☆史上最強の法則-海外支局☆

☆The Unrivaled Principle in History☆

皐月の法則3~勢力図

2009-04-14 18:00:00 | ダービー馬を探せ!2009
ファーストクロップを皐月賞に送り込んだ95年以降、未だ衰えを知らない『SS王朝』だが、全部が全部SS系ではない。
ならば、そのSS系に一矢報いた他の系統とは何だったのだろうか?
また、栄華を極めるSS系の配合相手は何が一番適しているのだろうか?

というわけで、95年以降の皐月賞血統傾向過去14年の『5大血統』の勢力分布を調べてみた。

【父方分析】
◆SS系:8-8-3
・SS二代目はフジキセキ(2着2回)、アグネスタキオン(1勝)、ゴールドアリュール(2着1回)
・ワン・ツーフィニッシュが6回
・1~3着完全制覇は1回のみ

◆ロベルト系:3-2-3
・その全てがBTだというのが面白い。

◆ノーザン系:2-4-2
・2勝は、サドラーズウェルズ系オペラハウスによるもの。
・2着4回は、リファール系、トライマイベスト系、ヌレイエフ系、ニジンスキー系が各1回。
・3着2回は、ノーザンテーストによるもの。

◆ナスルーラ系:0-0-2
・3着2回のグレイソブリン系のみで、トニービン親子によるもの。

◆ネイティヴ系は3着1回のみ

こうやって見ると、SSとBTは同じヘイルトゥリーズン系なので、同系統で過去14年のうち11勝をあげていることになる。
残りの3勝は、オペラハウスの2勝とシェリフズスターの1勝だけである。
ということは、今年は『元祖・史上最強の法則』によりロベルト系の1着はないので、必然的に1着はSS系で決まりってことになる。
可能性があるとすれば、オペラハウスとなるのだが、残念ながら今年は同系統の産駒は出走しない。

【母父分析】
◆ナスルーラ系:7-4-1
・ボールドルーラー系が3勝
・グレイソブリン系:2-2-1(うち、トニービンが2勝2着1回)
・プリンスリーギフト系:2着2回

・レッドゴッド系、ネヴァーベンド系が各1回ずつ

◆ノーザン系:4-6-5
・リファール系:2-1-1
・ニジンスキー系:0-4-2(うち、マルゼンスキーが0-3-1)


◆ネイティヴ系:3-1-3
・ミスプロ系以外のネイティヴ系:2-0-2


◆SS系:0-0-1
・まあ、母父SSの配合はこれから増えていくので現時点では何ともいえないところ。
・ちなみに母父ヘイローが2着1回。

◆ロベルト系はリアルシャダイの3着1回のみ

以上のように、母父方ではナスルーラ系とノーザン系が二大勢力ということが分かった。

そして、最後に父SS系の配合相手は何が一番相性が良いのか?について調べてみた。
【皐月賞黄金配合】
◆×ナスルーラ系:4-3-0
・×ボールドルーラー系:3-0-0
・×グレイソブリン系:1-2-0(GS系×SSで3着1回あり)

・×プリンスリーギフト系:0-1-0

◆×ノーザン系:2-4-2
・×ニジンスキー系:0-3-2

・×ノーザンテースト系:1-0-0
・×ダンチヒ系:0-1-0

◆×ネイティヴ系:2-1-1
・×ベロト:0-1-1

・×アリダー、×ミスプロが各1勝ずつ

ということで、『皐月賞の三大黄金配合』はこちら↓
SS系×ボールドルーラー系
SS系×グレイソブリン系
SS系×ニジンスキー系


ちなみに、『SS系×マイナー血統』の配合は過去14年で一度も3着以内に入ったことはない。

=つづく=




皐月の法則2~SS王朝

2009-04-14 12:00:00 | ダービー馬を探せ!2009
ふと振り返れば、競馬に手を染め始めてかれこれ20年が経つ。
一体これまで幾ら負けているのだろうか?
馬券だけではなく、ちっとも役に立たなかった競馬本や予想に費やした時間を金額に換算すれば…と、恐ろしくて想像もしたくない。
子供の頃から、お小遣い帳などをつける習慣がなくてよかったと、つくづく思う。

さて、皐月賞―
自慢じゃないが、皐月賞はこれまで1回しか当ったことがない。
皐月賞のデビュー戦は、ハクタイセイの90年。
本命はライアン、対抗ツルマルミマタオーで撃沈されたのがケチの付きはじめ。
まあ、ダービーほどに熱が入らないので買わなかった年もあるのだが、以来ハズレ続けていた。
途中、97年のサニーブライアンの時には、もう少し素直になっていれば馬連5万馬券を的中していたのだが。
当時、私は師匠とskaizerさんと確かSOULも居たか?と一緒に中山に参戦していた。
お目当ては師匠の初代愛馬・シルクライトニングだ。
が、師匠に『ブライアンズタイムBOX買っとけ!買っとけ!』と勧められたにもかかわらず、生まれつき天邪鬼の私は『来るわけないだろうけど、まあ、お付き合いで…』と、ライトニングの単勝だけをチャリンと買っただけであった。

そして、ライトニングが2着に突っ込んで、馬連5万馬券!
ゴール板を過ぎた辺りのスタンドのイスの上に立って観戦していた私は、私の前に陣取っていた師匠とskaizerさんが、興奮のあまりにイスから転げ落ちたのを目の当たりにした。
そんな、なんともハッピーエンドな師匠だったのだが、よくよく聞いてみれば、自分でもまさか来るとは思わなかったようで、本線はランニングゲイルから勝負していた。
結局、サニブー=ライトニング馬券はPATで購入したチャリ銭分しか当ってなかったのだ。
まあ、それでもン十万になったので、うらやましい限りである。

そして、時は流れて―
私の皐月賞初的中は、ディープインパクトの2005年まで待たねばならない。
しかし、これは自力で当てたわけではなく、ましてや本線的中ではない。
当日、西船橋から出ている無料送迎バスに乗っていると、あの丹下さんが、ちょうど私の前に座ったので、降りる際に『本命はなんですか?』と聞いてみたら、照れ笑いをしながら『シックスセンス!』と囁いてくれたのを覚えていたからだ。
そして、丁度1万円分を勝負しようと思ってたので、本線を買った残りの1000円でシックスセンスを押さえたまでの話だ。
そういった意味では、『獲った!』という実感を一度も味わっていない皐月賞なのである。

そんなわけで、今年こそは何が何でも本線的中!といきたい、目下3連敗中の皐月賞過去20年↓

こうやって改めて過去20年の血統傾向表を眺めていると、SSの偉大さがよく分かる。
初めて、その産駒を皐月賞に送り込んだ95年以降次々とSS産駒がこれでもか!というくらいに皐月賞を制覇している。
そのSSが亡きあとも、昨年ワン・ツーを決めたように二代目が活躍している。
桜花賞もそうであったが、どうやら皐月賞でもSS系には逆らわない方がよさそうだ。
未だ衰えを知らないSS王朝である―

=つづく=