☆史上最強の法則-海外支局☆

☆The Unrivaled Principle in History☆

ダービー馬発進!5

2008-10-31 20:25:33 | ダービー馬を探せ!2009
残念ながら最強厩舎の秘密兵器はヴェールを脱がないまま、敵前逃亡、じゃなくて回避した。

でも、回避して大正解だったと思いますよ。

なぜなら、こちら↓


別に武のトーセンジョーダンがどうのこうのではありません。

一目瞭然で、その理由が分かるように出走馬の父の新馬戦での成績と秘密兵器の父とのそれを並べてみました。

新馬戦サイアーランキングの上位陣がズラリと顔を揃えているこの新馬戦。
しかも、トップのマンハッタンカフェ産駒が5頭も!

ははは、唯一勝てそうなのはグラスワンダー産駒だけだ。

ということで・・・
京都芝2000m(内)のキモは「ダート血統」と「長距離戦に実績(特に菊花賞)のある馬」なんだけれど、どいつもこいつも該当してしまうので、私も馬券を回避させていただきます。


お金に余裕のある人のために、参考までに↓


いや~、本当によかった、よかった。
どうやっても勝てっこなかったと思いますよ。
いやマジで。


=つづく=





秋天の法則9~都市伝説3

2008-10-31 01:25:52 | 府中の法則
前回の検証で明らかになったように、枠番の有利不利は出走頭数を考慮しないと意味はない。

そこで、過去19年の馬番別の成績を調べてみると、とんでもないことが!
圧倒的に不利であるはずの大外の外の外8枠18番の勝率がなんと20%もあることが判明した!

こちら↓


・・・・って、少し信じてしまったそこのあなた!
あなたはきっと霊感商法のお得意様になるに違いありませんので、用心してください。

ご覧のように、勝利20%といったって、18頭立てで行なわれたのは過去19年でたったの5回しかないのだ。5回やって1回勝ったから勝率20%。
決して間違いではない。計算上は。
だが、統計学上、確率論からいくと、これは全くアテにならない。なんせデータが5回しかないのだから。
そういう意味で、この表自体アテにならない。なんせデータが最大で19回分しかないのだから。

いったい何年分のデータを集めれば、信頼に足るのかは分からないけど、19回分というのは、明らかに少なすぎる。

そんな全く信頼に値しないデータを頼りに、オヤジどもは頑なに『デスナンバー伝説』を信じる。
デスナンバー、即ち、『死に目』のことである。
なるほど、確かに過去19年において1回も3着以内に入っていない馬番がある。

■秋天のデスナンバー:3番・11番・17番

実際にあるのだから、この伝説は、伝説ではなく事実である。

そして、それは驚くなかれ、確率論上においても全く正しいのである!

手元にサイコロをお持ちの方は、今からサイコロを19回振っていただきたい。
するとどうだろうか?
ご存知のとおり、サイコロの各目の出る確率は6分の1である。
でも、そうはならないはずだ。たったの19回では。まれに6分の1に近い確率が出る場合もあると思うが、殆どはいずれかの目に偏った傾向が出るはずである。
これは、確率論でいうところの『大数の法則』の条件を満たしていないから、そうなるのである。
もし、サイコロを一千回、いや一万回振ればだんだんと理論上の確率6分の1に近づくのだろうか?感覚的には、それでもまだ足りないような気がする。6分の1の確率になるには何回サイコロを振らなければならないのだろうか?お時間がある方はどうぞお試し下さい。
ただし、腱鞘炎になっても責任は負いません。あしからず。

要は、理論上の確立に近づけるためには『大数の法則』の条件を満たさなければならないが、そうでない場合は、必ずどこかで『偏り』が現れるのである。
これは、古代ギリシャだったかどうかは忘れたけど、偉い学者さんがキチンと証明していることだ。
そもそも確率論というのは、博打にいかにして勝つか?をスタートにして研究が進んだ学問なのだ。

そしてまた、この『デスナンバー伝説』を信じきるオヤジどもの姿勢は、バクチを打つ者として非常に正しい。
これは学問的に証明されてはいないのだが、これを業界用語で『ツラ目を追え!』といって、業界の中では常識的なことなのだ。
過去19年分という少ないデータだからこそ、偏りが出ているのであって、これを今後100年分のデータを採っていくと、必ず各馬番の出現確率は平均化されるのである。
よって、このデスナンバーを狙えるのは今がチャンス!なのである。

よって、私はこの伝説を信じることにします。
もちろん、デスナンバーの他にも狙え『偏り』がありますので、そちらも信用させて頂きます。

こちら↓
■ラッキーナンバー:1番・10番 
■15番より外は消し!

おおおお!「秋天外枠伝説」はガセなのは分かったけど、この「秋天15番より外伝説」は使えそうだ♪

と、ここで問題です。

【問題】
あなたはラスベガスのルーレットで確率2分の1の『赤か黒か』のルーレットで勝負をしています。
運よくあなたは5連勝しています。そして、ふと気付くと5回連続して赤が出ていることに気付きました。
さあ、あなたなら赤?黒?どちらに賭けますか?





【正解】
赤に賭ける。
そして、もっと正解なのは『赤が出なくなるまで赤に賭け続ける!』です。
これが所謂、ツラ目を追うということなのです。

残念ながら黒と答えた人は、バクチは打たない方がいいでしょう。
そして、黒と答えた人は、学生時代に、「正しいと思うものを下のア~オの中から選びなさい」などの試験問題が出たときに、真面目に答えていくと、それが全て(ア)とかになっていたら、「これは何かおかしい?何か間違っているかも・・・」と不安になってきて、折角、正解だった答えを(イ)とかに書き直してみすみす不正解にしてしまった経験が、きっとあるはずです!

信じるか信じないかはあなた次第!



=つづく=

秋天の法則8~都市伝説2

2008-10-31 00:42:25 | 府中の法則
秋天の枠順確定!!

ということで、枠といえば、前回の『秋天1番人気伝説』と共に競馬オヤジどもが、これまた実しやかに囁き続けるこんな都市伝説もある。

『秋天の外枠伝説』と、ここから派生した『秋天のデスナンバー伝説』

『もう、オヤジのヨタ話は聞き飽きたよ!』と決して、言うなかれ。
この二つの都市伝説は、まあ、バカにされても仕方ないというか、まるっきりのデタラメもあるのだが、あながち間違ってはいないという二面性意を持っているのである。
つまり、『正しくもあり、正しくないこともある』ということだ。
知っておいて損はない!
いやマジで。

というわけで、まずは『秋天の外枠伝説』を検証していく。

『秋天の外枠は一銭も要らない!』と囁き始めた事の発端は、そう、メジロマックイーンが1着入線もスタート直後の斜行で18着降着になった、例のあの事件である。

元来、『府中の芝2000mの外枠は不利』というのは、当時から競馬オヤジの間では、既にグローバルスタンダードだったのだが、この事件をきっかけにオヤジどもの自信は確信に変わったのだった。
『天才武ちゃんと最強マックは7枠だったから負けたのだ』と。
それ以外の理由は、オヤジどもの脳みそでは到底考えもつかなかった。

しかし、忘れてはいけない。
このオヤジどもは、「自分の都合の悪いデータなどは直ぐに忘れるか、あるいは知らなかったことにする」という便利な機能を持ち合わせていることを。

でも、忘れてはいけない。
マックの2年前に、武ちゃんが8枠スーパークリークで1着になったことも、そして、マックが降着になったお蔭で、繰り上がりで2着に入ったのはマックと同じ7枠の『代用品』カリブソングだったことも。

これだけでもこの伝説は嘘っぱちだといえるのだが、他にも証拠をお見せしよう。
(*02年は中山開催なので対象外)

パッと見、内目の枠も目につくが、7枠・8枠の外枠も結構目に入る。

見易いように、枠別に集計してみた↓

ほら、オヤジどもがほざいていることは丸っきり嘘だということが、よ~く分かりますね。
7枠が最多の5勝を挙げているし、大外の8枠だって2勝。

と、ここで騙されてはいけない!
オヤジどもが言っている『外枠不利』というのは一見、嘘のように見えるのだが、もう一度表を見ていただきたい。
よくよく見れば、7枠は7枠でも、馬番10番が2勝2着1回を挙げている。
これは、18頭立てに換算すると5枠10番に相当する。

つまり、枠番の有利不利を語るときには、そのときの出走頭数を考慮しないと意味はないのである。

よって、この『外枠伝説』は根拠が全くない!というか、ハナから話にならない競馬オヤジのヨタ話なのである!!

だが、ご存知だろうか?
今年は17頭立てなので関係ないのだが、8枠18番の勝率が、なんと20%もあることを・・・

信じるか信じないかはあなた次第!

=つづく=

秋天の法則7~都市伝説

2008-10-30 00:58:57 | 府中の法則
そろそろ、各マスコミが『四強!』とか『ダービー馬決戦!!』とかで煽りに煽り始めるのが目に見ている今年の秋天。
人気を予想するなら、ウオッカ、ディープスカイ、ダイワスカーレット、メイショウサムソンの順か。
まあ、人気を当てても一銭にもならないので、どうでもいいんだけど。

ところで、人気といえば、秋天にまつわる都市伝説があるのをみなさんご存知ですか?
今回は、いまだ競馬オヤジ達の間で実しやかに囁かれ続けている『府中の杜の都市伝説』をご紹介します。



その日、府中は雨だった。
『府中の杜には魔物が棲んでいる・・・・・』
と、男が独りごちながら傘もささずに、通称『オケラ坂』を登っていく。
いつもなら、勝っても負けても坂の途中にある『Y』で一杯引っ掛けてから帰るのだが、その日はそんな気分ではなかった。

1991年10月27日―
その日、メジロマックイーンは負けた。
中には『いや、あれはマックが負けたのではない。武豊が負けたのだ。』と主張する人もいるだろうが、いずれにしろ男が負けたのだけは確かだ。
一杯飲んで帰ろうにも、飲み代がなかっただけだった。
男は、帰りの電車賃だけを残して、有り金全部をマック絡みの馬券を買ったのだった。

『タテ目を押さえるべきだったなあ・・・そうすれば・・・』
と、幾ら「タラレバ」しても決して戻ってこないお金を数えながら、府中競馬正門前駅のホームで新宿行きの特急を待っていた。

『アンチャン、獲ったのかい?秋天?』
気付くと、横には胡散臭いオヤジが立っていて、こちらに話しかけている。
男は苦笑いで応えた。

『ははあ、そうかい、そうかい』
と、したり顔でオヤジは微笑んだ。

『オレは獲ったよ。ほら・・・』
男は、内心、「でた!府中名物・馬券見せびらかしオヤジだ!」と瞬時に判断し、『凄いですねえ』などとオイショしようものなら、「どうやってこの馬券を獲ったのか」を延々と自慢されるのは何度も経験して身にしみていたのだが、あからさまに無視するほど人は悪くないので、今度は笑顔で応えた。

『いや、実はな・・・・・』

『それでも始めるか!普通!?』と思った時に、運よく電車の扉が開いたので、オヤジを振り切り飛び乗った。

オケラどもを詰め込んだ電車は、新宿を目指して走り出した。
『さっきのオヤジは獲ったらしいが、果たしてこの電車の中に、今日の秋天を獲ったやつは何人いるんだろうか・・・』
身動きできない満員、否、オケラ電車の中で、目だけを動かし辺りの顔を見渡した。
『いるはずないわな。どいつもこいつもマックから買ったに決まっている。なんせ、昭和の競馬オヤジ共は一番人気が大好きだしな。・・・にしてもどいつもこいつも冴えない顔してやがんなあ。』
と、自分が負けたことは棚にあげて、他人に心の中で悪態をついているとき、丁度、電車は笹塚を過ぎ地下に潜ろうとしていた。男は自分の降りる駅を乗り過ごしたことに気付いた。
ふと、窓の外に目を移すと、どこからどう見てもクスブッているのが一発で分かる顔が窓ガラスに反射されて映っていた。
何のことはない。自分が一番クスブリ顔をしていることに気付いた。

そして、引き返しの新宿のホームで、男は思い出した。
『そういえば、去年もオグリから勝負して負けたなあ・・・・』

と、男はあることに気付いた。
『確かオグリも1番人気だったはず。そういやオグリは3年連続秋天に挑戦し、3年とも勝てずじまい。しかも全部、一番人気だったんじゃあ?』

部屋に戻ると男は早速、資料を調べた。
男が思ったとおりだった。
オグリは3年連続1番人気で勝っていない。
そして、今年は1番人気のマックが1着入線も18着降着。
男が競馬に手を染め始めた1988年から4年連続で1番人気が飛んでいることに気付いた。

そして、『来年の秋天の1番人気は買わない!』と、男は決めた。
忘れないように、 『秋天の1番人気は勝てない!買わない!買ってはいけない!』と一筆認めた。

『そういえば、オグリもマックも芦毛だ・・・・』
男は小さく付け加えた。
(特に芦毛は)と書き足し、神棚に奉った。

そして、時は流れ1992年―
男は、神棚に拍手を打ち、勇躍、府中へ向かった。
1番人気は岡部のトウカイテイオー。
男は誓いどおりにテイオーを消した馬券を買った。
男の願いが通じたのか、はたまた単なる偶然か?
テイオーは7着。

男は心の中で呟いた。
『ほら、見ろ!やっぱりだ!秋天の一番人気は勝てないのだ!
でも、これはある程度予想できたことだから、そんなに威張れることではない。なんせ骨折明けでいきなりGIの中のGIを勝てるほど、秋天は甘くはない。
それなのに、1番人気に祭り上げられたのは、マスコミが、年末のオグリ復活劇の再現だとばかりに、『感動よ再び!』と煽りに煽って、それに乗っけられてしまったミーちゃん、ハーちゃんどものせいだ。テイオーが飛ぶことは冷静に考えれば誰にでも分かるのになあ。近頃の若いモンはアホになったもんだ』と、自分も20歳そこそこのくせに妙に年寄りじみた言い方になっていた。
そして、男は思った。
日本人は、こういう『忠臣蔵』的なお涙頂戴劇が大好きなのだと。

そして、1993年―
男は信じられなかった。
数年前まではマックの三冠を阻止したとして、ヒール役だったライスの1番人気を。
男は思った。
『とかく人の気持ちは移ろいやすい』と。

男は自信を持った。
男が秋天の1番人気は勝てないことに気付いて2年連続、オグリが秋天初挑戦した88年からは6年連続で1番人気が飛んだのだ。
これで、自信を持たない方がおかしい。

そして、部屋に戻った男は筆をとった。
『秋天の1枠1番の1番人気は消し!』
88年のオグリも1枠1番、そしてライスも1枠1番だったのだ。


そして、自信が確信に変わった1994年―
1番人気は、ナリタブライアンのお兄ちゃんのビワハヤヒデ。
だが、ビワは芦毛である。

男は部屋に戻ると3年前に一筆認めた紙を神棚から下ろし、大きな文字で書き直した。
『秋天の1番人気の芦毛は勝てない!買わない!買ってはいけない!絶対に!』と。

以降、男は秋天の1番人気を消して馬券を買い続けた。
『消せば、飛ぶ』の繰り返しだった。面白いように1番人気が飛んでくれた。
95年は、またまた『感動の復活劇よ再び!』を期待されたナリタブライアン、96年は『これは勝たれても仕方ないか・・・』と実は内心自信がなかったサクラローレルだったが、ノリのヘグリのお蔭で助かった。97年は1番人気のバブルが2着に入ったものの勝てはしななかった。
これで、10年連続で1番人気が飛んでしまった。

そして、悲劇の1996年11月1日―
圧倒的1番人気に指示されたのは、1枠1番のサイレンススズカ。
誰もが胸のすくような逃亡劇を期待していた。
だが、男は己の信念を貫いた。
なんせ、これまで2回も飛んでいる1枠1番の1番人気なのだ。
世の中には、「三度目の正直」もあれば、「二度あることは三度ある」という言葉もある。
男は、後者を選んだ。

そして、運命の大欅の向こう側―
不思議と『1』に因縁のあるスズカの最期であった。
そして、なんとも後味の悪い結末であった。
男は思った。
『やはり、府中の杜には魔物が棲んでいる。
マックの降着、スズカの悲劇・・・・武は魔物に呪われている』と。

世はバブル崩壊後の真っ只中だったが、この男だけは我が世の春を謳歌しているかのような1997年―
1番人気はローレルで下手こいたノリの芦毛の逃亡者・セイウンスカイ。
ありがたく消させて貰ったら、快く飛んでくれた。
これで、『芦毛の1番人気馬』が飛んだのは、6回目だ。
世の中には「五度あることは六度ある」という言葉がある事を、男は悟った。

そして、ミレニアムの2000年―
ノストラダムスの予言が外れ、幸いにも2000年を迎えることができたのだが、競馬界には一年遅れで恐怖の大王・テイエムオペラオーが舞い降りた。
さすがの府中の魔物も、恐怖の大王には勝てなかった。
が、男は『なあに、たまにはこんなこともあるさ』と、気にも留めなかった。
なんせ、それまで秋天の1番人気は12年連続で飛んでいるのだから、ムリもなかった。

そして、21世紀最初の秋天―
1番人気は昨年に引き続きテイエムオペラオー。
『去年はたまたまだよ、たまたま』と自分に言い聞かせ、大王を消した。
大王は2着に入ったものの、勝てなかった。
『な、やっぱりだ。いくら大王様でも、2年連続で府中の杜の魔物には勝てっこないんだ!』と心の中で叫んだ。そしてホッとした。

翌2002年は中山開催だったので、黙って見ていた。
結果、1番人気のテイエムオーシャンは1着。
男は一人で妙に納得した。
『そりゃそうだろう。なんせ、府中の魔物は中山にはいないんだから』と。

そして、新装・府中となった2003年―
1番人気は昨年の中山秋天の覇者・シンボリクリスエス。
男は全く意に介することなく、消した。
『去年は中山だったからな。府中ではそうはいかないよ。』
だが、結果は男の意に反して・・・・
それでも、男は気にしなかった。
『まあ、府中の魔物も久々だったんで、まだ寝ぼけてんだろうな』と。

そして、世の中がようやくバブルの後遺症から立ち直り始めた2004年―
1着は1番人気のゼンノロブロイ。
男にはバブルの弾ける音が微かに聞こえた。
が、聞こえないフリをした。

男が少し自信を失くしていた2005年―
この年もまた、昨年1着のゼンノロブロイが1番人気に押されていた。
自信を失くしかけていた男は、それでもロブロイを消した。
ヤネは、ローレル、セイウンスカイを飛ばしたノリだったのだ。
ロブロイは2着には入ったものの、勝てなかった。
そして、男は自信を取り戻した。

そして、2006年―
1番人気は牝馬のスイープトウショウ。
この年は簡単だった。
なんせ、牝馬が1番人気である。
男は、秋天を制した牝馬はエアグルーヴしか知らなかった。
『エアほど強いわけではなかろう。』
そのとおりだった。

これで男は完全に立ち直った。
『一瞬、魔物の威力が通用しなくなったと思ったが、取り越し苦労だったな。
まあ、府中の魔物は気まぐれってことだな。・・・って、それじゃあ、勝利の女神じゃん!』と、
我ながらうまいことを言うと一人で越に入っていた。

そして、運命の2007年―
完全復活を遂げた男は自分の目を疑った。
出馬表を見て驚いた。
1番人気は1枠1番のメイショウサムソン。しかもヤネは『Wの悲劇』の武豊。
男は思った。
『これはあり得ない』と。
なんせ、ここまで2回も府中の魔物の餌食にされている武豊。しかも過去3回も1番人気で飛んでいる1枠1番なのだ。
『ここでやらなきゃいつやるんだ!』と、男はこれまでにない大勝負に出た!

そして・・・

その後、男の姿を見た者は誰もいない―。



以上が、府中の杜で語り継がれる『秋天の都市伝説』である。
信じるか信じないかは・・・・と、締め括る前に一片の紙切れを見ていただきたい。
その男が遺していったメモである。
それを見てから、信じるかどうかを決めていただきたい。

みなさんはこのメモを見て何を想うだろうか?
その男の行く末が気になる人もいれば、「なんて愚かな男がいたことか!」と蔑む人もいることでしょう。
でも、そう想った方はこの伝説を信じていることになるのです。

私はこのメモを見てこう想いました。
確かに近年では1番人気馬が勝っているが、過去19年でたったの4勝しかしていない!ので、この男は決して愚かではなかったのだと。

そして、こうも想います。
今年の1番人気は果たして?今年は芦毛馬の出走はあるのだろうか?1枠1番には何が入るのだろうか?と。

そして、この物語の唯一の真実を、最後にお伝えして筆をおくことにします。

そんな秋天で1番人気を外した馬券を買い続けていた男ですが、その馬券もまた外れっぱなしだったということを。
そして、その男は秋天の的中馬券を拾ったことがあるということを。
そう、あの日、マックが負けた1991年10月27日に―

信じるか信じないかはあなた次第!

=つづく=


秋天の法則6~血統リンク

2008-10-30 00:46:08 | 府中の法則
出たり出なかったりする、まるで柳の下のドジョウ、じゃなくて幽霊みたいにに気まぐれな「毎日・秋天連続好走馬」。
でも、血統傾向的には過去19年間において必ず何らかの血統がリンクしているのだ!
(*黄色の年は、連続好走馬がいる年)


距離も違えば、施行時期も違うのに、一体なぜかは分からないが現実にそうなっているのだから、認めるしかない。
中には、連続好走馬のお蔭でリンクしている年もあるが、そうでなくても必ずリンクが発生しているのが面白い。
いちいち書くのが面倒くさくなるほど、たくさんリンクしていますので、あとはご自分でご確認して下さい。
あしからず。


=つづく=

秋天の法則5~温故知新

2008-10-30 00:42:47 | 府中の法則
秋天の前哨戦としてスッカリ定着している毎日王冠だが、各メディアは、最近その関連性が薄まっていることを指摘している。
そう言われてみると、近年では一昨年のダイワメジャーが毎日王冠、秋天を連勝、昨年はアグネスアークが連続2着しているくらいしか思い出せない。

じゃあ、昔はどうだったのか?関連性が薄まったと強調するほど、そんなに毎日王冠好走馬が秋天でも好走していたのだろうか?

『故きを温ね、新しきを知る』ということで早速、調べてみた↓
(*白抜きの年が、毎日王冠と秋天ともに3着以内に入った馬がいる年)

なるほど、確かに仰るとおりだ。
2000年までは、2年以上連続好走馬が出なかった年は一度もない。
言い換えれば、少なくとも2年に1回は連続好走馬が現れていたわけだ。

でも最近では、2000年を境にして02年中山開催時も含めた5年間も連続好走馬は出ていなかったのだ。

果たして今年は連続好走馬が現れるのだろうか。
有資格馬はウオッカとアドマイヤフジの2頭のみ!
果たして・・・?


=つづく=

秋天の法則4~蛙の子

2008-10-29 20:53:39 | 府中の法則
一見、てんでバラバラで傾向なんてないように見える東京芝2000mの血統傾向↓

ですが、ひょっとすれば秋天にも通用するかもしれないトンデモ血統傾向が隠されているのです。


【ヒント】
蛙の子は蛙





【正解】
こちら↓

■自身が秋天実績馬

アグネスデジタル…01年1着

ステイゴールド…98年・99年2着

ニッポーテイオー…86年1着

マヤノトップガン…96年2着

スペシャルウィーク…99年1着

シンボリクリスエス …03年1着(中山開催02年1着)


■産駒が秋天実績馬
ミラクルアドマイヤ…07年3着カンパニー

ダンスインザダーク…03年2着ツルマルボーイ

トニービン…97年1着エアグルーヴ、98年1着オフサイドトラップ他

オペラハウス…00年1着テイエムオペラオー、07年1着メイショウサムソン

SS…07年1着ダイワメジャー他多数

と、このように、秋天が行われる東京芝2000mでは秋天実績馬の産駒が大活躍しているのがよく分かる。
蛙の子は蛙なのは当たり前。
ならば、『秋天馬の子は秋天馬!』でも全く問題はないはず。


でも、この血統傾向に隠されている秘密はそれだけではありません。
とんびがタカを産むのも当たり前。
ならば、『ダービー馬が秋天馬を産む』のもありありだ!

こちら↓

■ダービー実績馬~自身

ダンスインザダーク…96年2着

アドマイヤベガ…99年1着

ウイニングチケット…93年1着

スペシャルウィーク …98年1着

シンボリクリスエス …02年2着



■ダービー実績馬~産駒

サッカーボーイ…99年2着ナリタトップロード

トニービン…01年1着ジャングルポケット

オペラハウス…06年1着メイショウサムソン

SS…05年1着ディープインパクト他多数

アグネスタキオン…08年1着ディープスカイ

カーリアン…96年1着フサイチコンコルド



驚くのはまだ早い!
他の種牡馬の実績を調べると、なんと!府中GI実績のある馬ばかり。

こちら↓

■自身あるいは産駒が府中GI実績馬

フジキセキ…07年VM1着コイウタ他、08年VMエイジアンウインズ他

タイキシャトル…98年安田記念1着、03年NHK1着ウインクリューガー



で、これまで該当馬が出ていないリファール系コマンダーインチーフ、ネヴァーベンド系リヴリア、ヴァイスリージェント系デヒア、キングマンボ系キングズベスト、ダンチヒ系ポリッシュプレシデント、リボー系パイレーツバウンティの6頭については、それぞれが属する小系統から、府中GIに実績のある馬を輩出している。

■各系統の府中重賞実績馬

リファール系…06年ダービー1着メイショウサムソンの母父LP系ダンシングブレーヴ、05年ダービー1着ディープスカイの父LP系アルザオ

ネヴァーベンド系…07年ダービー1着ウオッカの母父NB系ルション

ヴァイスリージェント系…01年NHK1着クロフネの父VR系フレンチデピュティ

キングマンボ系…98年NHK・JC1着エルコンドルパサーの父、04年NHK・ダービー1着キングカメハメハの父

ンチヒ系…07年NHK・ダービー1着ディープスカイの母父DZ系チーフズクラウン

リボー系 03年JC1着タップダンスシチーの父リボー系プレザントタップ

で、最後に残ったのはウォーエンブレムだが、同馬には府中GI実績のある馬は未だ出ていないけれど、GIII馬なら出ている。
08年東京スポーツ杯2歳S(GIII)1着ショウナンアルバ

したがって、東京芝2000mの血統傾向に登場する全種牡馬は府中重賞実績を持っていることになる。

こんな傾向、初めて見た。
ということで、東京芝2000mでは、府中GI実績、特に秋天とダービー実績のある種牡馬を狙いましょう♪

=つづく=


■自身が秋天実績馬

アグネスデジタル…01年1着

ステイゴールド…98年・99年2着

ニッポーテイオー…86年1着

マヤノトップガン…96年2着

スペシャルウィーク…99年1着

シンボリクリスエス …03年1着(中山開催02年1着)


■産駒が秋天実績馬
ミラクルアドマイヤ…07年3着カンパニー
ダンスインザダーク…03年2着ツルマルボーイ

トニービン…97年1着エアグルーヴ、98年1着オフサイドトラップ他

オペラハウス…00年1着テイエムオペラオー、07年1着メイショウサムソン

SS…07年1着ダイワメジャー他多数

と、このように、秋天が行われる東京芝2000mでは秋天実績馬の産駒が大活躍しているのがよく分かる。
蛙の子は蛙なのは当たり前。
ならば、『秋天馬の子は秋天馬!』でも全く問題はないはず。

でも、この血統傾向に隠されている秘密はそれだけではありません。
とんびがタカを産むのも当たり前。
ならば、『ダービー馬が秋天馬を産』んだって構わない!

こちら↓
■ダービー実績馬~自身

ダンスインザダーク…96年2着

アドマイヤベガ…99年1着

ウイニングチケット…93年1着

スペシャルウィーク …98年1着

シンボリクリスエス …02年2着



■ダービー実績馬~産駒

サッカーボーイ…99年2着ナリタトップロード

トニービン…01年1着ジャングルポケット

オペラハウス…06年1着メイショウサムソン

SS…05年1着ディープインパクト他多数

アグネスタキオン…08年1着ディープスカイ

カーリアン…96年1着フサイチコンコルド



驚くのはまだ早い!
他の種牡馬の実績を調べると、なんと!府中GI実績のある馬ばかり。

フジキセキ…07年VM1着コイウタ他、08年VMエイジアンウインズ他

タイキシャトル…98年安田記念1着、03年NHK1着ウインクリューガー



また、これまで該当馬が出ていないリファール系コマンダーインチーフ、ネヴァーベンド系リヴリア、ヴァイスリージェント系デヒア、キングマンボ系キングズベスト、ダンチヒ系ポリッシュプレシデント、リボー系パイレーツバウンティの6頭については、それぞれが属する小系統から、府中GIに実績のある馬を排出している。

■各系統の府中重賞実績馬

リファール系…06年ダービー1着メイショウサムソンの母父LP系ダンシングブレーヴ、05年ダービー1着ディープスカイの父LP系アルザオ

ネヴァーベンド系…07年ダービー1着ウオッカの母父NB系ルション

ヴァイスリージェント系…01年NHK1着クロフネの父VR系フレンチデピュティ

キングマンボ系…98年NHK・JC1着エルコンドルパサーの父、04年NHK・ダービー1着キングカメハメハの父

ンチヒ系…07年NHK・ダービー1着ディープスカイの母父DZ系チーフズクラウン

リボー系 03年JC1着タップダンスシチーの父リボー系プレザントタップ

で、最後に残ったのはウォーエンブレムだが、同馬には府中GI実績のある馬は未だ出ていないけれど、GIII馬なら出ている。

08年東京スポーツ杯2歳S(GIII)1着ショウナンアルバ


したがって、東京芝2000mの血統傾向に登場する全種牡馬は府中重賞実績を持っていることになる。

こんな傾向、初めて見た。
ということで、東京芝2000mでは、府中GI実績、特に秋天とダービー実績のある種牡馬を狙いましょ♪


=つづく=

ダービー馬発進!4

2008-10-29 20:43:52 | ダービー馬を探せ!2009
ダービー馬発進!!せず・・・


どうやら、最強厩舎の秘密兵器は今週デビューを見送るようだ。
まさか敵前逃亡じゃあ・・・・

そんなことはない↓

『予定終了! 2008-10-29 13:48:28 最強

なにこれ・・・・予定終了です。

今日の追い切りタイム
54.9(13.2-12.5-13.3-15.9)

ラップが逆じゃないの??? 

あ~あダメだ。』

タイプミスじゃないの?と思えるくらいに、ラップが逆ですね。
これじゃあ、デビューしたとしても・・・

まあ、お楽しみは先に取っとくってことで。
気にしない、気にしない♪

でも、2週間延ばしただけでは変わらないような気がする。
やっぱり秘密兵器は、大器晩成のような気がしてならないんですけど?

というわけで、この『ダービー馬発進!』シリーズは2週間中断します!
あしからず。

=2週間後につづく=

秋天の法則3~カモ伝説

2008-10-29 00:15:43 | 府中の法則
秋天の血統傾向からは一銭も要らないウオッカですが、彼女はそんな過去の傾向とかデータに囚われない強さを秘めていると思うので、念のために秋天が行なわれる東京芝2000mの血統傾向を調べてみました。



ロベルト系は3着2回のみ。
ここでもやはりウオッカはカモというサインが出ている。
やはり、ウオッカは・・・

でも、これからロベルト系の傾向が出てくるかもしれないので、決め付けは禁物。
当日、馬券を買えない人は仕方ないにしても、そうでない人は、本番前に行なわれる土曜日8Rと日曜日9Rの芝2000mの結果を見てから判断しても遅くはありません。



=つづく=

ダービー馬発進!3

2008-10-28 20:11:02 | ダービー馬を探せ!2009
京都芝2000m血統傾向の正解発表!


【正解】
傾向表を見ると、ミスプロ系、クロフネ・フレンチデピュティのヴァイスリージェント(VR)系、ストームバード系、BT系といった所謂ダート血統が目立つので、今の京都芝1800mは「ダート血統向き」だと推測できる。

その証拠に、前々回のエントリーに書いていたように、父SS系は2着2回、3着1回と1勝も挙げていない。
よって、傾向の一つ目は「ダート血統」と言える。


そして、その1勝も挙げていない父SS系の内訳を見てみると、マンハッタンカフェ、ダンスインザダーク、スペシャルウイークと、SS系の中でも長距離向きの種牡馬であり、奇しくも菊花賞で実績のある馬ばかりである。また、菊花賞実績馬といえば95年菊花賞馬マヤノトップガンも見落としてはならない。
そして、ヒントに出ていた10月11日の1着馬の血統構成に目を移せば、2Rの1着馬の血統構成は06年菊花賞馬のソングオブウインドと同じ血統構成であり、11Rの父は先週の菊花賞を制したオウケンブルースリの父と同じジャングルポケットである。
ちなみにオウケンの母父シルヴァーデピュティが所属するVR系も父方で2着1回、3着1回に来ている。そのうちの一頭であるフレンチデピュティは、今年の春天を制したアドマイヤジュピタの父である。

また、菊花賞に実績はなくても種牡馬、あるいはBMSとして菊花賞に縁のある種牡馬も散見される。


<サイアー/BMSとして菊花賞実績のある種牡馬>

ブライアンズタイム…94年1着ナリタブライン、95年1着マヤノトップガンの父など

ウッドマン…06年3着アドマイヤメインの母父

トニービン…03年2着リンカーン、06年2着ドリームパスポートの母父など

以上のことから、京都芝2000mの二つ目の傾向は「長距離血統(特に菊花賞実績のある血統)」と言える。

従って、京都芝2000mの二つの重要な血統傾向「ダート血統」と「長距離血統」から導き出される馬券的中のキーワード、それは「パワー&スタミナ」である。


以上

というわけで、ひょっとしたら、ひょっとするかもね♪
ダービーよりも菊向きなのかもしれませんよ、秘密兵器は。
大器晩成って言葉もあることだし、デビュー勝ちにはあまりこだわらなくてもいいと思いますけど?
それでも、こだわりたいですか?

あ!秘密兵器のライバルの父ジャンポケも菊花賞馬を出したんだった…

=つづく=