☆史上最強の法則-海外支局☆

☆The Unrivaled Principle in History☆

春天の法則3~新興勢力

2009-04-29 18:00:00 | 長距離血統の法則
長距離血統の名門『リアルシャダイ家』の復活が期待される春天であるが、一方で、新興勢力の台頭も目につく。

◆リファール系:父1-0-1/母父2-2-0(うち、メイショウサムソンが1-1-0)
『春のリファール系』の賞味期限ギリギリの、この春天で最後を締め括るといったところか。

<該当馬>
☆アサクサキングス…父ホワイトマズル
☆エリモエクスパイア…母父コマンダーインチーフ

まあ、この2頭は自身がそれぞれ傾向に貢献しているリピーター候補なので、新鮮味に欠ける。

☆サンライズマックス…母父ダンシングブレーヴ
父は98年2着のステイゴールド。

☆ゼンノグッドウッド…母父ホワイトマズル
父エアジハードというのが、どうか?

☆ベンチャーナイン…母父コマンダーインチーフ
父はダート寄りのエイシンサンディ。



また、リファール系ほどの勢いは感じられないものの、チョロチョロと目につくのがミスプロ系。
◆ミスプロ系:父0-1-1/母父1-2-0
その中で、気になるのがダート血統のミスプロ系の中において異色の存在のスタミナタイプのキングマンボ・ラインだ。

<ミスプロ系保持馬(ネイティヴ系含む)>
☆エリモエクスパイア…父スキャターザゴールド
☆トウカイトリック…父エルコンドルパサー
キンマン・ラインは、この馬のみ。

☆ブイチャレンジ…父スキャン
☆フォーリクラッセ…母父ミスプロ

特に後者は、父もダート血統のフレンチデピュティであるので一銭も要らないとは思うものの、昨年1着のアドマイヤジュピタの父もフレンチデピュティである。
これまで、芝は一度も走ったことはないのだが、ひょっとして大波乱を演出するのは、この馬だったりして…


=つづく=

春天の法則2~元祖☆長距離砲

2009-04-29 12:00:00 | 長距離血統の法則
競馬に手を染め始めてかれこれ20年になるが、春天の記憶は89年のタマモクロスから始まる。
その前年のミホシンザンになると、あとから名前を知っただけで、一切記憶がないので、これは確かだ。

と、春天の記憶の原点である89年以降の春天の血統傾向を調べてみると、『昭和』の長距離血統が懐かしく思える。
中でも、何といってもリアルシャダイ
90年代前半に2-1-4と活躍し、95年には1着~3着の完全制覇を決めた。
今で言うなら、SS系並の活躍だったのである。

時代遅れと人は言うかもしれない。
しかし、そんな時代遅れの元祖☆長距離砲・リアルシャダイが、ここに来て復活の兆しがあるのを見落としてはならない。

03年:2着サンライズジェガー…父リアルシャダイ
04年:1着イングランディーレ…母父リアルシャダイ
08年:1着アドマイヤジュピタ…母父リアルシャダイ

最近の流れを見ていると、春天の血統傾向は原点回帰しているように思える。
G1となれば、なんでもかんでもSS系となっている近年のG1血統傾向であるが、この春天に関しては、2年連続で父SS系は一頭も3着以内に入っていない。

しかし、残念ながら今年の登録馬の中には、父あるいは母父にリアルシャダイを持つ馬はいない…

が、リアルシャダイを内包している馬が一頭いる!!

☆ホクトスルタン…母母父リアルシャダイ
しかも、父は91年、92年春天連覇のメジロマックイーン!!
これぞ春天のために産まれてきた馬である―。

=つづく=