☆史上最強の法則-海外支局☆

☆The Unrivaled Principle in History☆

宝塚記念の法則【結果】

2013-06-24 00:00:00 | 阪神の法則
【結果】
◎ヒットザターゲット…11着(9番人気)
「3強対決」と喧伝されるレースでは「3強」では決まらない定説通りとなったが、間に割って入る馬を間違えた。
狙ったヒッタゲは、見せ場もない殿敗退…

■血統傾向更新■

ステイゴールドが4勝目。そのうち×メジロマックイーンが3勝。これでドリームジャーニー、オルフェーヴル、ゴールドシップの3頭で宝塚記念3勝、有馬記念3勝とグランプリは合計6勝目となった。

今年はステイゴールド軍団VSディープインパクト軍団の構図も注目されていたが、ステイ軍団が1着ゴールドシップ、4着フェノーメノ、6着ナカヤマナイトに対し、ディープ軍団は2着ダノンバラード、3着ジェンティルドンナ、5着トーセンラーで、着順の合計ではステイ軍団が11に対しディープ軍団が10となり、僅差でディープ軍団の勝ちともいえるが、勝負の世界の掟の「勝ってなんぼ」は競馬も同じ。よって、ステイ軍団に軍配が上がる。

1着~5着までは、順番は違えど1番人気~5番人気が入り、まさにファンのための宝塚記念であった。

■コース傾向更新■

2着に5番人気のダノンバラードが入り、枠連2560円、馬連5150円もつけるとは。三連単は23420円。その投資効率を考えれば、断然に枠連と馬連の方がお得。当たった方はさぞかし美味しい思いをしたことだろう。ちなみにこれで4年連続で4枠が2着になった。
が、それ以外にも、波乱の立役者となったダノンバラードについては、鉄板の法則があった。
レース後にコース傾向を眺めている時に、そのことに気付いた。
先週の土曜日の8Rの当該コースで行なわれた500万下の平場戦で2着になったのは、ダノンバラードと同じディープインパクト×アンブライドルドの血統構成の馬。それもそのはず、この馬はロードハリケーンというダノンバラードの全弟で、厩舎もダノバラと同じ池江厩舎。
「3強」の一角崩しは、グレイソブリン系保有馬のヒッタゲではなく、ダノバラの方だった。

=おしまい=

宝塚記念の法則2

2013-06-23 00:00:00 | 阪神の法則
■出目■*95年、06年の京都開催は除く
もともと宝塚はここ3年は10年17頭、11年16頭、12年16頭と多頭数立てであったが、一昔前は10~12頭立てというのはざらだで、過去23年でフルゲートになったのは07年の1回のみ。
今年の宝塚記念は11頭だてと寂しい限りであるが、「3強」の揃い踏みがそれを補って余りある。



<枠番>

6枠が最多の7勝をあげている。勝率にして16.7%で、頭あってヒモなしタイプ。出走頭数に関係なくこれだけ活躍しているということ。
内、外でいうと、1枠~4枠が【6-11-14-137】に対して、5枠~8枠が【15-10-7-178】と、圧倒的に外枠が優位。
その中にあって、3年連続で馬券になっている1枠2番と、3年連続の4枠には要注意。

<馬番>

デスナンバーは、14番と18番。

■血統傾向■

過去23年で、父SS系は【6-10-9】。そのうち、二代目SS系は【3-4-3】で、何と言っても注目はここ4年で3勝をあげているステイゴールドだ。
今年はオルフェーヴルが脱落したものの、ゴールドシップ、フェノーメノ、そして忘れちゃならないナカヤマナイトの3頭を送り込んだ。
このステイ産駒というのは、何故だか知らないが宝塚や有馬といった非根幹距離のレースを得意とする。

そのほかでマークしておきたいのは、05年~08年まで4年連続で連対したリファール系を持つ馬、ここ3年連続で馬券になっているトニービン、そして2年連続で3着、2着のキングマンボ系。

■コース傾向■

今開催は3鞍が施行。
父SS系が【3-3-2】で、母父SSが3着1回と、SS系の血は必須。
SS系以外で複数回馬券になっているのは、母父で1勝、父で3着1回のキングマンボ系。
また、字面では母父トニービンは2着1回しかないが、父SS系のうちSS×トニービンのサムライハート、ハーツクライが各1勝、リンカーンが3着1回とトニービンの血を持っている馬が活躍しているのは見逃せない。

今年は「3強」の対決ばかりが注目されているが、「2強」のワン・ツーはよくあるが、「3強」の時は「3強」が1着~3着を独占することは、見たことがない。必ずと言っていいほど、「3強」以外の馬が3着までに潜り込み、ちょっとした波乱を演出してくれるもの。

◎1ヒットザターゲット…キングカメハメハ×タマモクロス
父は2年連続で馬券になっているキングマンボ系で、キンカメは昨年2着のルーラーシップの父。
そして、母父タマモクロスは、ここ3年連続で馬券になっているトニービンとラインは異なるが、同じグレイソブリン系。
また、目下3年連続で馬券に絡んでいる1枠というのもいい感じ。
今年は、近年の宝塚記念のトレンドに合致する父と母父を持つこの馬で夢を見る。
3着でいいんだからね、福永君。

宝塚記念の法則

2013-06-17 00:00:00 | 阪神の法則
■幻に終わった因縁の対決■
4強から3強へ―
大看板のオルフェーヴルが、まさかの出走回避。
それでも、ジェンティルドンナ、ゴールドシップ、フェノーメノと、当代きっての最強馬が揃って宝塚記念に出走することは珍しく、3強対決になっても見応えは十分なのだが、一気に興味を削がれたことは否めない。
というのも、実はゴルシの出走が決まった時点から「因縁の対決」を密かに楽しみにしていたからだ。
因縁の対決といえば、昨年のJCで岩田に弾き飛ばされたおかげで涙を飲んだ「池添・オルフェ」VS「岩田・ジェンティル」を思い浮かべる方が多いと思う。しかし、血統マニアにとっては、なんといってもオルフェーヴルVSゴールドシップが最大の見どころだったのだ。ただし、ステイゴールド×メジロマックイーンという同じ血統構成同志だからではない。それはそれで面白いのだが、この2頭にはもっと深い因縁を持つ間柄なのだ。

時は飛び、1990年9月16日の函館競馬場。
この日の第8レースで1着になったのはエレクトロアートという馬で、その4着にはパストラリズムという馬が入った。
勘のいい方ならお気づきだろうが、実はこの2頭、前者はオルフェーヴル、後者はゴールドシップの母方の祖母なのだ。
★90年9月16日函館第8R道新スポーツ杯~結果★
1990年9月16日 函館8R 道新スポーツ杯(900万下・芝1200m)
1着 エレクトロアート(7番人気)
4着 パストラリズム (10番人気)

また、この日の第6レースでは、なんとオルフェとゴルシの母父となるメジロマックイーンが1着になっているのだ。
★90年9月16日函館第6R木古内特別~結果★
1990年9月16日 函館6R 木古内特別(500万下・ダ1700m)
1着メジロマックイーン(1番人気)

そして時は過ぎ、2002年7月7日の七夕の阪神競馬場。
この日の第9レースでは、将来オルフェとゴルシの母になるオリエンタルアートとポイントフラッグが揃って出走していた。
★02年7月7日阪神第9R加古川特別~結果★
2002年7月7日 阪神9R 加古川特別(1000万下・ダ1800m)
11着オリエンタルアート(12番人気)
15着ポイントフラッグ(6番人気)

エレクトロアートもパストラリズムも、まさか同じ日に走っていた条件馬に将来自分の娘が種付けされるとは夢にも思っていなかったことだろう。
おばあちゃんの時代から因縁のあるオルフェーヴルとゴールドシップ。おばあちゃんもお袋もいずれもオルフェーヴル一家の方が先着しており、孫の世代で逆転があるかどうかが見物だった今年の宝塚記念。
オルフェが出走回避したことにより、その対決は幻に終わっり、この話は今年の宝塚記念とは全く関係はなくなった。
そして、オルフェとゴルシの因縁の対決が今後実現することは、おそらくないと思われる。だからこそ、この「幻の因縁の対決」を記憶に留めるためにも書いておく。

■人気■

90年以降の過去23年で、1番人気は【10-8-1-4】で勝率43.5%、連対率78.3%、複勝率82.6%と、鉄板級の堅さを誇る。
馬券圏外に消えたのは、95年(京都開催)サクラチトセオー(7着)、03年シンボリクリスエス(5着)、05年タップダンスシチー(7着)、07年ウオッカ(8着)の4頭。
ただでさえ堅い1番人気だが、これをもっと堅くする方法がある。
「ファン投票1位の馬が本番でも1番人気の馬」で縛ると【6-6-0-1】となり、勝率46.2%、連対率と複勝率はともに92.3%となるのだ。
が、これもオルフェの回避により実現することはなくなった。
返す返すもオルフェの回避が残念でならない今年の宝塚記念である。

ファン投票1位の馬が出走しなかったのは、過去23年で5回あるが、その時の優勝馬の人気と1番人気の着順を調べてみた。

92年メジロマックイーン不出走→1着メジロパーマー(9番人気)/1番人気カミノクレッセ(2着)
96年ナリタブライアン不出走→1着マヤノトップガン(1番人気)
02年ジャングルポケット不出走→1着ダンツフレーム(1番人気)
08年ウオッカ不出走→1着エイシンデピュティ(5番人気)/1番人気メイショウサムソン(2着)
09年ウオッカ不出走→1着ドリームジャーニー(2番人気)/1番人気ディープスカイ(3着)

ファン投票1位の馬が出走しなかった5回すべてで本番で1番人気の馬が馬券になっており、ファンの馬を選ぶ眼の確かさを物語る。
今年の1番人気は「3強」のうちのどれかになるのは、間違いない。
果たしてファンはどの馬を1番人気に推すのか?結果は我々の手に委ねられた。

■牝馬■
1番人気は「3強」のなかのどれかなのは間違いないが、牝馬のジェンティルドンナが1番人気になると、これは危ない。
75年以降の過去38年で、牝馬は【1-3-5-37】で、勝率2.2%、連対率8.7%、複勝率19.6%と、まったくあてにならない。
ただし、G1・5勝のブエナビスタが10年、11年と2年連続2着になっていることを考えると、牝馬3冠+JCのジェンティルドンナは馬券になる資格は十分にあると言える。
だが、三連系のヒモとして買うのはいいとしても、頭からとなると…

■ダービー3着以内馬■
90年以降の過去23年で、ダービー3着以内の馬の成績は【6-4-5-28】で、勝率15.8%、連対率26.3%、複勝率39.5%と、牝馬の成績よりはマシだが、全幅の信頼は寄せにくい。
今年はフェノーメノが該当するが、ダービー2着馬に限定すると【3-1-3-12】となり、前年のダービー2着馬が翌年の宝塚記念を制したのは91年メジロライアン、94年ビワハヤヒデ、02年ダンツフレームの3頭のみである。

函館SSの法則【結果】

2013-06-16 18:20:19 | 函館の法則
■血統傾向更新■

もともと父SS系は不振傾向にあったのだが、今年もディープ産駒のシュープリームギフトが2着止まり。
一方、そのシュープリームギフトは牝馬だが、この牝馬は毎年のように馬券になっており、函館SSの最大のキモ。今年は5頭が出走し、2頭が2着、3着になった。

■コース傾向更新■

土曜日の3鞍で、母父タイキシャトルが2勝、父ロージズインメイが1勝と、デヴィルズバッグ系を持つ馬が3連勝を決めたいた。これはロージズインメイ産駒のドリームバレンチノ鉄板かと思いきや、この傾向はワナだった。あぶない、あぶない。
父SS系は【2-4-3】で、複数回馬券になっているのは【1-0-2】のダイワメジャー。その他で気になるのは、父で【2-1-0】、母父で3着1回のフォーティーナイナー系。

=おしまい=

ユニコーンSの法則【結果】

2013-06-16 18:18:05 | 砂王の法則
■血統傾向更新■

ここ2年連続で父SS系がワンツーを決めていたが、今年は非SS系が1着~3着を独占。
それもそのはず、父SS系はミヤジマッキー(父スパイキュール)の1頭しかいなかったのだから、この結果も頷ける。
圧倒的1番人気の武豊騎乗の牝馬のサウンリアーナは2着。
実は、牝馬の成績は01年~12年の過去12年で【1-0-0-16】と、馬券になったのは一昨年1着のアイアムアクトレスだけだったので、危険な人気馬とみていたのだが、なんとか責任を果たした。
勝ったのは○外馬のベストウォーリア。父はバリバリのアメリカンダート血統のエーピーインディ。血統はアメリカンだが、オーナーはオートポリスを所有していた日本人で、エーピー(A.P.)はAUTO POLICEの略。

かつては、ユニコーンSの勝利を足掛かりに、数多のダート界の頂点に登りつめた馬を輩出しているユニコーンS。

96年シンコウウインディ…97年フェブラリーS
98年ウイングアロー…00年フェブラリーS、JCD
99年ゴールドティアラ…00年盛岡マイルCS
03年ユートピア…03年盛岡ダービーGP、04年・05年盛岡マイルCS
05年カネヒキリ…05年JDD、盛岡マイルCS、JCD、06年フェブラリーS、08年JCD、東京大賞典、09年川崎記念

他にも芝のG1を制した97年タイキシャトルや00年アグネスデジタルがいる。
しかし、近年の勝ち馬のその後の活躍はサッパリ。
果たして、ベストウォーリアの今後は如何に?

■コース傾向更新■

開幕前半は父SS系が活躍していたが、ここに来て非SS系が活躍。とくにこの土日は馬場が渋った影響もあるのだろうが、BT系、ミスプロ系といったダート血統が輪をかけて活躍している。

=おしまい=

マーメイドSの法則【結果】

2013-06-16 01:43:25 | 牝馬の法則
■血統傾向更新■

勝ったのは、まさかまさかのマルセリーナ。ここで桜花賞馬の復活とは驚いた。
2着は、10番人気のアグネスワルツ。昨年は4番人気に推されていたのに、今年は何とも低評価。まるでファンを嘲笑うかのようなワン・ツーで馬連万馬券。
これで父SS系が6連勝を決め、4年連続でワン・ツーフィニッシュとなった。
ところで、アグネスワルツについても小僧には伝えてなかったが、実はこれも鉄板の法則があった。
でも、今書いてしまうと来年のネタが無くなるので、あしからず。

■コース傾向更新■

ここまで4鞍中、父SS系が【4-4-2】で、母父SSが3着2回と、3着以内に入った馬はすべて父か母父にSSの血を持っており、阪神芝2000mでSS系の血を無視して買うことは無謀というもの。
父SS系で複数回馬券になっているのは、ディープインパクト【1-1-1】、【1-1-0】のステイゴールドとゼンノロブロイの3頭で、父SS系以外では、母父でリファール系【1-2-0】とサドラーズウェルズ系【1-0-1】。

=おしまい=


エプソムCの法則【結果】

2013-06-16 01:11:11 | 府中の法則
■血統傾向更新■

1着クラレント、2着ジャスタウェイで2年連続で父SS系がワンーツ。父SS系はV3達成で、2勝はダンスインザダーク。
後付でなんだが、実はクラレント鉄板の法則があった。
毎週末に東スポをLINEで送ってくれる小僧には、御礼にクラレント鉄板を伝えておいた。
めったに人の言うことは聞かないのだが、珍しく今回は素直に乗っかった模様。
勝負馬券はクラレントの単勝万張りだったそうな。前売りが始まった段階では単勝1倍台の一本かぶりだったが、終わってみれば680円もつけるとは驚いた。岩田にとっても小僧にとってもデカい鼻差の勝利であった。いいなあ6万円。おめでとう!
そのクラレント鉄板の法則だが、来年までのお楽しみということで。あしからず。

■コース傾向更新■

前開催の最終週からディープインパクトが4勝2着1回と大暴れ。
その勢いは、全兄のブラックタイドにも波及しており新馬戦では1着、3着。
今開催になりブラックタイドのように、同じ血統、系統がセットで馬券になるケースが目につく。
エプソムCでは、リファール系ダンシングブレーヴを母父に持つクラレントが1着、同系のラスカルスズカ産駒のサンレイレーザーが3着。
初日の6Rでは、ディープインパクト×サクラユタカオーがワン・ツーを決め、8日の9Rでは母父サドラーズウェルズが1着、3着になった。
今日も3Rに一鞍組まれているが、自分の軸馬と同じ血統や系統を持つ馬を拾っておくことをオススメする。

=おしまい=

安田記念の法則【結果】

2013-06-03 00:00:00 | 府中の法則
【結果】
◎グランプリボス…10着(2番人気)
★ナカヤマナイト…12着(10番人気)
★マイネイサベル…4着(15番人気)

ウチパクの選択は正しかったのか?
お手馬のエーシントップ(17着)には先着したものの、ヴィルシーナ(8着)には負けた。
まあ、オーナーサイドの柵もあったんだろうけど。

■血統傾向更新■

スプリント世界王者のロードカナロアが、マイルも制圧。これで秋のマイルCSを勝てば短距離界を完全制覇となる。今日のレースぶりなら距離はもちそうなので、是非とも秋天に駒を進めて欲しいものだ。
鳴りを潜めていた岩田康成が、久々のG1勝利。不評のウイニングランでのパフォーマンスをやったかどうかは知らない。

2着、3着は父SS系となったが、10頭も出走していて勝てないということは、安田記念とは相性が悪いということなのか。
そして、ここ2年で姿を消していたノーザンダンサー系が母父で1着~3着を独占し、1着、2着はともにストームキャット。

■コース傾向更新■

本番前まで続いていたグレイソブリン系は、ワナだった。狙ったマイネイサベルだったが、惜しくも4着。
また、ここまで【0-2-0】と勝ち切れなかったキンカメが本番で1着になったということは、こっちもワナだったのか。

=おしまい=

安田記念の法則2

2013-06-02 13:30:00 | 府中の法則
■出目■


<枠番>

かつては5枠より外枠が好走する傾向にあったが、近年になり急速に活躍し始めているのが内枠の2枠。ここ5年で10年を除く4年で馬券に絡んでいる。

<馬番>

最多勝は3勝をあげている12番。2勝しているのが2番~4番の内目のゲートと14番と17番。
ちなみに一度も馬券に絡んだことのないデスナンバーは存在しない。

■コース傾向■

2回東京から本日の5Rの新馬戦までの合計21鞍。
父SS系が【14-6-12】と大活躍しており、安田記念の血統傾向とは真逆の傾向が出ている。
大活躍を見せている父SS系だが、オークスの前日までは一度も2着がなかったのが面白い。ただ、オークス当日から今日までの7鞍中で6回2着になっており、今となっては府中のマイル戦では父SS系を無視して馬券を買うのは無謀というもの。
コース傾向を信じるのか?それとも安田記念の傾向を信じるのか?ここが勝負の別れ道。

勝ち馬21頭の内訳は、父SS系14勝、ジャングルポケット2勝、シンボリクリスエス3勝、そしてタイキシャトルとロージズインメイのデヴィルズバッグ系が2勝と、4系統に分類することができる。
父SS系で複数回馬券になっているのは、ダイワメジャー【1-0-2】、ネオユニヴァース【1-0-2】、ステイゴールド【2-1-0】、ディープインパクト【2-0-1】、ハーツクライ【2-1-0】の5頭。

★9ナカヤマナイト…ステイゴールド×カコイーシーズ
ステイゴールドにマイラーのイメージは沸かないが、そのステイゴールド産駒が2勝2着1回と活躍している点は見逃せない。
母父は安田記念のお宝血統の一つであるミスプロ系の源流となるネイティヴダンサー系のレイズアネイティヴ系。
鞍上は大先生改め相談役のヨシトミ。
「一日一善」の相談役は、今日は午後の3鞍の騎乗のみ。どうか本番までに「一善」(=1勝)を果たしませんように。
人気の相談役はあてにならないが、人気薄、しかもG1で人気薄となると相談役は、そのKYっぷりを発揮し穴をあけることがしばしばある。
たまには相談役に一票を入れてみるのも面白い。

そして、今開催になり如実に傾向として出てきているのが、4レース連続で馬券になっているのがグレイソブリン系だ。
昨日は9Rでジャンポケ産駒が1着、今日の3Rで母父バレロイが1着、チチカステナンゴ産駒が3着、そして5Rの新馬戦では母父コジーンの馬が1着になった。

★8マイネイサベル…テレグノシス×SS
父テレグノシスはトニービンの直仔で、出走馬中唯一のグレイソブリン系保有馬。

安田記念の法則

2013-06-02 11:30:00 | 府中の法則
■血統傾向■*過去17年

SS産駒が初めて安田記念に出走したのが、96年。
前年の皐月賞馬ジェニュインとオークスのダンスパートナーの2頭のG1馬が出走したが、結果は4着と6着で馬券にならなかった。
以降、父SS系は二代目SS系も含めて昨年までに延べ71頭が出走したが、その成績は【3-3-3-62】と惨憺たる結果に終わっており、数ある芝重賞の中でも父SS系が大不振のG1の一つとなっている。
馬券になった6頭の中で、二代目SS系はダンスインザダーク【1-0-1-5】、ディープインパクト【1-0-0-3】、アグネスタキオン【0-1-0-2】の3頭のみ。
昨年は7頭の父SS系が出走したが、ダノンヨーヨーの4着が最高で、1頭も馬券にならなかった。今年は大挙10頭が出走予定だが、果たして…?

■最近のトレンド血統■

かつて水上学が指摘していた安田記念の黄金配合だったノーザンダンサー系×ミスプロ系(逆パターンもOK)だが、近年はその傾向は崩れてきている。というか既に過去の傾向になってしまった感がある。
この黄金配合が馬券になったのは、10年2着のスーパーホーネット(6番人気)が最後にここ2年は馬券になっていない。また、一昔前は毎年のように馬券になっていて安田記念とは相性の好かったノーザンダンサー系を持つ馬も、それを最後にここ2年は姿を消している。
一方、黄金配合の片割れのミスプロ系を含むネイティヴダンサー系だが、こちらは03年以降の過去10年で04年以外の9年で毎年馬券になっており、最近のトレンドの一つになっている。

そして、もう一つのトレンド血統がここ5年連続で馬券になっているロベルト系【3-1-3】。
しかし、これはタニギム産駒のウオッカ(08年、09年1着)、同スマイルジャック(10年、11年3着)、シンボリクリスエス産駒のストロングリターン(11年2着、12年1着)の3頭のリピーターに負うところが大きい。

■牝馬■
牝馬は過去17年で【2-1-2-40】と、父SS系同様に不振傾向にあるといえる。
馬券になった5頭のうち2勝はウオッカ(08年、09年)によるもので、ほかの3頭はジョリーダンス(07年3着)、スイープトウショウ(05年2着)、シーキングザパール(99年2着)。
今年はヴィルシーナとマイネイサベルの2頭が参戦するが、馬券になったウオッカとシーキングザパールは安田記念前に牡馬混合G1で勝利実績があり、スイープトウショウにしてもその後の宝塚記念を制していることを考えると、両馬の実績は一枚落ちることは否めない。

■3歳馬■
3歳馬が出走してくることは稀で、過去17年で5頭が出走し【1-0-1-3】と、馬券率としては40%とそこそこの数字だが、如何せんデータ数が少なすぎる。
馬券になったのは、一昨年の勝ち馬リアルインパクトと97年3着のスピードワールドの2頭のみ。
今年は重賞3勝のエーシントップ1頭のみ。その実績は過去に馬券になった2頭に比べると遜色がないものであるが、何故だかこの馬は本番のG1となると勝てない、典型的なトライアルホースだ。
血統傾向的には、ストームバード系テイルオブザキャット×ミスプロ系アンブライドルズソングなので、かつての黄金配合のノーザンダンサー系×ミスプロ系。一昔前なら買いだったが今回は見送りが正解。

■外国馬■
近年、安田記念で猛威を奮っている感のある外国馬。とりわけ香港馬の活躍が印象として残っている。
しかし、よくよく調べてみると外国馬が馬券になったのは08年2着のアルマダが最後で、それ以後の過去4年では9頭が出走したが1頭も馬券になっていない。過去17年では【2-3-2-40】と、SS系や牝馬よりはマシな率となっているが、過信は禁物。

今年は香港から2頭が参戦する。
6グロリアスデイズ…ヒューソネット×センテーン
父はミスプロの直仔で、母父はマイナー血統のマイバブー系に属する。
血統傾向的には買いのサインを出すことができるが、昨年の安田記念は14着惨敗だったことを考えると手は出しづらい。

11ヘレンスピリット…フットステップインザサンド×ウッドマン
父は「砂浜の足跡」と洒落た名前の種牡馬であるが、これはストームバード系の流れを汲み、母父は日本でもおなじみのウッドマン。となると、前出のエーシントップと同じストームバード系×ミスプロ系になり、かつての黄金配合となるので、今のトレンドには合っていない。

■人気■

過去17年で1番人気は【4-1-1-11】で、勝率23.5%、連対率29.4%、複勝率35.3%とまったくアテにならない。
その4勝のうち3勝は、96年トロットサンダー、97年タイキブリザード、98年タイキシャトルによるV3で、2着は99年グラスワンダー、3着は03年ローエングリンと、いずれも10年以上の前の成績。
つまり、過去10年で馬券になったのは09年1着のウオッカのみで【1-0-0-9】と、惨憺たる結果に終わっている。

今年の1番人気は「スプリント世界王者」のロードカナロアに落ち着きそうだが、その単勝オッズは3倍を超えるのは確実。
もともと近年の安田記念では、かつてのタイキシャトルのようなマイルの絶対的王者が存在しないので、人気が割れるのが傾向となっている。
が、この単勝3倍超というのは如何にも飛びごろ消えごろのオッズ。ましてや鞍上は昨年のJC以来鳴かず飛ばずの最近は乗れていない岩田となれば、触手は伸びない。
血統傾向的にも、キンカメ×ストームキャットなので、これもまたかつての黄金配合に当て嵌まる。キンカメ産駒は昨年3着のコスモセンサー1頭のみで、キングマンボ系まで広げても09年3着のファリダットがいるだけ。
ここはカナロアが飛んでも当たるような馬券を組んでおくべき。

混戦、混戦といわれている今年の安田記念であるが、父SS系の不振傾向によりまずは10頭を切ることができ、同様に不振の牝馬2頭、外国馬2頭、3歳馬1頭、1馬人気を切れば、残るのは父が非SS系のスマイルジャック、グランプリボス、シルポートの3頭に絞られる。

◎7グランプリボス…サクラバクシンオー×SS
シルポートもスマイルジャックもロートルで上がり目なしと考えれば、自ずと本馬にいきつく。
過去17年で前年2着からリベンジに成功した馬が1頭もいないのは気にはなる。
が、そこはお手馬ヴィルシーナとエーシントップを袖にしてまで選んだ内田のチョイスに賭ける。