■血統傾向■
昨年から施行時期を9月から12月に、距離を2000mから1800mに変更となった朝日CC。
距離もさることながら、9月の阪神は野芝、12月はオーバーシードとなったことにより傾向に大きな変化が見られるはず。
と思いきや、ミッキードリームとショウリュウムーンのキンカメ産駒がV2を決め、一昨年の3着もまた同産駒のレディアルバローザだったように、キンカメ産駒は野芝だろうがオーバーシードだろうが、お構いなしで、このレースとは相性が好いということか。
昨年の結果だけで決めつけるのは危険だが、「リボー系を内包する馬が走る」という仮説が成り立つ。
1着ショウリュウムーンの父キンカメ、3着タガノエルシコのBT、そして両馬の母父であるダンスインザダークは、いずれもリボー系を内包しているという共通点があるからだ。
■人気■
9月開催だった01年~11年の11年間では、1番人気は【7-1-2-1】で、馬券率は驚異の90.9%を誇っていたのだが、12月開催となった昨年は1番人気のリルダヴァルが15着に沈んだ。
が、それでも過去12年での1番人気の馬券率は83.3%もあり、馬券的には押さえておくべき。
■コース傾向■
今開催はまだ一鞍しか行なわれていないので、参考にならず。
■隠れ血統傾向■
施行条件が変更となったため、これまでの血統傾向はアテにできないが、開催時期と距離が変わろうが不変の血統傾向が存在する。ただし、それは見た目ではわからないが、03年~12年までの過去10年で、10年と11年以外は毎年馬券になっている。
字面ではわからない隠れ血統傾向―それは
「4代以内ニジンスキー系保有馬」である。
<4代以内ニジンスキー系保有馬>
03年3着(5番人気)ヒマラヤンブルー…父ネーハイシーザー
04年1着(1番人気)スズカマンボ…母母父ニジンスキー
05年2着(6番人気)エリモハリアー…父ジェネラス
05年3着(4馬人気)ツルマルヨカニセヨ…父母父ニジンスキー
06年1着(7番人気)トリリオンカット…母父カーリアン
06年2着(1番人気)コンゴウリキシオー…母母父ニジンスキー
07年1着(1番人気)インティライミ…父母父マルゼンスキー
08年2着(4番人気)トーホウワラン…父母父ニジンスキー
09年2着(4番人気)ブレイクランアウト…母母父ボールドスキー
09年3着(6番人気)トーホウアラン…父母父ニジンスキー
12年1着(6番人気)ショウリュウムーン…母父母父ニジンスキー
12年3着(13番人気)タガノエルシコ…母父母父ニジンスキー
出走予定馬中の該当馬はこちら↓
☆キングストリート(キングカメハメハ×レッドランサム)…母母母父ニジンスキー
☆ゴットフリート(ローエングリン×SS)…母母母父ニジンスキー
☆フェデラリスト(エンパイアメーカー×SS)…母母父ニジンスキー