☆史上最強の法則-海外支局☆

☆The Unrivaled Principle in History☆

優駿の法則【結果】

2013-05-27 00:00:00 | ダービー馬を探せ!2013
【結果】
◎キズナ…1着(1番人気)単勝290円 複勝160円
○テイエムイナズマ…6着(14番人気)
ご祝儀フラムドグロワール…10着(11番人気)

■血統傾向更新■

素人の心配をよそに武ちゃんが完勝。これでディープインパクト産駒がダービーV2を達成し、武ちゃん自身はスペシャルウィーク(98年)、アドマイヤベガ(99年)、タニノギムレット(02年)、ディープインパクト(05年)に次ぐ史上最多のダービー5勝目となった。
今年はいつになく活躍していた武ちゃんだが、これで完全復活となったか。

キズナの相手に指名したテイエムイナズマの上がり3Fは、キズナに0.3秒劣るがキズナに次ぐ2位の上がり33.8秒。
外を伸びてきた時は一瞬夢をみたが、そこまでだった。

やっぱり福永は牡馬クラシックは勝てないのか。エピファネイアは、皐月賞に続いて2着。
クラシックは無理だったが、婚約を発表した今年は、どこかで必ずご祝儀が出るはずなので、G1では要注意。

3着は○外のアポロソニック。
父ビッグブラウンは、オークスの2着馬エバーブロッサムの母父デインヒルと同じダンチヒ系なので、今年も「オカルト~オークスの血統リンク」が成立したことになる。

■コース傾向更新■

オークスの前週から本番前の9Rまで続いていたキンカメの流れだが、本番には直結せず。やっぱりこれはワナだった。
ただ、キンカメ産駒が同コースに出走してきた場合は、今後も注意は必要。

ところで、勝ったキズナにまつわる不思議な話を少々。
ダービー前にどこかに書かれていたが、キズナといえば大震災があった11年の今年の漢字。震災後に人と人との絆の大切さを改めて感じた人が多かったことは言うまでもない。
そして、その震災のご遺体処理のボランティアを行っていた方にスポットを当てた映画が公開された。そして、その方の役は国歌斉唱を務めた西田敏行だ。
そして、キズナが入ったのは1枠1番。この並びは震災の起きた3月11日を連想させ、3月を暗示するかのような2枠3番のアポロソニックが3着に入った。
また、NHK~ダービーまでの流れを見ても、震災を思わせるメッセージを読み取れる。
NHKは柴田大知が涙、涙の平地G1初勝利、ヴィクトリアマイルではヴィルシーナが悲願のG1初制覇、オークスでは殴打事件以来鳴かず飛ばずだった武幸四郎が久々のG1勝利、そしてダービーでは社台に干されていた武が勝利。
大知も、ヴィルシーナも、幸四郎も、そして武も、いずれも心が折れそうなのを乗り越えての復活で、「復活」は震災のキーワードである「復興」にも通日。
とまあ、ここまでは終わった後なら何とでも言える後付のサイン馬券の話。

不思議というか何か因縁めいているものを感じるのは武豊と「1枠1番」。
98年11月1日に行なわれた秋の天皇賞の圧倒的1番人気は、1枠1番に入った「音速の貴公子」サイレンススズカ。その鞍上は武豊。誰もが完勝を期待したが、府中の杜に棲むといわれる魔物がそれを許さなかった。
大欅の向こうでスズカは故障を発生し、骨折のため競争を中止し、そのまま天に召された。
91年にも圧倒的1番人気のメジロマックイーンで秋天に出走したのだが、前代未聞の18着降着になったこともあり、「秋天の1番人気の武は勝てない」というのが定説になったほど。その理由は、府中の魔物の仕業というのが実しやかに囁かれてもいた。
以来、1番人気に乗ることはなかったが、久々に1番人気に支持されたのが07年。1枠1番に入ったメイショウサムソンを勝利に導き、武は府中の魔物の呪縛を自ら解き放った。

そして時は流れ2010年-
シンザン記念で1枠1番に入った藤原英厩舎のザタイキの手綱を取った武豊だったが、最後の直線で落馬し重症、ザタイキは予後不良となってしまった。
その影響で、武はその年のダービーは乗れなかったのだが、ダービーを勝ったのはザタイキと同じ藤原英厩舎の1枠1番のエイシンフラッシュだった。
馬券に活かせる話でもなく、だから何なんだと言われてしまえば、それまでだが、武豊と「1枠1番」は良いことも悪いことも含めて、とかく因縁めいているということは事実である。

そんなサインや因縁めいた話とは別に、今年は「絆」を感じさせるダービーであった。
武も勝利ジョッキーインタビューで言っていたが、「人と人との絆」と「人と馬との絆」が随所に見て取れる。
まず、「人と人との絆」だが、もともとキズナは佐藤哲三のお手馬だったが、落馬負傷のため武に回ってきた。当然、そこには馬主であるノーズヒルズの総帥・前田幸治の判断によるもの。
最近は社台と疎遠になっていた武豊に積極的に騎乗を依頼し、マエコウの馬を多く手掛ける佐々木晶調教師も騎乗依頼を増やしている。次に「人と馬との絆」。
武豊は8年前に勝ったディープインパクトの仔のキズナで、同一騎手で父子ダービー制覇という史上初の快挙をやってのけたわけだが、キズナの母のキャットクイルとも縁がある。
キャットクイルからは、武が手綱を取り、98年桜花賞、秋華賞の牝馬2冠を達成し、翌99年にはエリザベス女王杯でG1・3勝目となったファレノプシスが出ており、同馬の馬主はノースヒルズである。
まさに捨てる神あれば拾う神あり。
哲三の無念を胸に秘め、ダービー制覇となれば、さぞかし感慨深いものであろう。


というわけで、今回で「ダービー馬を探せ!2013」の旅は終わりです。
今年はダービー馬を探し出すことはできたものの、2着が抜けでお金にならず。
ダービー馬券の初獲りは、来年にお預け。
よくよく振り返ってみたら、ダービーで馬券が当たったのは98年の枠連だけではなく、一昨年のオルフェーヴル-ウインバリアシオン-ベルシャザールの三連複と馬連が当たっていた。でも、当たりはしたが、今の今まで忘れていたくらいなので、そんなに儲かっていなかったということ。やっぱりダービーだけは、ビシッと一本で仕留めてみたいものです。

みなさん、1年間お付き合いして頂きありがとうございました。
そして、来週からは新馬戦が始まります。
「ダービー馬を探せ!2014」の旅にも、どうかお付き合いのほどを。

~完~



目黒記念の法則【結果】

2013-05-27 00:00:00 | 長距離血統の法則
【結果】
◎ノーステア…12着(8番人気)

■血統傾向更新■

ダービーの後のお口直しのつもりが、傷口を広げてしまった。
終わってみれば、同じコースで行なわれた昨年のア共杯の1着ルルーシュと2着ムスカテールが、順番が入れ替わっての決着。馬連2780円、馬単6440円とはねえ。
両馬は目黒記念というよりも、東京芝2500mの御用達血統なんだし、素直に買えたよなあ。捻り過ぎるとロクなことはない。

=おしまい=

優駿の法則3

2013-05-26 00:00:00 | ダービー馬を探せ!2013
■優駿の条件■
当たり前だが、ダービーへ出走できなければダービー馬にはなれるはずもないのだが、かといって出走すればダービー馬になれるというものでもない。
18頭のフルゲートに入ることだけでも栄誉なことだが、ダービー馬になるためには、さらに幾つかの難関を乗り越えなければならない。

優駿の条件1~重賞連対実績
過去10年の馬券対象となった3着以内馬30頭は、すべて重賞連対実績がある。
そのうち05年3着シックスセンス、08年3着ブラックシェル、12年3着トーセンホマレボシの3頭は重賞未勝利で2着が最高着順。
ただし、シックスセンスは皐月賞2着、ブラックシェルはNHK2着とG1での連対実績があった。
すなわち、ダービーで3着以内に入るには少なくとも重賞連対、できればG1で連対実績がないと足りないということ。
もっと遡れば、キャリア3戦目にして重賞初挑戦でダービー制覇の偉業を成し遂げた96年のダービー馬フサイチコンコルドがいるが、これは例外中の例外。
残念ながらここで、フラムドグロワールとサムソンズプライドが脱落。まあ、フラムはご祝儀代わりの一票で押さえておくけどね。

優駿の条件2~重賞勝利実績
優駿の条件1を裏返せば、過去10年の連対馬20頭すべては重賞勝利実績があるということになる。
ここで、アポロソニック、クラウンレガーロ、ラブリーデイ、アクションスター、ペプチドアマゾン、レッドレイヴン、ミヤジタイガの7頭が脱落し、ここまでの優駿の条件をクリアしたのは重賞勝利実績のある9頭で、出走馬のちょうど半分。
だが、ここから更なる過酷な試練が待ち受ける。

優駿の条件3~前走3着以内
過去10年のダービー馬10頭中9頭が前走3着以内。唯一の例外は09年のロジユニヴァースの皐月賞14着。
ここで、メイケイベガスター(皐月賞9着)、タマモベストプレイ(皐月賞5着)、テイエムイナズマ(皐月賞6着)の3頭が脱落し、残りは6頭。

優駿の条件4~重賞2勝以上
10年エイシンフラッシュと12年ディープブリランテ以外の8頭は、重賞2勝以上の実績がある。
ダービー馬たるもの、重賞1勝では箔がつかないということか。
ここで、ヒラボクディープ(青葉賞)、エピファネイア(ラN2歳)、マイネルホウオウ(NHK)の3頭が脱落し、残ったのはキズナ、コディーノ、ロゴタイプの上位人気の3頭となった。

優駿の条件5~上がり3F
残りは3頭に絞れたが、ここからが勝負どころ。
①前走上がり3F
09年ロジユニヴァース、12年ディープブリランテ以外の8頭すべては、前走の上がり3F3位以内を記録。
→コディーノ(皐月賞6位)が脱落。
②上がり3F順位3位以内率
12年ディープブリランテ以外の9頭すべては、ダービーまでの上がり3F3位以内率が70%以上
→ロゴタイプ(50%)が脱落。

というわけで、優駿の条件をすべてクリアしたのはキズナ1頭のみ。
◎1キズナ…ディープインパクト×ストームキャット
なんだかんだコネクリ回してみたものの、結局1番人気のキズナに落ち着いた。1番人気で1枠というデータの後押しは心強いが、死角がないわけではない。
追い込み脚質のキズナにとって、この1枠1番というのが命獲りになりかねない。道中はおそらく後方待機。問題は4角から。
インでじっと我慢していると前が開かずに、上がり3F3位以内率100%の末脚が不発の可能性があり、かといって4角で大外を回しているようでは、届かない可能性もある。
前走の京都新聞杯では、なんとも見下ろした乗り方をしてみせた武ちゃんだが、今度は相手が違う。武ちゃんの中ではディープインパクトのイメージなのだろうが、キズナはディープ産駒であっても、ディープインパクトではない。
が、そこは素人がとやかく言うことではない。そんなことは武ちゃんは百も承知。ダービー4勝の腕に賭ける。

あとは相手探し。
相手には、最後まで残ったロゴタイプとコディーノかというと、そうはいかない。
ロゴタイプはおそらくデータ的に分の悪い2番人気になりそうだし、大口投資でもしない限り1番人気-2番人気では旨味はない。そもそもそれほど今年は堅く収まらないという読みもある。
一方のコディーノは、鞍上がノリからウイリアムズに乗り替わったのがマイナス。腕はノリも五分だと思うのだが、「ダービーで乗り替わった騎手は勝てない」というジンクスがある。ダービーを目指し、手塩にかけて育ててきた愛馬を直前に乗り替われることは、どれほどショックなことか。そのノリはてっきち同厩舎のフラムドグロワールに乗るのかと思いきや、そちらは藤沢厩舎の主戦・北村宏司にスイッチ。だったら、三頭出しの第三の馬・レッドレイヴンかと思いきや、そちらはウチパクがガッチリとキープ。コディーノは克己のサンデーレーシング、フラムドグロワールもまた克己のキャロット、そしてレッドレイヴンはスロ屋の息子が代表を務めているが、実質的には社台系。これはどうもキナ臭い。ノリと社台は決して仲が悪いわけではないのに、このダービーでの乗り替わり劇。克己からの指示が出たことは容易に想像がつく。
だったら、ノリは京都にでも回ったのかというと、目黒記念ではちゃっかりと照哉のタッチミーノットに騎乗予定。これはダービーと目黒記念のバーター取引なのではないのか?タッチミーノットは押させとかないと。

閑話休題。
キズナの相手は、ロゴタイプでもなくコディーノでもない。

○11テイエムイナズマ…ブラックタイド×ダンチヒ
「前走着順」で脱落した本馬だが、それ以外は魅力たっぷり。単勝万馬券の超人気薄だが、連対馬の条件である重賞勝利実績もある。
まず、SS系×ダンチヒ系というのは府中の芝2400mの御用達血統構成で、同血統構成は先週のオークス2着馬エバーブロッサムと同じ。
父ブラックタイドは、血統傾向には出てきていないが、ご存じのとおりディープインパクトの全兄。今年のクラシック戦線では、スズカマンボ産駒のメイショウマンボが勝ったり、父が非SS系のローエングリン産駒ロゴタイプやメイショウサムソン産駒のサムソンズプライドなどのどちらかというとマイナーな種牡馬が賑わせてきた流れにも合致する。
そして、決め手となったのが、その戦績が98年のスペシャルウィークの2着に入り、偶然番長を喜ばせたボールドエンペラーに酷似していることだ。
前走の皐月賞で上がり3F2位の脚を繰り出しながら、6着に敗退。そして、本番では14番人気で2着に入り馬連万馬券の波乱を演出した。
テイエムイナズマもまた、前走の皐月賞では勝ったロゴタイプを0.1秒上回る35.2(2位)を繰り出すも、6着敗退。そして、テイエムもボールドも、ともにデイリー杯2歳Sを勝っている。さらには、前日最終オッズではボールドと同じ14番人気で、本番でもこのままになりそうな気配。
ここまで共通点が揃っていれば、もはや偶然の一致の一言では片付けられない。これはきっと15年前のリベンジを果たせという、天の声に違いない。
今年のダービーは、キズナとテイエムの表が本線、裏が押さえの馬単2本勝負。そして遊びでチャリンと三連系で夢を見たい。

というわけで、皆様よいダービーを!!





優駿の法則2

2013-05-25 21:30:44 | ダービー馬を探せ!2013
■人気■

90年以降の過去23年で、1番人気は【14-4-2-3】で勝率60.9%、連対率78.3%、複勝率87.0%と抜群の安定感を誇るのだが、馬券圏外に消えた3頭は07年フサイチホウオウ(7着)、09年アンライバルド(12着)、12年ワールドエース(4着)で、近6年では【2-0-1-3】となり、その信頼度はグッと落ちる。
また、2番人気は【2-4-0-17】で、勝率8.7%、連対率、複勝率各26.1%とまったくアテにできない。2番人気を買うくらいなら【4-4-3-12】で勝率17.4%、連対率26.1%、複勝率47.8%の3番人気の方がお買い得。

それでも1番人気を頭に据えるのなら、ヒモには過去10年で2着4回の5番人気か同3回の二桁人気の馬、三連系のお供には過去10年で3着4回の7番人気の馬を拾っておくことをおすすめする。

■出目■

フルゲートが18頭立てとなった92年以降の過去21年。
<枠番>

着度数ならば1枠~4枠【11-12-8-136】に対し、5枠~8枠【10-9-13-176】と、内、外の優劣は甲乙付け難いが、率になおすと1枠~4枠の方が優勢の傾向が出ている。
特に1枠が【5-2-1-33】と抜群の成績を残しており、1枠1番に入った1番人気の武ちゃんのキズナにとっては、人気データと合わせて心強いデータとなる。
ただし、内枠といっても4枠は【0-4-3-35】と、過去21年で未勝利。くれぐれも4枠に入った馬を頭にしないように。
<馬番>

馬番別で見てみると、1番~5番に良績が集中しているが、6番~9番は【0-6-3-74】と過去21年で未勝利の準デスナンバー。

■コース傾向■

前開催と合わせて今日まで合計8鞍が施行されたが、勝ち馬は父SS系(5勝)とキングカメハメハ(3勝)に二分されている。
父SS系は【5-3-5】で、複数回馬券になっているのはゼンノロブロイ【2-0-1】、ステイゴールド【0-1-2】、ディープインパクト【1-1-2】の3頭。
父SS系の多勢に一人立ち向かうキングカメハメハは【3-0-2】と孤軍奮闘している。先週のオークスの3着馬デニムアンドルビーの母父でもあり、前開催の最終週から3週連続して馬券になっている。
オークスで言うならば、1着馬メイショウマンボの母父グラスワンダーもまた、今日の6Rで同産駒が2着になっているのも気になるところ。
コース傾向に従うならば、キンカメ産駒のコディーノ、ラブリーデイ、そしてグラスワンダー産駒のクラウンレガーロは無視するわけにはいかないが、どうも罠のような気がしてならないのが正直なところ。
また、出目では7枠【1-5-0】と8枠【3-1-1】の活躍が目につき、ダービーの出目とは真逆の傾向を示している。

■オカルト■

90年以降の過去23年で、オークスで3着以内に入った血統が毎年必ずダービーでリンクしている。
これはダービーはオークスの翌週に行なわれるので、至極当たり前のように思えるが、ノーザンダンサー系やナスルーラ系といった大系統ではなくて、その下のニジンスキー系やグレイソブリン系といった小系統でリンクしているのが摩訶不思議なオカルト現象。
それも過去23年の長期に渡り、毎年欠かさずにリンクしているとなると、もはやこれはオカルトではなく新たなる定説と言っても過言ではない。
過去23年分をすべて説明するほど暇ではないので、過去5年分について少々説明を。
<オークス→ダービーの血統リンク>
08年
オークス
1着トールポピー…父ジャングルポケット
3着レジネッタ…父クロフネ

ダービー
3着ブラックシェル…クロフネ×ウイニングチケット
*ブラックシェルの母父ウイニングチケットは、ジャングルポケットと同じトニービン(グレイソブリン系)産駒。

09年
オークス
1着ブエナビスタ…父スペシャルウィーク
2着レッドディザイア…父アグネスタキオン

ダービー
2着リーチザクラウン…父スペシャルウィーク
3着アントニオバローズ…父アグネスタキオン

10年
オークス
1着同着アパパネ・サンテミリオン…ともに父キングカメハメハ

ダービー1着エイシンフラシュ…父キングズベスト
ダービー2着ローズキングダム…父キングカメハメハ
*エイシンフラッシュの父キングズベストは、キンカメと同じキングマンボ産駒。

11年
オークス
1着エリンコート…母父ブルーバード

ダービー
2着ウインバリアシオン…母父ストームバード
*エリンコートの母父ブルーバードは、ウインバリアシオンの母父ストームバードの直仔。

12年
オークス
1着ジェンティルドンナ…父ディープインパクト
2着ヴィルシーナ…父ディープインパクト
3着アイスフォーリス…父ステイゴールド

ダービー
1着ディープブリランテ…父ディープインパクト
2着フェノーメノ…父ステイゴールド
3着トーセンホマレボシ…父ディープインパクト
*1着~3着までがパーフェクトリンク。

以上のようにオークスで3着以内に入った小系統が、過去23年に亘りダービーでリンクし続けているのだ。これを単なる偶然と片付けるわけにはいかない。理由は判らないが、そういう流れがあることは事実なので流れに素直に乗っかるべし。

今年のオークスの1着~3着馬の血統構成以下のとおり。
1着メイショウマンボ…スズカマンボ×グラスワンダー
ダービーにはスズカマンボ産駒の出走はないが、グラスワンダー産駒クラウンレガーロが出走する。

2着エバーブロッサム…ディープインパクト×デインヒル(ダンチヒ系)
3着デニムアンドルビー…ディープインパクト×キングカメハメハ
ディープ産駒は、キズナヒラボクディープの2頭で、キンカメ産駒もコディーノラブリーデイの2頭で、キンカメと同じキングマンボ産駒のエルコンドルパサーを母父に持つサムソンズプライドも該当する。
また、エバーブロッサムの母父ダンチヒ系デインヒルからは、アポロソニック(父ビッグブラウン)テイエムイナズマ(母父ダンチヒ)の2頭が浮上する。
ここに出てきた小系統は、いずれもコース傾向に出ている血統。となると、押さえておくことにこしたことはない。
この中から軸を選ぶのもよし、あるいは自分の軸馬のヒモに拾っておくのもよし。
信じるか信じないかはあなた次第だが…







目黒記念の法則

2013-05-25 00:00:00 | 長距離血統の法則
ダービーの後のお口直しに、とっておきの目黒記念の法則をご用意させて頂きました。
ダービーで勝った人にも負けた人にも、きっとお口に合うと思いますよ。

■血統傾向■

過去10年で父SS系は【2-6-3】と勝ち切れていない。
複数回馬券になっているのが、マンハッタンカフェ【0-1-1】、アドマイヤベガ【0-1-1】、ゼンノロブロイ【0-1-1】の3頭。

父SS系とは反対に頭あってヒモなしタイプなのが、【5-0-2】のノーザンダンサー系。同系は母父でも【4-3-4】と活躍している。
なかでも、父で2勝、母父で2着1回のサドラーズウェルズ系と父、母父合計で【4-2-1】のニジンスキー系。特に、ここ2年連続で連対しているニジンスキー系は要注意。

ほかでは、父で【2-1-1】のBT系と、父SS系同様に勝ち切れない傾向にあるが【1-3-3】のトニービンとジャンポケ親子。

■人気■

ハンデ戦というと荒れるイメージがあるが、過去10年で1番人気は【3-3-0-4】の連対率60%と安定している。しかし2番人気【0-1-1-8】、3番人気【3-0-0-7】、4番人気【0-1-0-9】と不振傾向。1番人気から入るなら5番人気以下が狙い目となりそう。

■前走■

前走重賞組で狙いが立つのは【3-3-2ー27】の春天組のみで、次いで【3-2-1-33】のメトロポリタンS組の二つ。
また前走条件戦組は、1600万下【1-2-1-17】、1000万下【1-0-1-6】で、10年2着のイケドラゴン以外はすべて前走で1着になっており、馬券になった6頭中4頭は芝2400m以上からの参戦。
好相性の春天は3200m、メトロポリタンSは2400mであることを考えると、目黒記念では当たり前だが2400m以上をこなせるスタミナが要求されるということ。

■斤量■

ハンデ戦でありながら、軽量ハンデの馬が不振。過去10年で53kg以下は【1-2-2-40】で、勝率2.2%、連対率6.7%、馬券率11.1%。そこは、ハンデ戦ではあるが、伝統のG2である目黒記念。軽ハンデだからといって、そう簡単には勝たせてはくれない。それが伝統の重みというもの。
好走しているのは55kg~57kgと、普段から背負い慣れた斤量を課せられた馬たち。
なおトップハンデは【1-1-0-9】と、2頭しか馬券になっていない。

■御用達血統■
<目黒記念&アルゼンチン共和国杯血統傾向>

東京の芝2500mという中途半端な距離で行なわれる重賞は、目黒記念と秋のアルゼンチン共和国杯の2レースのみで、いずれもG2のハンデ戦。同じコース、同じ条件で行なわれるのなら、好走する血統に偏りが出るのは自然の理。

過去10年の両レースで共通して好走している血統は、目黒記念で好走している血統そのもの。
目黒記念では勝ち切れない父SS系だが、ア共杯では2勝をあげているのがゼンノロブロイで、両レース合計で【2-1-1】。
また、目黒記念で2勝をあげているサドラーズウェルズ系がア共杯でも2勝をあげており、合計4勝。
そのほかでは、父、母父合計で【4-6-5】のトニービンとジャンポケ親子をはじめとするグレイソブリン系と【2-2-2】のBT系も、東京芝2500mの御用達血統。

◎7ノーステア…ゼンノロブロイ×シルバーホーク
父ロブロイは上述のように当該コースを十八番としており、母父シルバーホークもまた然り。
目黒記念の血統傾向には出てきていないが、ア共杯では07年2着トウカイトリック(母父シルバーホーク)と、グラスワンダー産駒の08年1着スクリーンヒーロー、09年2着アーネストリー、10年3着コスモヘレノスと、計4頭の馬券対象馬を出している。
また、前走は目黒記念と相性の好いメトロポリタンS(4着)というのもいい。
鞍上は主戦の三浦から蛯名に乗り替わるが、蛯名とは2戦2勝と手が合い、むしろこの乗り替わりはプラス。
さらに、【5-2-3-4】と屈指の東京巧者で、着外の4回は4着2回、5着2回と、一度も掲示板を外したことがない。
これだけ好走する条件が揃っておきながら、この記事を書いている時点で単勝33倍とは涎が止まらない。人気の盲点とは、まさにこのこと。ここは単複勝負。





優駿の法則

2013-05-24 20:00:00 | ダービー馬を探せ!2013
月日が流れるのは早いもので、このあいだ年が明けたかと思っていたら、気が付けば今年もダービーがやってきた。
昨年は愛馬アルフレードがダービー出走とあって、朝早くから小僧と一緒に府中へ勇躍乗り込んだことが、つい先日のことのように思える。
そのダービーを最後にアルフレードは放牧に出され、いったい今は何をしているのやら。
風の噂では、やれ体重が600kgを超えたとか、ダイエットのためにウォーキングマシンに乗っているとか、プール調教のやり過ぎで水水掻きが生えてきたとか、ロクなことしか聞こえて来ない。
その間、飼葉代を払い続け、それまで馬代を差し引いても浮いていた分が、そろそろ底を尽きそうだ。
アルフレードの復帰はいったいいつになるのやら。

今年で節目の80回目を迎える東京優駿、通称・日本ダービー。
個人的には24回目の挑戦となるのだが、未だにダービーで馬券を獲ったことがない。
本線でビシっと決めたいのが年末の有馬記念とダービー。
この二つのレースだけは、本線勝負での的中、できれば一本で仕留めてこそ。
正確にはダービーで馬券は当たったことはある。ただ、それは獲ったのではなく、当たっただけ。
スペシャルウィークとボールドエンペラーで決まり馬連万馬券で決まった98年。
本命はディヴァインライトだったのだが、一緒に府中に参戦しいた偶然番長の勝負は、当時心酔していた成駿のポッツン◎のボールデエンペラー。それを見て、偶然番長だけが当たるのは悔しくてたまらないと思い、たまたまボールドエンペラーがデヴァインライトと同じ8枠だったので、枠連を押さえたまで。
結果、それが奏功し枠連2590円が的中となったのだが、偶然番長は馬連13100円を2千円。26万と2万5千円じゃあ、当たっても喜びは半減どころか、ちっとも嬉しくない。
以来、ダービーで勝負をし続けてきたが、一度も当たったことがない。

馬券を外すことも悔しいが、それよりももっと悔しいのが、ダービーで本命を打った馬が、ダービー後に条件クラスでウロチョロしているのを見たとき。
条件戦ではなくても、自分の見込み違いをまざまざと見せつけられたのが、前出のディヴァインライト。
今となっては、何でアンパンマン橋本広喜のディヴァインライトに◎を打ったのかは、まったく思い出せないのだが、ダービーの後はひたすら短距離路線を突き進んだ馬に◎とは、つくづく自分のセンスのなさに情けなくなってしまう。
「いいかげんに馬券から足を洗え」、という天のお告げなのかもしれないが、そうはいかない。

と、そんなこんなで昨年のダービー終了後から開始した2013年ダービー馬を探す旅も、いよいよ大詰め。
本線でビシっと仕留めれば、今年1回目の年末の有終の美を飾ると同時に、ダービー初的中に花を添えることができるのだが。

■血統傾向■

SS産駒が初めてクラシック戦線に出走したのが、95年。
いきなり皐月賞でジェニュインとタヤスツヨシがワン・ツーを決め、続くダービーでは順番が入れ替わっただけの結果に、誰もがSSの時代を確信した。
以来、SS産駒は【6-6-3】と猛威を振るい、その勢いは後継種牡馬の世代になっても【4-4-4】と、留まることを知らない。
二代目SS系で複数回馬券になっているのは、スペシャルウィーク【0-2-0】、アグネスタキオン【1-0-1】、ネオユニヴァース【1-0-1】、ステイゴールド【1-1-0】、そして【1-0-1】のディープインパクトの合計5頭。
このうちアグネスタキオンとステイゴールドを除く3頭は、いずれも自身がダービー馬。「ダービー馬はダービー馬から」という格言を垣間見ることができる。

配合相手別では、なんといっても母父ノーザンダンサー系。
とりわけ、過去10年で【2-1-1】の母父ダンチヒ系。
<SS系×ダンチヒ系>
05年3着シックスセンス…SS×デインヒル
08年1着ディープスカイ…アグネスタキオン×チーフズクラウン
09年1着ロジユニヴァース…ネオユニヴァース×ケープクロス
12年2着フェノーメノ…ステイゴールド×デインヒル

このSS系×ダンチヒ系という血統構成は、ダービーに限らず府中の芝2400mを得意としている。
先週のオークスで2着に入ったエバーブロッサム(ディープインパクト×デインヒル)や昨年のオークス、JCを制したジェンティルドンナ(ディープインパクト×バートリニ)など、府中のクラシックディスタンスでは、欠かせない血統構成。

父SS系以外では、【2-1-1】のキングマンボ系はマークしておきたいところだが、一昨年の最強世代の一角を占めていた「マンボ・カルテット」(エイシンフラッシュ、ローズキングダム、ルーラーシップ、トゥザグローリー)以来は鳴かず飛ばずの成績。
また、「府中のトニービン」の格言があるトニービンをはじめとするグレイソブリン系だが、ウイニングチケット(93年)、ジャングルポケット(02年)の2頭のダービー馬を出しているものの、近10年では母父で【0-1-2】と、格言とは程遠い成績に終わっている。

■祝!ダービー出走!!■
最強厩舎のフラムドグロワールがダービーへ出走する。
☆15フラムドグロワール…ダイワメジャー×BT

昨年のアルフレードに続き、2年連続での出走となる。それを祝してまずはご祝儀代わりに一票。
ダービー馬になるのはダービーに出走できないと始まらないわけで、なにはともあれ、おめでとうございます!
父ダイワメジャーからはクラシックのイメージは沸かないが、なんといっても母はオークス馬のシルクプリマドンナ。
★第61回オークス馬~シルクプリマドンナ★

当時、最強師匠と参戦した00年オークスのパドックでの一枚。
あれから13年も経つのか…
桜花賞では惜しくも同厩舎のチアズグレイスの3着に敗れたが、その時点でオークスの勝負馬券は「山内厩舎ドンブリ」と決めていた。
勇躍乗り込んだ当日は、競馬場に着くや否や、いきなりプリマドンナとチアズグレイスの馬券をしこたま買い込み、あとは本番を待つばかり。
オッズを見るとプリマドンナの1番人気は想定内だったが、桜花賞馬のチアズが5番人気と低評価。それを見て、平場のレースが終わるごとに勝負馬券を買い足していた。
最強師匠に至っては、全く競馬をやらない取引先の人に、「絶対に倍以上になるから買え!」と、強要して買わせていたくらいだ。それくらい自信があったということ。
結果、見事にプリマドンナがリベンジを果たし、チアズが2着で、なんと馬連は1630円もついた!!
あの時は、本当に美味しい思いをさせて貰ったなあ。

SS全盛期の中で、唯一SS系に対抗できていたのが【4-5-2】のロベルト系で、そのうち【4-3-1】がBT系。
このBT系は、97年のサニーブライアンを起点に、02年タニノギムレット、07年ウオッカと、「5年周期の法則」が成立していたのだが、残念ながら昨年でこの法則は途切れてしまった。
この4月に放牧中の事故により天に召されたBT。その後継種牡馬であるマヤノトップガンやタニノギムレット産駒もパッとせず、その枝は衰えていくばかり。
だが、トニービンやメジロマックイーンなどと同様に、父系が途切れても母系で脈々と受け継がれるのが名馬の血。

府中の杜で、ブライアンズタイムの血が騒ぐ!
母父だけどね。

最強厩舎のシルクライトニングが、96年ダービーに出走した時の横断幕の原稿。











オークスの法則【結果】

2013-05-24 13:10:33 | 牝馬の法則
【結果】
◎アユサン…4着(3番人気)
△デニムアンドルビー…3着(1番人気)複勝150円
△クロフネサプライズ…12着(4番人気)
☆プリンセスジャック…11着(10番人気)
☆ブリュネット…16着(15番人気)

■血統傾向更新■

水上学の指摘通りに荒れた今年のオークス。チューリップ賞で3着に敗れていた桜花賞馬アユサンは4着。勝ったメイショウマンボと同枠の2枠4番だったが、外々を追走した元気君。そこじゃなくて幸四郎がとった内々で進めていれば…
とはいっても、2着のエバーブロッサムは最終的に見切ったのでどうしようもなかったんだけどね。

1着メイショウマンボの父スズカマンボはSS×キングマンボの血統構成で、3着は母父キンカメのデニムアンドルビー。
また、2着はエバーブロッサムが入り、SS系×ダンチヒ系の血統構成の馬が2年連続で連対。

というわけで、さあ!ダービーだ!!

=おしまい=

オークスの法則

2013-05-19 00:00:00 | 牝馬の法則
■血統傾向■

SS産駒が初めてクラシックに出走したのは95年。
いきなり皐月賞でジェニュインとタヤスツヨシがワン・ツーを決め、続くオークスではダンスパートナーが勝ち、SS時代の到来を告げた。
だが、その後のオークスでは99年~02年の間に4年連続2着はあるものの未勝利。
様相が一変したのは、馬場改修となった03年。
03年以降の過去10年では、二代目SS系を含めると【7-6-5】(10年は1着同着)と、もはやオークスも他のクラシック同様、SS系を抜きには語れない。
ただし、父SS系で複数回馬券になっているのは、スペシャルウィーク【2-0-0】、ゼンノロブロイ【1-0-1】、そして昨年ワン・ツーを決めたディープインパクトの3頭。
また、血統構成的には【5-3-2】のSS系×ノーザンダンサー系に注目。

父SS系以外で気になるのは、過去5年で【1-0-3】で、目下3年連続で馬券になっているヴァイスリージェント系と【1-1-1】の母父カーリアン。カーリアンと同じニジンスキー系ボールドスキーも2着が1回ある。
また、古くはなるが【2-0-2】のグレイソブリン系と【1-1-0】のリファール系も押さえておきたいところ。

■コース傾向■

計6Rで父SS系が【4-2-4】と、オークスの血統傾向同様の傾向が出ており、父SS系を重視せざるを得ない。
複数回馬券になっているのは、2勝3着1回のゼンノロブロイ、1勝3着1回のディープインパクト、2着1回3着2回の3頭。特にロブロイとディープはオークスでも複数回馬券になっているように、府中の芝2400mの御用達血統といっても過言ではない。
父SS系以外では、2勝3着1回のキングカメハメハ、2着、3着各1回のアドマイヤムーン、2着2回のリファール系、1勝2着1回のストームバード系。

■オークス馬の条件■
水上学によると、「チューリップ賞で敗退か不出走だった桜花賞馬がオークスに出走した年は荒れる」らしい。今年はチューリップ賞3着から本番で巻き返したアユサンが出走するので、この条件に当て嵌まる。
前日最終オッズではデニムアンドルビーが1番人気だが、3.9倍と飛び頃消え頃のオッズが、何やら波乱を予感させる。現に過去10年で1番人気は【3-1-0-6】とまったくアテにならない。
しかし、荒れると思えば堅く、堅いと思えば荒れるのが競馬。
そもそも、この人気の割れ方では上位人気の決着でも美味しい配当が見込まれるので、無理して穴から入る必要はない。
ここはオークスの法則に則り、ダービーへの資金稼ぎでキッチリと仕留めておきたいところ。

オークス馬の条件1~重賞勝利実績
過去10年の勝ち馬11頭(10年は1着同着のため)のうち、重賞勝利実績がなかったのは、06年カワカミプリンセス、07年ローブデコルテ、11年エリンコートの3頭のみ。

<オークス馬の重賞勝利実績>
03年スティルインラブ(2番人気)…桜花賞
04年ダイワルシエーロ(6番人気)…クイーンC
05年シーザリオ(1番人気)…フラワーC
08年トールポピー(4番人気)…阪神JF
09年ブエナビスタ(1番人気)…阪神JF、チューリップ賞、桜花賞
10年アパパネ(1番人気)…阪神JF、桜花賞
10年サンテミリオン(5番人気)…フローラS
12年ジェンティルドンナ(3番人気)…シンザン記念、桜花賞

<今年の該当馬>
メイショウマンボ…フィリーズレビュー
アユサン…桜花賞
デニムアンドルビー…フローラS
サクラプレジール…フラワーC
ローブティサージュ…阪神JF
クラウンロゼ…フェアリーS
クロフネサプライズ…チューリップ賞

オークス馬の条件2~前走上がり3F
04年のダイワルシエーロ以外の10頭すべては、前走上がり3F3着以内。
この条件で、重賞勝利実績のある7頭を一気に絞り込むことができる。

<今年の該当馬>
アユサン…桜花賞1着/2位
デニムアンドルビー…フローラS1着/2位

混戦混戦と言われている今年のオークスだが、「オークス馬の条件」に則れば2頭立て。あとはどちらを引くかの2択問題。

オークス馬の条件3~母父ノーザンダンサー系
直近4年のオークス馬の母父はすべてノーザンダンサー系で、10年のアパパネ以外は父がSS系。

<直近4年のオークス馬の血統構成>
09年ブエナビスタ…スペシャルウィーク×カーリアン(ニジンスキー系)
10年アパパネ…キングカメハメハ×ソルトレイク(ヴァイスリージェント系)
10年サンテミリオン…ゼンノロブロイ×ラストタイクーン(トライマイベスト系)
11年エリンコート…デュランダル×ブルーバード(ストームバード系)
12年ジェンティルドンナ…ディープインパクト×バートリニ(ダンチヒ系)

そして実は、上記の母父はリファールやサドラーズウェルズなどの欧州型とは異なるバリバリのアメリカンダート血統という共通点があることは、あまり知られていない。(サンテミリオンの母父ラストタイクーンはアイルランド産だが、その父トライマイベストはアメリカ産。)なかにはアメリカ産だが、走ったのはヨーロッパの馬もいるが、アメリカンダート血統を受け継いでいることは確か。
そして、もっと言えば09年2着レッドディザイア(母父ニジンスキー系カーリアン)、10年3着アグネスワルツ(母父ウッドマン系ヘクタープロテクター)、11年2着ピュアブリーゼ(母父ヌレイエフ系パントレセレブレ)、12年2着ヴィルシーナ(母父ミスプロ系マキャヴェリアン)、同3着ホエールキャプチャ(母父ヴァイスリージェント系クロフネ)と、2着馬と3着馬の母父もまたアメリカ血統なのである。
ちなみに09年3着のジェルミナルの母父ダブルベッドはフランス産だが、その父ビーマイゲストはアメリカ産。
これで決まった。

◎4アユサン…ディープインパクト×ストームキャット
デニムアンドルビーも母父がキンカメなので、アメリカ血統となるが、4年連続で1着になっている母父ノーザンダンサー系のアユサンを上に取る。しかも、アユサンの血統構成はオークスと同じ府中の芝2400mの青葉賞を勝ったヒラボクディープと同じ。
桜花賞の時計が未勝利戦を0.3秒しか上回らないと、レベルが低いようなことを言われているが、なんてったって桜花賞馬であることには変わりはない。バカにされた桜花賞馬が愚かな人間どもの鼻をあかすのは、オークスではよくあること。

△5デニムアンドルビー…ディープインパクト×キングカメハメハ
アテにならない1番人気ならば、押さえはするが本線勝負となると躊躇する。
ここは、「オークス2着馬の条件」に則り、相手探し。

過去10年のオークス2着馬9頭すべてに重賞3着以内の実績があり、前走の上がり3F3位以内の馬が6頭いる。そして、前走は着順不問で桜花賞組(7頭)とフローラS組(2頭)に二分される。
該当馬はレッドオーヴァル、プリンセスジャック、エバーブロッサム、ブリュネット、スイートサルサの5頭。

☆2ブリュネット…ダイワメジャー×ジャイアンツコーズウェイ
母父はストームバード系なので、血統構成的にはSS系×ストームバード系となり、アユサンと同じ。

☆14プリンセスジャック…ダイワメジャー×アフリート
血統うんぬんよりも、牝馬のG1には異常に強い福永に一票。

△16クロフネサプライズ…クロフネ×トニービン
3年連続で馬券になっているヴァイスリージェント系のクロフネを父に持つなら、押さえておくに越したことはない。






平安Sの法則【結果】

2013-05-19 00:00:00 | 京都の法則
■血統傾向更新■

今年から距離が1800mから1900mに変更となり、開催時期も1回京都から3回京都に変更となった平安S。
100mの距離延長に一体何の意味があるのか?
かつては、内枠に入った前走好成績の馬を買っていれば当たった、正月の京都のお年玉レースだったのに…
ただ、今年の結果を見る限りでは、かつての法則は使えそう。

1着1枠1番ニホンピロアワーズ(1番人気)…前走アンタレスS2着
2着4枠7番ナイスミーチュー(8番人気)…前走アンタレスS5着
3着3枠6番ナムラタイタン(5番人気)…前走ブリリアントS4着
4着1枠2番アメリカンウィナー(12番人気)…前走総武S1着
5着3枠5番ハタノヴァンクール(3番人気)…前走ダイオライト記念2着

■コース傾向更新■

目立つのは父、母父合計で【2-1-1】のリファール系(ホワイトマズルが2勝)と【1-1-1】のBT。

=おしまい=

ヴィクトリアMの法則【結果】

2013-05-13 00:00:00 | 牝馬の法則
【結果】
◎ハートオブサウンド…14着(3番人気)
○アロマティコ…10着(9番人気)
☆ザッハトルテ…16着(13番人気)
狙った3頭全部が二桁着順とは、てんで話にならない。

■血統傾向更新■

先週のNHKマイルCでは、大知が平地G1初勝利を収めたが、今週はヴィルシーナが5回目の正直でG1初勝利。
ヴィルシーナの血統構成はSS系(ディープインパクト)×ミスプロ系(マキャヴェリアン)だが、この血統構成の馬が馬券になったのは初めてで、5着にまで広げても09年4着ザレマ(ダンスインザダーク×ザフォニック)と12年2着キョウワジャンヌ(ハーツクライ×シーキングザゴールド)の2頭しかいない。

その大知が駆ったマイネイサベルは、G前猛追するも惜しくも3着。G1初勝利を挙げた騎手が2週連続G1勝利とは、世の中も競馬もそんなに甘くない。
3着のホーエルキャプチャは、ウオッカもブエナビスタも成し得なかった連覇を達成するかに思えたが、ハナ差の2着惜敗。昨年の覇者でありながら、その後の二桁着順続きを嫌がられ12番人気。ノリから乗り替わった蛯名は、2日連続重賞勝利とはならなかった。しかし、クロフネをはじめとするヴァイスリージェント系を持つ馬は、人気薄でよく走る、府中マイル重賞の穴血統に任命してもいいくらい。

■コース傾向更新■

SS系が中心だが、相変わらず2着が一度もない。
NHKマイルCに続いて、ヴィクトリアMでもクロフネ×SSの血統構成の馬が2着になった。

=おしまい=