☆史上最強の法則-海外支局☆

☆The Unrivaled Principle in History☆

秋天の法則【結果】

2013-10-28 00:00:00 | 府中の法則
【結果】
◎ジャスタウェイ…1着(5番人気)単勝1550円 複勝240円
ハーツ産駒が確変に突入!!ハーツ産駒は嬉しいG1初勝利。
(Photo by 最強)








確変に突入したのはジャスタウェイだけではなかった。
おめでた続きの福永は、よくよく考えてみれば神戸新聞杯→毎日王冠→菊花賞→秋天と、既に確変モードに突入していた。
しかし、◎を打っておいて失礼だが、まさか2週連続のG1制覇とは驚いた。
先週、菊花賞挑戦16戦目にして初勝利をおさめたが、この秋天は12戦目にしての初勝利。
一つ勝つと、こうも違うのか。
おかげ様で久々の大漁。馬連1190円はこんなもんとして、単勝1550円、馬単4510円は美味しすぎる。
でも、チャリ銭の三連単が14310円とは、安過ぎやしないか。一番、効率的だったのは馬単だった。
ありがとさん♪

■血統傾向更新■

二代目SS系産駒は、ブエナビスタ以来の3年ぶりの2勝目。
2着は、単勝2.0倍のジェントルドンナ。これで、昨年のフェノーメノに続きSS系×ダンチヒ系の血統構成が2年連続で2着になった。
3着は、前走で福永が手綱を取ったエイシンフラッシュ。その福永に勝たれたんじゃあ、デムーロはさぞかし悔しかろう。

ところで、断トツの1番人気に推されたジェンティルドンナだが、大方の予想を裏切っての先行。もし、福永の位置にいたとしたら…とタラレバは禁物だが、嵌っていたのではないか。なぜ岩田はあそこまで武をマークしたのかが不思議でならない。
しかし、負けたとはいえジェンティルは改めてその強さを証明してみせた。
トウケイヘイローをはじめ、先行集団で掲示板に載ったのはジャンティルだけで、あとは軒並み二桁着順だ。
<2013年秋天の4角先頭集団の着順>
トウケイヘイロー…10着
ジェンティル…2着
ダイワファルコン…15着
レッドスパーダ…17着
ダノンバラード…16着

■コース傾向更新■

今年もまた、当たり馬券は本番当日のコース傾向が教えてくれていた。
まず、4Rの新馬戦ではディープ産駒が1着~3着を独占。ここでディープ産駒のジャンティルドンナとダノンバラードが浮上する。が、外枠不利の定説に従って、ダノンは消せる。
そして、7Rではハーツクライ産駒が1着なので、これだけで素直にハーツ産駒のジャスタウェイは買える。
最後に、3着のエイシンフラッシュだが、これは今開催ではキングマンボ系が【1-0-2】であることに注目すれば、拾える。
これだけで、馬連、馬単、三連単をタダ貰い。
恐るべし血統傾向である。来年もまた、慌てずに本番当日のコース傾向を踏まえて、窓口に走りましょう。

=おしまい=



秋天の法則5

2013-10-27 00:00:00 | 府中の法則
■コース傾向■

ここまで合計7Rが行なわれた東京芝2000m。
父SS系は【4-3-1】で、複数回馬券になっているのはネオユニヴァース【1-0-1】、ステイゴールド【0-2-0】、そして父で2着1回、母父で3着1回のダンスインザダーク。

その他で目立つのは、【0-4-1】のロベルト系だが、秋天にはロベルト系産駒は出走しないので、これはオミット。
あとは、父、母父合計で【2-1-1】のグレイソブリン系、【1-0-2】のリファール系、【1-1-0】のノーザンテースト系といった秋天に縁のある血統が複数回馬券になっている。

しかし、慌てる必要はない。
本番前に当該コースは2鞍組まれており、その結果を踏まえるべし。
というのも、昨年は本番直前の7Rで3着までに入った血統が、見事なまでに本番に直結したからだ。
<2012年4回東京芝2000mコース傾向>

7R
1着キングズベスト×デザートプリンス(ダンチヒ系)
2着ダイワメジャー×トニービン
3着キンカメ×SS

11R秋天
1着エイシンフラッシュ…キングズベスト×プラティニ
2着フェノーメノ…ステイゴールド×デインヒル(ダンチヒ系)
3着ルーラーシップ…キンカメ×トニービン

昨年は7Rの傾向にしたがって素直に買ってさえいれば、3連単39520円が懐に転がり込んだ。
窓口に走るのは、7Rが終わってからでも遅くはない。

■トウケイヘイローを買おうとしている皆様へ■
ジェンティルドンナの1番人気はいいとして、2番人気はてっきりエイシンフラッシュかと思いきや、なんとトウケイヘイローとは驚いた。ダービー&秋天馬も随分と舐められたものである。

この異常なほどの人気の理由は、いろいろと推測できる。
まず、鞍上の武豊の復調、そしてトウケイヘイローのキャラ。
武豊に逃げ馬となれば、誰もがまっさきに思い浮かべるのがサイレンススズカ。
3歳時には、その持て余す能力をなかなか制御できないまま春のクラシックは無冠に終わったが、4歳になり武が手綱を取った途端に、重賞4連勝を含む破竹の5連勝を決め、武から南井に乗り替わった(武にはエアグルーヴがいたため)宝塚記念ではG1初制覇を達成した。その年の秋緒戦のエルコンドルパサー、グラスワンダーの最強馬をおいで、おいでの子供扱いにした伝説の98年毎日王冠。そして、府中の杜に悲鳴がこだました秋天―
サイレンススズカが果たせなかった夢を、トウケイヘイローに託す気持ちはわからないでもない。が、トウケイヘイローはサイレンススズカではない。

次に、デムーロの秋天インタビューでのコメント。
エイシンフラッシュに騎乗するデムーロは、もっともマークする馬として、ジェンティルドンナではなく「武が乗るトウケイヘイロー」と答えた。この発言は、馬場の悪化を想定してのものなのは間違いなく、実力云々よりも、ペースや展開を気にしていることが伺え、「決してトウケイヘイローが強い」と言っているわけではない。

そして、トウケイヘイローのローテ。
札幌記念を経ての参戦だが、この前走札幌記念組というのは秋天とはなかなか相性が好いのはご存じのとおり。だが、今年の札幌記念は函館で行なわれた。
その札幌記念では、泥んこ馬場をものともせずに、後続に6馬身差をつける圧勝劇を演じたことは記憶に新しい。そして、本番でもどうやら馬場の悪化は避けられそうにないこと、ましてや、Bコース替わりとなれば先行有利になるのは確かで、その人気に一層拍車がかかる。
しかし、そもそも馬場が悪化すれば悪化するほど前には有利になるのは当たり前で、重馬場の着差をそのまま鵜呑みにしてはいけない。だからこそデムーロもそこを気にしているのだ。

ちなみに、重賞3連勝で挑むトウケイヘイローだが、実はサマー2000シリーズのチャンピオンというのが、データ的にはよろしくない。
サマーシリーズが開催されて8年が経つが、サマー2000シリーズのチャンピオンはこれまで一度も秋天で馬券になったことがないのだ。

<サマー2000シリーズチャンピオンの秋天での成績>
06年スウィフトカレント(7番人気)2着
07年ユメノシルシ(不出走)
08年ミヤビランベリ(不出走)
09年ホッコーパドウシャ(17番人気)16着
10年ナリタクリスタル(不出走)
11年イタリアンレッド(不出走)
12年トランスワープ(9番人気)17着


なんだかんだと水を差して申し訳ないが、決定的なコメントを一つ。

「馬が疲れているので天皇賞に出すのは止めようかなと思っていたのですが、
皆様にインターネットでも応援してもらっていますので、出走させるつもりです。」
~馬主・木村信彦氏のコメント~
ソース:http://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=78994


「ホントは休ませたいんだけど、ファンの皆さんが応援しているし、出さないとなるとKYだなんだと言われるし、出しとくか」というのが本音。
それでもトウケイヘイローを買いますか?
とはいえ、「展開は全てを凌駕する」ことを忘れてはいけない。

◎7ジャスタウェイ…ハーツクライ×ワイルドアゲイン
データ的にも血統傾向的にも、まったく合致しないが、「ハーツ産駒は秋に確変に突入する」法則に賭けてみる。
道悪は、オルフェのダービーの2着に入ったウインバリアシオンが実証済み。

ハーツクラ at ノーザンファーム空港牧場(Photo by 最強)

スワンSの法則【結果】

2013-10-26 18:00:00 | 京都の法則
■血統傾向更新■

1番人気がまたまた飛んだ。あてにならないのは分かっているものの、何を狙えばいいのやら。そこがスワンSの最大のネック。

メジャー産駒がワン・ツーフィニッシュを決め、3着もSS系フジキセキ産駒のサダムパテック。
このフジキセキ産駒が馬券になったのは、これで5頭目。スワンSに限らず、芝1400mというダート適性を求められるコースは、フジキセキ産駒の大好物。

=おしまい=

秋天の法則4

2013-10-26 13:36:18 | 府中の法則
■重賞実績■
G1の中でももっとも格の高い秋天。
優勝馬には、それにふさわしい格、すなわち実績が求められる。
06最低でもG2勝利実績。これが秋天における足きりラインだ。

<G1、G2勝利実績の有無>
あり:11-9-11-110
なし: 0-2- 0- 49
G1、G2勝利実績がないまま馬券になったのは、06年2着スウィフトカレントと07年2着アグネスアークの2頭のみ。
前走OP特別を勝ったばかりで、ここが重賞初挑戦というレインスティックに勝たれた日には、秋天の格はガク落ちだ。

■出目・枠番・馬番■*02年中山開催は除く、88年以降の過去24年
<枠番別成績>

コース改修を機に、内外の有利不利は軽減されたといわれている府中の芝2000mだが、実際にはそんなことはなく、相変わらず外枠は不利。
【7枠・8枠の成績】
改修前(88年~01年):4-3-2-57/66 勝率6.1% 連対率10.6% 複勝率13.6%
改修後(03年~12年):4-1-1-48/54 勝率7.4% 連対率 9.3% 複勝率11.1%

確かに勝率は約1ポイント良くなってはいるものの、連対率と複勝率は悪くなっている。
ただし、外枠といっても不利なのは8枠だけで、7枠は改修前【3-2-0-26】、改修後【3-1-0-22】と勝率10.5%、連対率15.8%をキープしている。

<馬番別成績>

依然、外枠不利ということは、馬番別成績を見れば納得がいくはず。
過去24年で15番より外の馬番は、【1-1-2-58】で勝率1.6%、連対率3.2%、複勝率6.5%そ惨憺たる成績。
馬券になった4頭は、96年3着サクラローレル(8枠16番)、00年2着メイショウドトウ(8枠15番)、03年1着シンボリクリスエス(8枠18番)、06年3着アドマイヤムーン(8枠15番)と、頭一つ抜けた実力の持ち主でないと馬券圏内に入ることすら難しく、17番にいたっては、過去24年で【0-0-0-15】の17番はデスナンバー。
また、【3-2-1-18】の10番と【3-1-4-16】の11番の3勝をあげている馬番の間に挟まれた9番は、過去24年で一度も馬券になったことがないデスナンバーだ。

<出目>

03年以降の出目傾向を見てみると、特定の枠番・馬番が好走しているのが面白い。

1枠01番:2-0-0
1枠02番:1-1-1
2枠04番:0-2-1
3枠06番:0-0-2
4枠07番:0-4-1
4枠08番:0-4-2
6枠12番:2-0-2
7枠13番:1-1-0
7枠14番:2-0-0

勝ち馬は1枠、6枠、7枠から、ヒモは2枠か4枠。相手に迷った時の参考に。

秋天の法則3

2013-10-26 12:06:13 | 府中の法則
■最強牝馬伝説■
<性別成績~過去11年>
牡馬:8-9-8-151/176
牝馬:3-2-3-  8/ 16

牝馬の成績は、牡馬のそれを大きく上回る勝率18.8%、連対率31.3%、複勝率50.0%で、2頭に1頭は馬券になる計算。
88年以降では、97年エアグルーヴ、05年ヘヴンリーロマンス、08年ウオッカ、10年ブエナビスタの4頭が栄冠に輝いている。このうち、ヘヴンリーロマンス以外は、当代きっての最強牝馬と云われていた馬たち。
牝馬三冠、JC制覇のジェンティルドンナは、歴代の「最強牝馬」と遜色はなく、栄冠を手にする資格は十分に備えている。ましてや、手薄なメンバー構成となれば、その可能性はグッと高まる。

■信頼の1番人気■

かつては、「1番人気が勝てない」ことで有名だった、秋天。
だが、コース改修となった03年以降は、その様相が一変している。

<1番人気成績>
88年~02年(過去15年):1-4-1-9 勝率 6.7% 連対率33.3% 複勝率46.7%
03年~12年(過去10年):5-2-1-1 勝率50.0% 連対率70.0% 複勝率80.0%

03年以降で馬券圏外に消えたのは、06年5着のスイープトウショウ1頭のみ。ただし、1番人気といっても単勝3.9倍と押し出された1番人気だったことがわかる。
目下の1番人気は紅一点のジェンティルドンナ。牝馬のデータも考慮すると、ジェンティルドンナを外して買うのは愚の骨頂ということだ。
データ上はね。

■毎日王冠組の取捨■
<前走~過去25年>

<前走別成績~02年以降>
札幌記念:2-0-2- 7
宝塚記念:3-2-1-16
京都大賞:1-1-1-17
毎日王冠:4-3-3-57
オルカマ:0-1-0-24
その他 :1-4-4-38

勝率なら18.2%の札幌記念組、連対率なら22.7%の宝塚記念組が優勢だが、着度数別なら昔からの王道路線の毎日王冠組。
昔から秋天への王道である毎日王冠組。キモはこの毎日王冠組の取捨にある。
<毎日王冠~着順別成績>
1着~5着:3-3-3-27
6着以下 :1-0-0-30
6着以下で馬券になったのは、昨年、毎日王冠9着から巻き返したエイシンフラッシュ1頭のみ。

<毎日王冠~人気別成績>
1~5番人気:4-3-2-27
6番人気以下:0-0-1-30
6番人気以下で馬券になったのは、03年3着のテンザンセイザ(毎日王冠8番人気)1頭のみ。

つまり、「5番人気かつ5着以内だった馬」以外の毎日王冠組は買ってはいけないということ。
となれば、今年、毎日王冠組で買えるのは、4番人気で1着のエイシンフラッシュ1頭のみということになる。
つまらん。

結局、ジェンティルとフラッシュで何もないんだろうか?
目下、2頭の馬連6-9は5.3倍。一方、枠連3-5は6.0倍。
もし、この2頭で勝負するのであれば枠連で勝負した方がお得ですよ。


秋天の法則2

2013-10-26 10:38:08 | 府中の法則
■3歳馬の取説■
サイン派はさぞかし小躍りしているに違いない、今年の秋天のJRAのCM。

G1プロモーションCM「THE LEGEND」【天皇賞(秋)編】
96年天皇賞(秋)

挫折が教えてくれる道がある

全治6ヶ月の悔しさはエネルギーへと化けた

世代の壁を破壊した馬
バブルガムフェロー

わすが3歳で天皇賞を勝つなんて

爆発が
世代を越える。

天皇賞(秋)』

暗示もくそもない。そのまんまだ。そう、サイン派の本命はもちろん出走馬唯一の3歳馬のコディーノ。
だが、今年はサイン派だからといてバカにはできない。
というのも、今年に限ってはデータ的にもちゃんと裏付けがあるからだ。

<3着以内馬の年齢~88年以降>

3歳: 2-5- 2- 17/ 26
4歳:13-9-10- 99/131
5歳: 8-9-11-104/132
6歳: 0-2- 2- 65/ 69
7上: 2-0- 0- 51/ 53

過去25年の3歳馬の成績は、勝率7.7%、連対率26.9%、複勝率34.6%。勝率は4歳に劣るものの、その他はすべて4歳以上を上回る。過去10年でくくれば【0-3-2-11/16】で、未勝利ながらもその成績の大半をここ10年で稼いでいることがわかる。

複勝率34.6%の3歳馬だが、これを4番人気以内に限定すると【2-4-2-2/10】となり、複勝率は80.0%に一気に跳ね上がる。さらに、3番人気以内に絞れば、複勝率は85.7%と上昇する。
目下、コディーノは単勝15.6倍の4番人気。3番人気のエインフラッシュの6.4倍とは大きな開きがあり、どうやら4番人気に落ち着きそう。ただし、単勝16.6倍の5番人気ジャスタウェイとの逆転はあるかもしれないが。

裏付けとなるデータはまだある。
過去25年で馬券になった9頭のうち、CMに出てくるバブルガムフェロー(96年1着)を筆頭に、シンボリクリスエス(02年1着・中山開催)、ダンスインザムード(04年2着)、ペルーサ(10年2着)の4頭は、コディーノと同じ藤沢和雄厩舎の馬たちだ。
そして、この4頭は4歳になっても出走し、きっちりと馬券になっていることを忘れてはならない。
となると、もしコディーノが今年馬券に絡み、翌年も出走してきたならば、馬券率100%なので全力買いで勝負できるということになる。
ここは一つ、来年の大勝負のためにも是非ともコディーノには馬券に絡んでほしいものだ。

話は逸れるが、コディーノ絡みのネタを一つ。
コディーノのデビュー以来、主戦を務めてきたノリだが、朝日杯FS、弥生賞、皐月賞と3回連続でへぐれば乗り替わりもしょうがない。
が、実はノリには楽天のマー君もビックリの珍記録を継続中であることは、あまり知られていない。
その珍記録というのは、「18年連続でG1で2着」というもの。95年のエリザベス女王杯のブライトサンディーを皮切りに、昨年の朝日杯FSのコディーノまで、実に18年もの間、「G1、2着ゲッター」をやり続けているのだ。
先週の菊花賞のケイアイチョウサンで記録更新かと思っていたが、残念ながら5着。昨年も最後の最後までヤキモキさせられたが、朝日杯FSのコディーノで、見事に記録更新。
果たして、19年連続更新は達成できるのか?秋天以降のG1のノリからは目が離せない。とりあえず、ノリがG1に出てきたら2着固定で総流しをかけておこう。

スワンSの法則

2013-10-26 09:55:07 | 京都の法則
■血統傾向■

これといった強調点がなく、どこからでも入れる血統傾向。
過去11年で、父SS系は【4-3-3】で、複数回馬券になっているのは、フジキセキ【2-1-0】、ダンスインザダーク【1-0-2】、マンハッタンカフェ【0-1-1】。
その他では、父ロベルト系【2-0-2】、父プリンスリーギフト系【2-0-1】、父グレイソブリン系【0-1-2】、そして父、母父合計で【1-3-0】のリファール系。
と、まあなんともとらえどころがない


■人気■

過去11年で、1番人気は【1-1-1-8】とまったくもって信用できない。
1番人気よりもあてになるのは【3-2-2-4】の3番人気。馬券率は60%を超える。
また、思い切った大穴狙いも可能なレース。10番人気以下の馬は【4-2-3-80】で、馬券率は10%だが、その破壊力を考慮すれば期待値はグッと上がる。

■年齢■

3歳:2-1-1-25
4歳:6-6-3-20
5歳:0-2-3-31
6上:3-1-1-51
4歳馬が中心。

というわけで、なんとも狙いどころがないので、今日は見ということで。

秋天の法則

2013-10-25 00:00:00 | 府中の法則
ジェンティルドンナ、エイシンフラッシュ、トーセンジョーダンのG1馬が3頭。他を見渡してみても、「G1級」ではなく「G3の常連」の名前が並び、なんとなく例年よりも小粒な印象がある今年の秋天。
連覇の期待のかかるエイシンフラッシュだが、秋天史上、連覇を達成したのはシンボリクリスエスただ一頭のみ。ただし、これは02年中山→03年東京でのもので、東京開催での連覇を成し遂げた馬は一頭もいない。

■血統傾向■*過去10年

1.勝ち切れないSS系

父SS系は【4-9-4-53】で、勝率は6%に満たない。そのうちSSが【3-3-2-28】で勝率8.3%に対し、二代目SS系は【1-6-2-25】で勝率は2.9%。唯一の勝利は、10年1着のブエナビスタの父スペシャルウィークのみ。
2000mという得意としている舞台のイメージのある二代目SS系であるが、何故だかこの秋天だけは勝ち切れない傾向にある。ただ、連対率は20.6%と決して信頼が置けるわけではないが、3年連続で2着を継続中ならば、頭では買いにくくても連軸あるいは馬単の2着付は有効かもしれない。

<該当馬>
02ナカヤマナイト(ステイゴールド)
07ジャスタウェイ(ハーツクライ)
09ジェンティルドンナ(ディープインパクト)
11トウケイヘイロー(ゴールドヘイロー)
12フラガラッハ(デュランダル)
14オーシャンブルー(ステイゴールド)
16ダノンバラード(ディープインパクト)

2.府中のトニービン
95年サクラチトセオー、97年エアグルーヴ、98年オフサイドトラップと、3頭の秋天馬を輩出し、まさに「府中のトニービン」の格言を裏付ける活躍を見せていたトニービンをはじめとするグレイソブリン系。
トニービン産駒としては03年3着のテンザンセイザを最後に馬券になった馬はいないが、その相性の好さは後継種牡馬になっても受け継がれており、07年3着、09年1着のカンパニー(父ミラクルアドマイヤ)、11年1着のトーセンジョーダン(父ジャングルポケット)の2頭が栄冠に輝いている。
また、トニービンは母父に入っても優秀で、04年3着アドマイヤグルーヴ、10年3着アーネストリー、12年3着ルーラーシップと3着ばかりだが、3頭の馬券対象馬が出ている。

<該当馬>
03ダイワファルコン(父ジャングルポケット)
08ヒットザターゲット(母父タマモクロス)*トニービンと異なるフォルティノのラインだがグレイソブリン系
10トーセンジョーダン(父ジャングルポケット)
12フラガラッハ(母父トニービン)
18ヴェルデグリーン(父ジャングルポケット)
ジャンポケはディープを上回る3頭出し。

3.ノーザンテーストの血が騒ぐ!
トニービンと同様に昔から秋天で活躍しているのがノーザンテースト(NT)系。
88年3着レジェンドテイオー(母父NT)、89年3着・90年2着のメジロアルダン(母父アスワン)など、85年以降の過去25年で【6-3-5】と延べ14頭の馬券対象馬を送り出している。面白いのが、父トニービンとの相性の好さ。前出のサクラチトセオー、エアグルーヴ、ミラクルアドマイヤ、トーセンジョーダンはすべてトニービン×NTの血統構成だ。
近年ではトーセンジョーダン以外には、字面では滅多にお目にかかれなくなってきたが、03年以降では05年除くすべての年でNT系を内包している馬が、毎年馬券になっている。

<馬券になったNT系内包馬>
03年2着ツルマルボーイ(2番人気)…母父母父NT
04年3着アドマイヤグルーヴ(9番人気)…母母父NT*母エアグルーヴ
06年1着ダイワメジャー(4番人気)…母父NT
07年3着カンパニー(6番人気)…母父NT
08年2着ダイワスカーレット(2番人気)…母父NT*ダイワメジャーの半妹
09年1着カンパニー(5番人気)…母父NT
09年2着スクリーンヒーロー(7番人気)…母母父NT
10年3着アーネストリー(2番人気)…母父NT
11年1着トーセンジョーダン(7番人気)…母父NT
12年2着フェノーメノ(3番人気)…父母母父NT*父ステイゴールドの母母父がNT
12年3着ルーラーシップ(5番人気)…母母父NT*母エアグルーヴ

キモは字面だけではなく、4代以内にNTの血を内包しているということ。
<該当馬>
02ナカヤマナイト(父母母父NT)
03ダイワファルコン(母母父NT)
05レインスティック(父母父NT)
08ヒットザターゲット(母母母父NT)
10トーセンジョーダン(母父NT)
11トウケイヘイロー(母母父NT)
14オーシャンブルー(父母母父NT)
該当馬はそんなにいないだろうと思って調べてみたら、7頭もいるとは。これじゃあ決め手にならない。


菊花賞の法則【結果】

2013-10-22 20:00:00 | 長距離血統の法則
【結果】
◎ヤマイチパートナー…10着(9番人気)
元祖長距離砲リアルシャダイの血は騒がず。

■血統傾向更新■

本番前の新馬戦で落馬したのはご愛嬌か、はたまた本番に向けての厄落としだったのか。
何はともあれオメデタ続きの福永は、嬉しい牡馬クラシック初制覇。
なんせ、ここまで皐月賞12戦0勝、ダービー14戦0勝(キングヘイローの時のダービーで、緊張しまくって顔が青ざめ、スタートで引っ掛かりまくっていたのが懐かしい)、そして菊花賞は16戦目の挑戦にして初勝利。
ちなみに、牡馬三冠以外のビッグレースの成績は、春天11戦0勝、秋天11戦0勝、宝塚記念13戦0勝、JC2戦0勝、有馬記念6戦0勝。

=おしまい=

菊花賞の法則

2013-10-20 10:01:00 | 長距離血統の法則
■血統傾向■*過去10年

過去10年で父SS系は【6-7-7】。複数回馬券になっているのは、目下2連勝中のステイゴールドと【3-1-0】のダンスインザダーク。昨年はダンス産駒は出走していなかったが、その全弟のトーセンダンス産駒のユウキソルジャーが3着に入った。

父SS系以外では、1勝2着3回のトニービン、ジャンポケ親子。トニービンといえば、字面では出てこないが07年2着アルナスラインの父アドマイヤベガ、10年3着ビートブラックの父ミスキャスト、11年2着ウインバリアシオンの父ハーツクライの母父はトニービンである。

あとは、07年以降で11年を除けば毎年馬券になっているロベルト系保有馬。ただし、圧倒的1番人気のエピファネイアの父シンボリクリスエスは一度も馬券になったことがない。

■1番人気■
単勝1倍台の圧倒的1番人気に支持されているエピファネイア。
過去25年で1番人気は【8-4-3-10】で、勝率32%、連対率48%、複勝率60%と、まずは及第点か。ここ5年でくくれば【3-1-0-1】で、馬券圏外に消えたのは09年のリーチザクラウン(5着)のみ。
「西の仕掛け人」によるとダービー馬不在の菊花賞は荒れるらしい。ましてや道悪は避けられそうにない。なんやら怪しい雰囲気が漂ってきた。さらには、菊花賞前に「オメデタ報道」。菊花賞を勝てばダブルでオメデタとなるのだが、どうも煽り記事に思えて仕方がない。ここは三冠オール2着コンプリートで決め打ち。

◎6ヤマニンパートナー…サムライハート×リアルシャダイ
「西の仕掛け人」によると、ダービー馬不在の年は2走前に1000万に出走していた馬が穴をあける傾向があるとのこと。
父サムライハートの母は名牝エアグルーヴなので、菊花賞と相性の好いトニービンを内包している。
また、母父リアルシャダイはご存じ元祖・長距離砲だが、古臭い感は否めない。かつては、91年2着イブキマイカグラ、92年1着ライスシャワー、93年2着ステージチャンプ、97年2着ダイワオーシュウの4頭の連対馬を輩出している。直近では、さすがにその産駒の名前は見当たらないものの、08年に母父リアルシャダイのフローテーションが15番人気で2着に突っ込み、波乱を演出した。
そのフローテーションの父はスペシャルウィークなのだが、本馬もスペシャルウィークと同じ一族になることはあまり知られていない。
母系を辿っていくと、5代母にシラオキにぶつかる。このシラオキは、スペシャルウィークの4代母である。
時代遅れの血統なのは百も承知だが、血統的には根拠充分。