☆史上最強の法則-海外支局☆

☆The Unrivaled Principle in History☆

有馬の法則5~4番人気

2010-12-24 20:00:00 | 長距離血統の法則
 ロズキンの出走取消により、一本被りの1番人気は必至のブエナビスタ。有馬の1番人気は信頼が置けることは、みなさんご存知のとおり。

■有馬記念人気別成績■

 だからといって、1番人気の単勝勝負だけは厳禁。過去22年、1番人気の単勝を買い続けたとすると、その的中率は36.4%(22戦8勝)と3年に1回はお金を家に持って帰れる計算になるのだが、肝心要の回収率はというと、理論値に近い74.1%となるのだ。仮に毎年、1番人気の単勝に1万円勝負をし続けていたとすると投資金額22万円に対し、リターンは16万3千円となるのだ。いくら、固そうだからといってブエナの単勝に有り金をぶち込むような真似はしてはいけない。
 単勝勝負をするのなら、4番人気が超オススメ。的中率は27.3%(22戦6勝)と1番人気より下回るものの、驚くなかれ、その回収率は324.1%を誇るのだ。仮に毎年1万円ずつ勝負していたならば、投資22万円に対し、リターンが71万3千円となり、その儲けは49万3千円!!!4年に1回しか喜びは味わえないが、当たった時の配当は、勝負に勝った!という満足を得られる金額になるはずだ。前々日最終オッズでの4番人気はドリームジャーニーの12.1倍。オールカマーからのぶっつけ本番が嫌われたか、昨年の覇者が人気を落としているここは、絶好の狙い目なのではないだろうか。


 次に、1番人気と4番人気を利用した馬連馬券を考えてみた。
■有馬記念3着以内馬の人気■

【1番人気が連対した時の相手馬の人気】
2番人気:4回
3番人気:2回
4番人気:4回
6番人気:2回
14番人気:2回
14番人気が飛び込みヒモ荒れとなった2回を除くと、全て6番人気以上。そして、5番人気は一度もペアとして成り立っていないことを利用して、1番人気から2、3、4、6番人気馬への馬連4点流し馬券が成り立たないものか?と思い調べてみた。で一点5千円、合計2万円を買い続けた場合、投資額44万円に対し、リターンが74万5千円(馬連発売がない年は枠連の配当で計算)、その儲け30万500円となり、回収率は169.4%となる。そして的中率の方だが、22年のうち14回は、この作戦が成功していた。中にはトリガミの年もあるが(2回のみ)、この作戦であれば3年に2回は、幾ばくかは儲けて家路につくことが出来るということだ。
 でも、回収率だけでいうのなら、この作戦よりも4番人気単勝勝負の方が遥かに優る。そこで、今度は4番人気からの馬連馬券を調べてみた。

【4番人気が連対した時の相手馬の人気】
1番人気:4回
2番人気:1回
3番人気:2回
 驚いたことに、4番人気が連対した時の相手馬の人気は全て1~3番人気馬に集約されていた。これなら、1番人気馬連作戦よりも目数が少なくて済むので、グンと期待が高まるっていうもの。
 的中率は22戦7勝と、3年に1回しか喜びを味わえないが、その回収率は202.6%と投資金額のほぼ2倍の儲けが期待出来る。
 でも、結局のところ、4番人気の単勝勝負を上回ることは出来ないので、儲けを重視するなら4番人気単勝勝負に徹した方がよさそうだ。

 いずれにせよ、今年最後の打ち収めだからといって、有り金勝負などの無謀な真似はせずに、幾ばくかのお金を残して家路についた方がよい。そして、その途中で、家族あるいはおねえちゃんへのささやかなお土産を買って帰れば、なおよい。そうすれば、きっと来年もまた、競馬へ出かける貴方を暖かく見送ってくれることであろう。でも、お小遣いまでくれることは、まずない。

=つづく=

ラNの法則1~血統傾向

2010-12-24 18:11:49 | ダービー馬を探せ!2011
■ラジオNIKKEI杯2歳S血統傾向■

 ラジオNIKKEI杯になって以来の過去4年の勝馬は、全て父か母父にSS系を持っている。SS系中心は揺るがせないが、出走馬15頭中、なんと14頭が父SS系とは驚いた。SS系の中では2勝をあげているネオユニヴァースと1勝3着1回のフジキセキ。
また、ナスルーラ系が母父で0-4-3というのも面白い。

■5回阪神芝2000m血統傾向■

2-1-1のディープと1-1-0のネオユニか。でも、それじゃあ面白くないので、ここは一捻り。
12月5日の傾向に注目。4Rの未勝利戦でジャンポケ産駒が1着に、母父タマモクロスが3着に入った。いずれもグレイソブリン系である。そして、6Rの新馬戦では母父トニービンが2着に入り、3着の父アドマイヤベガの母父もまた、トニービンである。
というわけで・・・

◎ ⑮ウインバリアシオン…ハーツクライ×ストームバード
父ハーツクライの母父はトニービン。母父がノーザン系ストームバードというのも、過去4年で2勝をあげている勝馬の傾向に合致する。
ディープ産駒を負かすのは、ハーツクライ産駒しかいない。なんせ、唯一、ディープを負かした馬なのだから。

○ ③コティリオン…ディープインパクト×トニービン
母父トニービン

☆ ④ハーバーコマンド…マンハッタンカフェ×ケンドール
母父ケンドールがグレイソブリン系。

他にもネオユニとフジキセキ産駒を押えておきたいところだが、手広くいってるようじゃあ儲からない。ここは◎の単勝勝負。

=つづく=

有馬の法則3~コース傾向

2010-12-24 12:00:00 | 長距離血統の法則
【中山芝2500m血統傾向】
■2008年■

 年間を通じて活躍していたのが、サドラーズウェルズ系とトニービン・ライン。本番では両方の血を持つ14番人気のアドマイヤモナークが2着に突っ込み波乱の決着。

■2009年

 4回中山までは、これといった傾向は見られなかったものの、5回開催に入りスペシャルウィーク×サッカーボーイが2R連続で2着に入り、本番ではスペ産駒のブエナビスタが2着。そして、勝ったのは、父ステイゴールド(母父ディクタス=サッカーボーイの父)産駒のドリームジャーニー。

 果たして、今年のトレンド血統は?
■2010年

 全体的な流れとしては、サドラー系とトニービン・ラインが目立ち、これは08年に非常に似通っている。激穴を狙うのであれば、1勝2着2回のヴァイスリージェント系に注目し、父フレンチデピュティ×母父サドラーズウェルズのメイショウベルーガ。有馬が行われる26日は、『オグリキャップメモリアルデー』と銘打たれている。奇しくも、ベルーガの馬番は、オグリの奇跡のラストランの時と同じ『4枠8番』だ。しかも、オグリと同じ葦毛。これは怪しい。まずは、ベルーガから総流し。
 あとは、今開催で1勝2着1回のルドルフ・テイオー親子。今ではすっかりマイナー血統となってしまったパーソロン系が、ワン・ツーを決めることは珍しい。となると、枝は違うがパーソロン系のマックイーンを母父に持つドリームジャーニーが、ここで浮上する。
 ただ、今ここで決め付けるのは早計というもの。過去2年の傾向が示すとおり、一番のポイントは本番の二つ前に行われるグッドラックハンデの結果。穴場に手を突っ込むのは、その結果を見てからでも遅くはない。

=つづく=


有馬の法則2~鬼門血統

2010-12-21 21:21:21 | 長距離血統の法則
 昨年のリベンジ、そしてJCの降着の鬱憤を晴らしたいブエナビスタ。その関係者の気持ちはよりく判るが、そうは問屋が卸しそうにもない。何もローテをウンヌンいっているわけではなく、血統傾向的にもどうも怪しい。

■有馬記念血統傾向過去22年■

 何が怪しいのかというと、ブエナの母父に入ったニジンスキー(NJ)系の血。このNJ系を持った馬は、過去何頭出走したかは知らないが、どうもこの有馬記念を勝ち切れない傾向にあるようだ。ブエナの父は、武豊が勝ったと勘違いしてウイニングランをしてしまった90年2着のスペシャルウィーク。その母父がNJ系マルゼンスキーである。

【ニジンスキー系を持つ馬】
89年2着:スーパークリーク(父ノーアテンション)
94年3着:ライスシャワー(母父マルゼンスキー)
98年2着:メジロブライト(母父マルゼンスキー)
99年2着:スペシャルウィーク(母父マルゼンスキー)
00年3着:ダイワテキサス(母父ノーアテンション)
04年3着:シルクフェイマス(母父カーリアン)
09年2着:ブエナビスタ(母父カーリアン)
 NJ系の血を持つ馬は、過去22年で1勝も挙げていない。今年の該当馬は、ブエナの他には、母父にブエナと同じカーリアンを持つレッドディザイアが、もう一頭いる。

 また、ニジンスキー系と同様になかなか勝ち切れない血統というのは他にもある。

【グレイソブリン系を持つ馬】
88年2着:タマモクロス(父シービークロス)
90年3着:ホワイトストーン(父シービークロス)
93年2着:ビワハヤヒデ(父シャルード)
95年3着:サクラチトセオー(父トニービン)
97年3着:エアグルーヴ(父トニービン)
03年2着・05年3着:リンカーン(母父トニービン)
05年1着:ハーツクライ(母父トニービン)
08年2着:アドマイヤモナーク(母父トニービン)
 勝ったのは05年のハーツクライのみ。今年の該当馬はエアグルーヴの仔フォゲッタブル、ルーラーシップ。トニービンの血を引くジャンポケ産駒のプケンブルースリ、トーセンジョーダン。そして、出走は不明だが母父トニービンのコスモラピュタの合計5頭。

 近年、傾向で目に付くSS系×ノーザンテースト(NT)だが、このNTというのも、実は勝ち切れない血統の一つであることを忘れてはならない。
【ノーザンテースト系の血を持つ馬】
88年3着:サッカーボーイ(母父NT)
90年2着:メジロライアン(父アンバーシャダイ)
95年3着:サクラチトセオー(母父NT)
97年3着:エアグルーヴ(母父NT)
98年2着:メジロブライト(父メジロライアン)
06年3着・07年3着:ダイワメジャー(母父NT)
07年2着・08年1着:ダイワスカーレット(母父NT)
08年3着・09年3着:エアシェイディ(母父NT)
 NT系を持つ馬で勝ったのは、一昨年のダイワスカーレットのみ。今年は、GS系の所でも出てきたトーセンジョーダン(母父NT)が該当する。

 以上の3系統は、決して有馬記念とは相性が悪いわけではなく、むしろ好い方だと思うが、上述の馬たちの人気を考えると、頭では買わずに、ヒモ付けで買った方が高配当にありつるはずだ。

=つづく=

有馬の法則1~必須血統

2010-12-21 19:00:00 | 長距離血統の法則
■有馬記念血統傾向過去22年■

 有馬記念過去22年における3着以内のリピーター馬は、合計12頭。そのうち連覇を達成したのはグラスワンダー(98年・99年)とシンボリクリスエス(02年・03年)の2頭のみで、隔年で制覇したのはオグリキャップ(88年・90年)の1頭のみである。今年連覇の期待がかかるのはドリームジャーニーだが、過去2頭の連覇した馬に比べると小物感は否めない。
 また、前年2着からリベンジに成功したのはディープインパクトとダイワスカーレットの2頭。今年の該当馬は、言わずと知れたJCでアヤが付いたブエナビスタ。こちらはドリジャニとは違い、ディープとダスカと比べても見劣りはしない。

 血統傾向的には、6連勝中を含む7勝を挙げ、9年連続3着のSS系を無視するわけにはいかない。よくよく見てみれば、過去10年で、00年以外は父SS系が毎年必ず1頭は3着以内に入っていることに気付く。
 SS系の配合相手別に見てみると、圧倒的に母父ノーザン系が多く、その内訳は母父ノーザンテーストであるが、これはダイワメジャー&スカーレット兄妹とエアシェイディの3頭によるもの。母父ノーザン系以外では、1-2-1の×トニービンに注目。

 いずれにせよ、SS系を外した馬券は無謀ないつもの有馬記念。今年の該当馬は登録馬19頭中10頭いて、これまた絞るのに一苦労しそうないつもの有馬記念である。

=つづく=

JCDの法則2~世代交代

2010-12-05 00:00:00 | 砂王の法則
■JCD血統傾向■

◎ ①シルクメビウス…ステイゴールド×ポリッシュネイビー

○ ⑧バーディバーディー…ブライアンズタイム×シーキングザゴールド


▲ ③トランセンド…ワイルドラッシュ×トニービン
いつまでもヴァーミリアンが幅を利かせている時代ではない。そろそろ新世代へ交代の時期して4歳馬で揃えてみた。
▲は『内枠の藤田の逃げ』に期待。

=つづく=



JCの法則~番外編

2010-12-01 01:50:07 | 府中の法則
黒シャツの慰めになるかどうかはわかりませんが…

ジャパンC・1着入線馬降着について by 合田直弘 at 競馬ラボ『世界の競馬』より転載

『ニューマーケットで行なわれる繁殖牝馬セールに立ち会うために英国に来ているが、ジャパンCで起きた1着入線馬降着のニュースは、こちらでも大きく取り上げられている。

 英国における論調を、きわめて大雑把に分類すれば、「降着にしなくても良いのに」が6割で「降着当然」は4割といったところか。その背景にあるのは、英国と日本、あるいはその他に国のおける、妨害と処罰に関する基本的考え方の違いである。

 権威ある競馬日刊紙レーシングポストから東京に派遣されていたニコラス・ゴッドフレイ記者は、そのレポートの中で、「審議のアナウンスがあって、まずちょっとした驚き、そして着順変更になって、更に驚いた」と綴っている。

 ゴッドフレイ記者も、妨害に関する日本のルールは厳しく、英国のものよりは仏国のものに近いと書き、実情への正しい理解を示した上で、前述の評論を記しているのは興味深い。

 英国の場合、妨害があったとしても、それが明らかに実際の着順に影響を及ぼしたと判断されない限り、なかなか降着にはならないのが普通だ。ジャパンCで言えば、ブエナビスタとローズキングダムのゴール前の脚色は誰が見てもブエナビスタの方が勝っており、仮にローズキングダムが不利を受けずとも、ゴール地点で両馬の間にあった1馬身半差が逆転した可能性は限りなく低い。更に言えば、ローズキングダムが鼻差で3着に敗れていたら、彼を2着に救い上げるという目的でのブエナビスタ降着は考えられるが、ローズキングダムは2着を確保した。そうであるならば、騎手に対する制裁はあったとしても、着順を入れ替える必要は無い、というのが英国式の考え方である。

 確かに、ジャパンCで最も強いレースをしたのはブエナビスタであるという点では、日本人の間でもほぼコンセンサスが得られることであろう。

 レーシングポストには、4着入線のジャガーメイルに騎乗したライアン・ムーア騎手のコメントも載っており、英国をベースに騎乗している彼も、「正しい判断とは思えない」と発言している。

 ムーアは更に、こう続けている。「(競馬とは)真のチャンピオンを決めるものだ。今、そういう存在がいないだけに、この降着は競馬にとってとても残念なことだ」。

 誤解のないように補足すれば、ムーアは、真のチャンピオンならば多少の妨害を許される、と言っているわけでは決してない。彼もまた、1・2着馬のどちらが強いかは明白であり、だからこそスターがスターとしてあるべき地位を奪われたことが残念と嘆いているのである。

 ムーアの言葉に代表されるように、ブエナビスタに対する評価は、ヨーロッパでも極めて高い。レーシングポスト紙も「Super Star filly」と言う形容を付けて報じているし、来年の現役続行を切に望むとした上で、「例えばドバイワールドCに出て来れば有力馬となろう。なぜならシーマクラシックで2着した前年よりも更に強くなっているから」と論評。更にスミヨンの「自分の乗った最強の牝馬」とのコメントを引用し、すなわちこれは「ザルカヴァより上」と結んでいる。

 降着に異論を挟む声がある一方で、言うまでもなくスミヨンの乗り方に対する批判も飛んでいる。レーシングポストは成績欄のレース回顧で、「スミヨンはワールドクラスの騎手だが、ジャパンCにおける騎乗はワールドクラスではなかった」と綴り、「ブエナビスタが左にヨレているにもかかわらず、これに構わず右ステッキを使い続けたこと」に対して、スミヨンは責任を取らねばならないと結論づけている。

 ヨーロッパでもスミヨンは、勝利に対して時にハングリーになり過ぎると言われている騎手だ。更に言えば、この秋の日本における騎乗でも雑で荒いプレイが何度か見られており、関係者から「危険」との声が上がっていたと聞く。今回の制裁に直接関わることではないが、累積しつつあった過去の蛮行に対する批判が、「この辺りでお灸を」との結論に全く反映していないとは言えないだろう。日本に来る外国人騎手には、日本に来たからには日本のルールを順守し、きれいに乗ろうとしている人も多数いる。スミヨンにも、よりきれいで安全な騎乗を心がけて欲しいものである。


2010年12月01日』

 今の黒シャツに何を言っても無駄なのはわかっているけど、こういう見解もあるということ。でも、終ったことはどうしようもないのも事実。幾ら買ってたのかは知らないけど、そんなの屁でもないよ。
 
 忘れもしない、宝塚記念の再現とばかりにメジロ丼を目論んでマック―ライアンが入った枠連1-8になけなしの5千円を突っ込んだ91年の有馬記念。窓口のおばちゃんから受け取った一点勝負の馬券をふと見てみると、なんとそこには発売間もない馬連1-8と印字されているではないか!なんだこれ?8番の馬ってなんだ?と競馬新聞に目を戻してみれば、そこには無印のダイユウサク。そんな名前聞いたことないよ。慌てて窓口に戻り、なけなしの5千円であること、どうしても枠連に変えて貰わないとアパート代が払えない、と必死になって説得。今になって思えば何とも意味不明の説得材料だったが、まじで泣きそうな顔をして訴えたのがよかったのか、結果、現場の責任者の方が出てきて渋々枠連1-8に変更していただいた。
 んが、結果、あっとビックリダイユウサクが1着!!!!馬連は7600円もつけた。あのまま黙っていれば、アパート代どころか余裕のヨッチャンで借金をチャラにしてもまだお釣りがくるくらいのはずだったのに。場外発売をやっていた府中のターフビジョンの前でへたり込んでしまったことは未だ鮮明に覚えている。証人は偶然番長だ。

覆水盆に返らず―

=おしまい=