母父ノーザン系:3-2-2
その中で、リファール系の2勝、ニジンスキー系の0-1-1(父で2着1回)が気になるところ。

◆母父トニービン:2-1-0
そのトニービンの直仔ジャンポケが父で3着1回。

◆近2年で1勝3着1回のBTに注意

と、ここまでは誰にでも分かること。
ですが、残念ながら、これでは100点満点とは言えません。
最後の『BT』についての見解が、説明不足です。

満点の解答はこちら↓
◆近2年で1勝3着1回のBTも気になる所ではあるが、BTをはじめロベルト系を頭にして買ってはいけない!!

なぜか?

こちら↓
★元祖・史上最強の法則★
ロベルト系5年周期の法則

97年を起点にロベルト系(BT)が5年周期で皐月賞を制覇しているのです!!
したがって、ロベルト系をヒモで買う分には問題はないのですが、間違ってもロベルト系の頭固定の勝負は絶対にしてはいけないのです。

ロベルト系産駒を出走させる関係者の方や、POGでお持ちの方、そして一口馬主の方は、さぞかし皐月賞出走でワクワクしていると存じますが、残念ながら、あっても2着が精一杯ですので、あんまり入れ込まないようにして下さい。

でも、『2着でもいいじゃないか!ダービーで雪辱だ!』と、全くもって自分勝手な妄想を抱く関係者の方もしらっしゃることと存じます。
しかしながら、止めを刺すようで非常に申し上げにくいのですが、ハッキリ言って、ダービーもロベルト系の頭はありません!!

こちら↓
★元祖・史上最強の法則2★
ロベルト系皐月・ダ5年周期の法則2

ほらね?
これでもあなたはロベルト系の頭を買いますか?
まあ、今年はそんな無謀なことをする人はいないと思いますけどね。

ところで、ロベルト系産駒を持っているPOGをやっている方や一口馬主の方にとって、今年は全くヤな感じの『元祖☆史上最強の法則』ですが、使い方によってはは非常に有効となり得ます。

即ち、ロベルト系は5年周期で皐月賞とダービーを制覇するということは、次の優勝は2012年まで待たねばなりません。
ということは、2009年、つまり、今年産まれたロベルト系産駒をドラフトあるいは一口購入すれば、『なんちゃってG1馬オーナー』どころか『なんちゃって2冠馬オーナー』への道が自ずと開かれることでしょう。
狙い目は、ロベルト系の中でもBTラインです。
特に、ウオッカが出たまではよかったものの、その後鳴かず飛ばずのタニギムがいいと思いますけどね。値段も当初よりは下がっているはずですし。
師匠、skaizerさん、偶然番長、いっちょこの作戦に乗ってみませんか?
私も是非一口持ちたいと思っていますので、どうぞキャロット、ロード、シルク、広尾の募集馬で、ロベルト系産駒の募集があった時はお知らせ下さいね。
そうすればきっと3年後には…ムフフ♪
ダメですか?

=つづく=


読売の法則~仇討ち!

2009-04-13 00:00:00 | 阪神の法則
今週は皐月賞に集中しようと思ってたのだが、その前にどうしてもやっつけておかなければならないレースがある。

桜の仇は読売で―。
阪神マイルの借りは阪神マイルで返す!
同じ阪神マイルで行なわれ、しかも1週間の違いだけなので、桜花賞と読売MCには何らかの関連性があるはずだ。

というわけで、まずは桜花賞の血統傾向↓


で、こちらが、新聞を売っているのか、国を売っているのか、よく分からない読売新聞が冠の読売マイラーズカップの血統傾向過去6年。

なんと!桜花賞の血統傾向とは打って変わってSS系が全く活躍していない。
◆SS系:父1-3-1/母父1-1-0
折角、桜花賞の血統傾向が使えるかと思っていたのに、世の中そうは甘くはない、ということだ。

桜花賞の傾向とは全く別物だということは分かったので、ここは読売MCの血統傾向のみを考えることにする。
◆しつこいリピーター・ローエングリンが2勝2着1回
◆牝馬:0-4-2

これといった血統傾向は掴みにくいが、ニュー阪神以降、突如ネイティヴダンサー系(ミスプロ系含む)が活躍し始めている。
◆ネイティヴダンサー系:1-2-2
過去2年の3着以内馬6頭のうち、なんと5頭がネイティヴの血を持っている馬である。

そして、この傾向は今開催の阪神マイルの血統傾向にも合致する↓

桜花賞を除く5レースにおいて、ネイティヴ系を持つ馬が必ず1頭は3着以内に入っている。
どうやら読売MCのキモはネイティヴダンサー系にあるようだ。

というわけで、読売MCは貰ったも同然なんだけど、念のために今の阪神の傾向と合わせてキモをまとめておく。

【読売MCのキモ】
1)ネイティヴダンサー系
2)牝馬


【阪神マイルのキモ】
1)ニジンスキー系
2)リボー系内包馬
3)外差しが決まる馬場


ハイ、出来上がり!!
あとは枠順確定を待つばかり♪

=つづく=

桜の法則6~サクラチル><

2009-04-12 17:00:00 | 牝馬の法則
全く面白くなかった今年の桜花賞。
まあ、こんな安い馬券取っても追いつかないので、いいんだけどね。
と、負け惜しみを言いつつ桜花賞の血統傾向更新↓

◆SS系×ノーザン系が1~3着を独占!!
・1、2着はSS系×カーリアン
・SS系×ノーザン系がコース改修後3連勝!
・改修前からだと通算5勝目となり、3着以内の成績は【5-2-3】となった。
・母父ニジンスキー系が2-1-2で、うちSS系×が2-1-1。
・二代目SSでは、スペが1-1-0、タキオンが1-0-1、フジキセキが0-1-1となって、この3頭は『桜花賞SS系御三家』として覚えておいた方がよさそうだ。

そして、わざわざ警報を発令してまでリボー系内包馬を狙った阪神マイルの血統傾向更新↓

2着にリボー系内包馬が入ったものの、その母父がニジンスキー系カーリアンとは驚いた。
ニジンスキー系とリボー系内包馬に気付いるんなら、素直に買っとけばよかったと思うけど、こんだけ人気になっては面白くないしね。

ただ、『ニジンスキー系とリボー系内包馬』は今開催の阪神マイルのキーワードだというのは分かったので、桜の借りは来週の読売マイラーズカップで返すことにします。
いやマジで!

=おしまい=

桜の法則5~警報発令!

2009-04-12 12:43:45 | 牝馬の法則
突然ですが、先ほど行なわれた阪神4R芝1600m戦で、桜花賞超万馬券警報が発令されました!

4Rの2着馬の血統構成は、父も母父もリボー系内包馬!!
みなさん、北の国のヘンテコ人工衛星よりもご注意下さい!

とはいっても、同レースの1着馬の父タイキシャトルの母父はブエナビスタの母父と同じカーリアンで、2着の父ダンスの母父もニジンスキーなので、見方によってはニジンスキー系保持馬鉄板警報!とも捕らえることが出来る。

さあ、みなさんはどちらの警報を信じますか?

=つづく=