☆史上最強の法則-海外支局☆

☆The Unrivaled Principle in History☆

スプリンターズSの法則

2011-09-29 06:00:00 | 中山の法則
■血統傾向■

暮れの開催から秋の開催になって今年で12年目を迎えるスプリンターズS。新潟開催を含めた過去11年で、父SS系は【2-5-2】と不振傾向にある。その成績にしても、ビリーヴ、デュランダル、アドマイヤマックス、そしてキンシャサノキセキの4頭によるもので、G1を総なめ状態のSS系も、こと短距離戦のG1ではだいぶ事情が異なるようだ。

昨年2位入線も4着に降着となり、あろうことか今年の高松宮記念でも4位入線も11着降着の雪辱に燃えるダッシャーゴーゴー。その後、CBC賞を勝利し、涙涙の勝利ジョッキーインタビューとなった川田だが、泣くのはまだ早かった。本当に泣いていいいのは、ここを勝ってから。そういった事情もあって、浪花節が大好きなファンの後押しで、日本馬の中では最高人気に推されるのは間違いないダッシャーだが、血統傾向的には全くおススメできない。ダッシャーの父サクラバクシンオーは、新潟開催を含めても3着2回(02年ショウナンカンプ、09年カノヤザクラ)で、バクシンオーの父ユタカオーも母父方で3着が1回(06年タガノバスティーユ)あるのみ。さらには、ユタカオーの父、即ちバクシンオーの祖父テスコボーイにしても、ダイタクヤマトの母父方で1勝3着1回のみである。芝1200mならば、所構わず走る印象が強いバクシンオー産駒であるが、このスプリンターズSにおいては、父SS系と同様に相性が悪いと言わざるを得ない。

血統傾向的には、目下三連勝中のノーザンダンサー系を持つ馬と、近年ではミスプロ系を持つ馬に注意。が、それよりも注目したいのは、3年連続で3着以内に入り、昨年は1着になったノーザン系×サーゲイロード系の血統構成だ。今では馴染みのないサーゲイロード系だが、オールドファンならばピンと来るはず。そう84年、85年のマイルチャンピオンシップを連覇し、85年安田記念をも制した名マイラー・ニホンピロウイナーの曽祖父である。そして、ここにスプリンターズSの最大のキモがある。

よく言われるのが、スプリンターズSではスピードだけではなくマイルをこなせるスタミナが求められるということ。その証拠に、全部が全部とはいかないが、スプリンターズSがG1に格上げされた90年以降の21頭の勝ち馬中ほぼ半数の9頭に、マイルG1連対実績があるのだ。

<マイルG1連対実績のあるスプリンターズS3着以内の馬>
90年バンブーメモリー…89年・90年マイルCS2着
91年ダイイチルビー…91年安田記念1着、マイルCS2着
92年ニシノフラワー…91年阪神3歳牝馬S1着、92年桜花賞1着
93年・94年サクラバクシンオー…94年マイルCS2着
95年ヒシアケボノ…(95年マイルCS3着、96年安田3着)
97年タイキシャトル…97年・98年マイルCS1着、98年安田記念、ジャック・ル・マロワ賞(仏G1)
98年マイネルラヴ…97年朝日杯3歳S1着
99年ブラックホーク…(01年安田記念)
03年デュランダル…(03年、04年マイルCS1着)
05年サイレントウィットネス…(05年安田記念3着)
07年アストンマーチャン…06年阪神JF2着
09年ローレルゲレイロ…06年朝日杯FS2着、07年NHK2着


☆フィフスペトル…キングカメハメハ×バーリ
08年函館2歳Sを制したようにスプリント戦でも通用するスピードはあり、08年朝日杯FSで2着の実績があることに加え、中山成績【3-1-1-2】と急坂を苦ともしないスタミナを兼備する。

☆ビービーガルダン…チーフベアハート×ウェストミンスター
マイルG1での実績はないものの、今年で4年連続の出走。昨年こそ10着(4番人気)に大敗したが、08年3着(6番人気)、09年2着(2番人気)で、昨年の高松記念でも2着(6番人気)と、G1スプリントでは【0-2-1-1】と勝ち星はないものの、実績なら人気のダッシャーを優に上回る。7歳という高齢を嫌気されるなら、まさに人気の盲点となる。

アルフレード~新馬勝ち♪

2011-09-27 21:23:52 | ダービー馬を探せ!2012
◎アルフレード新馬勝ち♪ パドック↓ 松岡騎乗↓ 検量室前↓ 口取り↓ キャロットの会員の皆様と↓ 翌日スポーツ新聞や競馬ブック、ギャロップなどでは、いずれも好意的な評価をしていたが、今日の東スポを見て驚いた。さすが東スポだ♪ 東スポの記事(2011年9月27日)↓ ~新馬勝ち2歳総点検~ エンジンが違う!伸びシロもおおきそうでクラシック級アルフレード <中山> 一番の注目株は日曜(25日)芝外1600メートルで見事1番人気に応えてみせたアルフレードだ。 5ハロン通過63秒5のスローに向正面では折り合いに苦慮する面も。それでいながら外を回っての差し切り勝ちは搭載エンジンの違いを示すものだ。直線では内にもたれたように「まだ緩さが残っている」(松岡騎手)が、その分これからの伸びシロも大きい。「気持ちが入ってしまう」(手塚調教師)ため今後は精神面のケアも必要になるが、順調に成長すればクラシックディスタンスでの活躍が期待できる。 松岡騎手 「完成度はまだまだだが能力だけで勝ってくれた。気持ちが入り過ぎる面はあるが距離は延びた方がいい」 【評価】 時 計C 将来性A 【上積み大】 これは次が楽しみだ♪

アルフレード発進!

2011-09-24 22:51:32 | ダービー馬を探せ!2012
いよいよアルフレードが出走する。ここに来て、なんやらメディアで評判が高まり、驚いたことに目下、単勝オッズは2.5倍の1番人気。まあ、これは、プロ野球のオールスター戦におけるヤクルト票みたいなもので、キャロットの会員の皆さんが、せっせと応援馬券を購入していることは明白。が、『1番人気は要らない、ただ1着が欲しかった』by大西騎手(97年サニーブライアンで二冠を制した後のインタビューより)

■コース傾向■

アルフレードの父シンボリクリスエスは1勝2着1回のみだが・・・

☆中山5R~新馬戦(芝1600m)☆

◎8アルフレード…シンボリクリスエス×SS
もちろん、まずは単勝勝負♪

相手本線は、3枠に入ったレッドティムールと4枠に入ったブルーセブン。赤枠にレッド、青枠にブルー。これは何かあるはずだ。ちなみにアルフレードと同じ6枠にもレッドがいるが、それは無視する。
なお、印の上ではアルフレードと人気を二分している12ブライアンズオーラだが、父BTはシンボリクリスエスに負けず劣らず、いや、それ以上に新馬戦では勝ち切れない種牡馬なので、押えまで。

ともあれ、なんだかんだ思惑は色々ありますが、まずは無事完走を!

オールカマーの法則

2011-09-23 12:09:34 | 中山の法則
■血統傾向■

過去8年で父SS系が【3-4-4】、父ノーザン系が【5-1-3】とほぼ互角。だが、父SS系の3勝は全て中山専用機のマツリダゴッホ、2着4回のうち2回は「競馬界のガキデカ・こまわり君」ことドリームジャーニー、そして3着4回のうち2回はトウショウシロッコとリピーターの活躍に拠る所が大きい。リピーターといえば、09年3着、10年1着のシンゲンも、また然り。これじゃあ全てに門戸を開放することを意味する「オールカマー」ではなくて、近年はリピーターの、リピーターによる、リピーターのためのレースの様相を呈している。

別定のG2ならば、なんといっても格がモノを云うのは、みなさんご承知のとおり。となれば、宝塚記念で念願のG1制覇を果たしたアーネストリーが、休養明けの59kgでも1番人気になることは間違いない。しかし、血統傾向的には同馬の父グラスワンダーは、07年2着のシルクネクサスの1回しかない。まあ、グラスワンダー産駒が何頭出走したのかは把握していないが。

それよりも、気になるのが宝塚記念後に早々と打ち出した秋のローテ。当初は連覇を目論み札幌記念での復帰だったが、中間、人頓挫あり、オールカマーからの始動となった。昨秋の札幌記念1着⇒秋天3着を踏まえての選択であることは間違いないだろうが、どうも狙いは秋天ではなく暮れの有馬記念のような気がしてならない。というのも、アーネストリーは内回りコース【7-1-3-2/13】に対して、外回りコース【2-1-2-2/7】と、圧倒的に内回りが得意としているからだ。そして、そこに親子で春秋グランプリ制覇という野望が見え隠れする。出走メンバーを見渡せば、まず馬券圏外に飛ぶことは考えにくいが、頭鉄板のイメージは沸いてこない。勝てば勝ったで、秋天でも人気になるだろうが、まず確実にこける。そして、人気を落とした有馬記念こそがこの馬の絶好の狙い目となるはずだ。というわけで、今回はアーネストリーは押さえまでが妥当。

ノーザン系の中では、シンゲン、トウショウシロッコの2頭のリピーターのお蔭もあるが、【2-0-3】とリファール系を持つ馬の好走が目立つ。しかも、09年3着のシンゲン以外は、人気薄での激走し波乱を演出している。

<リファール系保持馬の人気と着順>
04年1着トーセンダンディ(9番人気)
08年3着トウショウシロッコ(8番人気)
09年3着シンゲン(2番人気)
10年1着シンゲンン(5番人気)、トウショウシロッコ(6番人気)

キングヘイローをはじめとし、もともと穴血統として知られているリファール系。「春のリファール系」はつとに有名だが、忘れた頃に穴を出すのもリファール系の特徴の一つである。

☆2コロンバスサークル…ホワイトマズル×SS
☆8ムラマサノヨートー…キングヘイロー×ヘクタープロテクター
☆9シャドウゲイト…ホワイトマズル×SS

なかでもシャドウゲイト。2010年シンガポール航空国際を制した立派なG1馬である。格ならアーネストリーに負けない。

神戸新聞杯の法則

2011-09-22 00:00:00 | 阪神の法則
■血統傾向■

現行の施行条件になって過去4年、勝ち馬4頭は全て父か母父にSS系を持っていること、グレイソブリン系を持つ馬が2着2回、3着1回ということくらい。それよりも、神戸新聞杯を紐解くポイントは、その単純明白なレースキャラ。

■菊へ直結■
まず、周知の事実であるが、先週行われた菊花賞トライアルのセントライト記念に比べて菊花賞との関連性が非常に強いということ。セントライト記念では、03年~10年の過去8年で3着以内に入った馬24頭中、菊花賞で3着以内に入ったには3頭のみに対し、神戸新聞杯では、過去4年16頭のうち、3頭の菊花賞馬(07年アサクサキングス、08年オウケンブルースリ、10年ビッグウィーク)と2着馬(10年ローズキングダム)、3着馬(09年セイウンワンダー)と、実に5頭が菊花賞で馬券対象になっている。

■G1実績■
3着以内に入った馬12頭中9頭に、2歳、3歳のG1、即ち朝日杯FS、皐月賞、NHK、ダービーのいずれかで、連対実績がある。

07年
1着ドリームジャーニー…朝日杯1着
2着アサクサキングス…ダービー2着
3着ヴィクトリー…皐月賞1着

08年
1着ディープスカイ…NHK1着/ダービー1着
2着ブラックシェル…NHK2着/(ダービー3着)

09年
2着リーチザクラウン…ダービー2着
3着セイウンワンダー…朝日杯1着/(皐月賞3着)

10年
1着ローズキングダム…(皐月賞3着)/ダービー2着
2着エイシンフラッシュ…ダービー1着

今年の該当馬は、二冠馬のオルフェーブルとダービー2着のウインバリアシオンの2頭。人気でも、この2頭は外せない。

■上がり馬■
G1実績がない3頭のうち、イコピコを除くオウケンブルースリとビッグウィークには、共通点がある。それは、未勝利⇒500万⇒1000万と3連勝の上がり馬であったこと。そして、その勢いに乗じて権利を獲り、菊の栄冠をもぎ取った点である。
登録馬を見渡してみると、クラス条件の違いはあるが、無敗の3連勝馬であるフレールジャックが該当する。ただ、気に入らないのは、おそらく同馬は2、3番人気になってしまい、妙味が全くないということ。前出の2頭との三連単で1000円つけば御の字のような配当じゃないのか?

というわけで、ここも見の方がよさそうだ。



アルフレード~最終追切

2011-09-21 19:47:25 | ダービー馬を探せ!2012
◎アルフレード…シンボリクリスエス×SS

【最終追い切り 無事に終了】
9/21  手塚厩舎
21日は美浦坂路で追い切りました(14秒8 13秒6 計時不能 計時不能)。
「先週コースでビッシリやったので当該週はそれほどやらなくていいと思っていました。雨の影響もあって馬場が重たくなっていましたし、55-40よりちょっと速いくらいで十分かなと見ていましたが、悪くない動きでしたよ。実際の時計はエラーになってしまったので、明確な数字ではないのですが、併走馬を参考にすると4ハロン53秒6くらい。3ハロン39秒弱の1ハロン12秒半ですし、動きも時計も考えていたものに近い、理想的な調教を行えたと思います。まだ完成していない部分はあり、本当に良くなるのは先かもしれませんが、これまでの稽古の動きを見ても初戦からそれなりにやれるのではないかなと思っています。ゲートはもう一回出すところまでやって確認しておかなければいけないので、レースの前日か前々日に練習して本番へ向かえるようにしておきます」(手塚師)
25日の中山競馬(2歳新馬・芝1600m)に松岡騎手で出走を予定しています。

あとは良馬場を願うのみ

ステイゴールドの法則

2011-09-21 18:14:30 | 競馬
ステイゴールド産駒について、興味深いコラムがあったので、今後のために。

清水成駿公式サイトSUPER SELECTION;柏木集保の競馬激辛カルテより引用

ステイゴールドのニックス
『 今週の神戸新聞杯に登場する春の二冠馬オルフェーヴルは、メジロマックィーンの牝馬にステイゴールド(その父サンデーサイレンス)の配合で知られる。先日、引退式を行った兄ドリームジャーニーは、最初あまり評価の高い馬ではなく、三冠は全てに出走し、3歳秋までに4勝もしていた(重賞2勝)馬だったが、3歳12月の鳴尾記念まで一度も1番人気になったことはなかった。

 やがて、宝塚記念と有馬記念を制し、トップホースに登りつめるが、古馬になってのGⅠ2勝も1番人気ではなかったから、相手云々とは別に自身がそういうキャラクターだったのである。

 全弟のオルフェーヴルは、兄とは少し違って、最初から注目馬であり、スプリングSも、ダービーも1番人気だった。兄とは少しタイプは違っても、成績が上がるごとに「さすがドリームジャーニーの全弟」。そういう高い評価が定着したことは間違いない。

 この兄弟の大活躍によって、父ステイゴールドの評価が高まったのは言うまでもなく。「母の父」としてメジロマックィーンの血も再評価されることになり、メジロマックィーン牝馬と、ステイゴールドのニックスは素晴らしいものがあるとも考えられるようになった。

 メジロマックィーンの牝馬と、種牡馬ステイゴールドの組み合わせは、しかし、驚くほど少なく、オルフェーヴル兄弟の他にはフェイトフルウォー(母フェートデュヴァン)、2歳ゴールドシップ(母ポイントフラッグ)、3歳メジロミドウ(母メジロサンバ)がJRAで走っているぐらいで、他には3歳未勝利のタイアップ(母マヤノトリンケット)がいるが、ごく限られる。

 フェイトフルウオォーは、セントライト記念を制し、オルフェーヴルと菊花賞で対戦することになり、2歳の芦毛馬ゴールドシップは目下2戦2勝で、早くも来季の候補。メジロミドウも無名ではあるが、5戦2勝。みんな走ってしまうのである。

 ニックスといってもたまたまではダメで、根拠がないと成立しないが、オルフェーヴル兄弟は、ノーザンダンサーの【5×4】。2歳ゴールドシップはNDの【5×4】。メジロミドウもNDの【5×4】。

 つまり、種牡馬メジロマックィーン産駒のうち、母方の近いところにノーザンダンサーの血を持つ牝馬だけが(これが少ないのだが)ステイゴールドとの配合によって、決して近いクロスにはならない【5×4】ぐらいにとどまったとき、絶妙のニックスが生じているのである。
 
 ステイゴールドといえば、ナカヤマフェスタも、ノーザンダンサーの血量【5×5×5】である。つぎに賞金上位組のシルクメビウスも、ND【5×4×5】。サンライズマックスもNDの【5×4】。アルコセニョーラも、NDの【5×5】。決して偶然ではない。 ステイゴールドは、サンデーサイレンス直系のヘイルトゥリーズン系。メジロマックィーンはパーソロン系。ただし、2頭のニックスには全く関係のないノーザンダンサーのクロスが強く関係しているのであった。

馬券でもPOGでも、あるいは一口馬主でも、ステイゴールド産駒を狙うときは【ノーザンダンサーの5×4あるいは5×5】を狙うべし。

今日のアルフレード【スポニチ記事】

2011-09-21 15:55:27 | ダービー馬を探せ!2012
アルフレードが遂に入厩したようだ。
◎アルフレード(2009年4月11日生・牡・鹿毛)…シンボリクリスエス×プリンセスカメリア(BMS:サンデーサイレンス)
生産者:ノーザンファーム 厩舎:手塚貴久(関東)



【近況】
7月8日:山元トレセンへ移動しました。

7月28日:
28日に美浦トレセン・手塚貴久厩舎へ入厩しました。
「山元トレセンへ移動後に少し熱発してしまったとのことでしたがすぐに回復して順調に乗り進められていたようでした。ゲートを確認してもらった際も大きな問題がなさそうなことから、まずはゲート試験の合格を目標に入厩させることになりました。当初は検疫を確保できていなかったのですが、キャンセル分を無事に確保できましたので本日トレセンに迎え入れています。今のところ問題なさそうですが、再度輸送の疲れが出たり、環境が変わったことで精神的に疲れが出ることも考えられるでしょうから、数日はよく見ながら進めていきたいと思います」(手塚師)

■更新~8月17日■
8/4  手塚厩舎
3日、4日にゲート中心のメニューを行いました。「入厩後特に体調を崩すようなこともなく順調に来ていましたので、今週からゲート練習を始めました。牧場では初期段階の確認程度に練習をしてもらっていて問題ないという報告を受けていましたが、本格的なところは今が初めてのようなもので、いざ出そうとすると反応しませんでしたね。ただ、入りや中で悪さをしているわけではないですから、問題ないのは間違いありません。練習を重ねていって覚えていけば良化するでしょうが、少し時間は要しそうなので慌てず行きます」(手塚師)

8/10  手塚厩舎
10日はゲート練習中心のメニューを行いました。
「引き続きゲート中心のメニューをこなしています。今朝は角馬場で運動を行ってからゲート練習へ行きました。1回目こそ出がゆっくりでしたが、2回目はスッと反応して出てくれましたよ。元々、入りや駐立は問題がありませんでしたので、そろそろゲート試験を受けてもいいかなと思えるところまで来ました。牡馬ですし初めての環境でうるさくなることを予想していたのですが、そのような面は今のところ見せておらず、むしろおっとりしている印象です。ゲート試験を合格してから本格的な調教を開始しますが、じっくりと時間をかけて中山開催あたりで始動させたいと考えています」(手塚師)


8/17  手塚厩舎
17日にゲート試験を受けて、無事に合格となりました。
「先週ゲートへ行ったのですが、合格レベルにあるだろうと思っていたところ、発走員から“ダッシュ不足”ということで合格レベルにまで達していないとジャッジされました。通常ならばほぼ問題ないだろうと思っていたので若干不満に思ってはいましたが、練習になったと思って再度今朝受けたところ今回は問題なく合格となりました。他厩舎の馬と一緒に受けたのですが、その馬よりも速いスタートを決めていましたし、まず大丈夫だろうと思える内容でした。体が大きめだからそこまで速い部類ではないかもしれませんが、まずは最初の関門をクリアできて良かったです。数日は様子を見ますが、問題ないようならばこのまま置いておいて中山でビューへ向けて調整を進めていきたいと思います」(手塚師)

なんだか誉めてるんだか不満なんだかわからない師のコメントですが、まずは第一関門突破ということでなにより♪
どうか初戦はダートではありませんように

■更新~8月24日■

8/24  手塚厩舎

24日は美浦坂路で追い切りました(54秒2-39秒2-25秒6-12秒9)。
「無事にゲートをパスしてくれ、その後も特にガクッと来るようなことはなく順調に来ています。これまでもゲート練習と併行しながら15-15の調教を行っていましたが、今週からはデビューへ向けて本格的な調教を開始しました。今朝、早めの時間
帯に坂路へ入れ、併せる形の追い切り。ただ、実質最初の追い切りなので55-40程度の指示でした。時計はそれより少し速いくらいで目立つほどではなかったのですが、無理せず楽に駆け上がってきましたね。持ったままの形ではいいので、これからピッチを上げていったときにどういう変化が見られるかですが、最初としてはいい動きだったと思いますよ。もう少しは坂路を主体にした追い切りにして、タイミングを見ながらコースでの追い切りも交えていきたいですね。まだはっきりとは決めていませんが、デビューは中山の半ば以降かなとイメージしています。」(手塚師)

中山の半ば以降となると、第3週以降ということなのか?ならば、芝のマイルと千八の新馬戦か?ダート1200mだけは使いませんように

■更新~8月31日■

8/31 手塚厩舎

31日は美浦坂路で追い切りました(50秒8-37秒1-24秒1-12秒0)
「先週は55-40でしたが感触は悪くなかったので、今週からピッチをあげていくことにしました。実質しっかりとした時計を出すのは今週からなので、どれだけ動けるかと思って見ていましたが、予想していた以上にいいですね。当初は4ハロン52秒くらいを考えていたものの、それほどビッシリとやっていないにも関わらず50秒8でまとめてきました。終いも決してバタバタというわけではないし、動けますよ。まだ体が太めで、重々しい面もありますから、じっくり乗り込んでいければいい形でデビューできそうな気がします。今のところ中山開催のデビューを検討していますが、3週目、4週目あたりになるでしょうね。」(手塚師)

まさかまさかの50秒8!これは楽しみだ♪
中山じゃなくても、王道の府中デビューでもいいですよ?
ダメですか?手塚先生?

■更新~9月12日■

9/7  手塚厩舎

7日は美浦南Pコースで追い切りました(66秒2-50秒9-37秒2-12秒1)。
「先週までは坂路で追い切りを行ってきましたが、実戦を想定して今週はコースで追い切ることにしました。朝一番でまず坂路に入って軽く上ったあと、ポリトラックへ移動して時計を出しています。5ハロンが66秒で終い1ハロンも12秒でまとめてきました。動きも上々で、やはり思った以上に動けますね。まだ走りに荒削りなところがありますが、新馬としては上出来と思える動きを披露してくれますよ。体は大きく余裕のある体つきなのですが、しっかり乗り込んでいい形でデビューさせてあげたいと思っています。来週でもいけそうですが、入念に乗り込んで3週目からの始動を考えるつもりでいます」(手塚師)
25日の中山競馬(2歳新馬・芝1600m)に出走を予定しています。

いよいよデビュー♪


【血統】
クリアアンバー Clear Amber [米] (牝 1967 黒鹿毛 Ambiopoise)
|-- アンバーシャダイ (牡 1977 鹿毛 ノーザンテースト) 10勝
| 1着 - 有馬記念(G)、天皇賞(春)(G)、有馬記念(OP)、天皇賞(春)(OP)
| 2着 - 天皇賞(春)(G)、有馬記念(G)
| 3着 - 天皇賞(秋)(G)、有馬記念(G)
|-- ダイナアンバー (牝 1978 鹿毛 ノーザンテースト)
`-- サクラハゴロモ (牝 1984 鹿毛 ノーザンテースト) 2勝
|-- サクラバクシンオー (牡 1989 鹿毛 サクラユタカオー) 11勝
| 1着 - スプリンターズS(G1)、スプリンターズS(G1)、スワンS(G2)、クリスタルC(G3)、ダービー卿チャレンジ(G3)
| 2着 - マイルチャンピオンS(G1)
| 3着 - 京王杯オータムH(G3)
|-- スプリングコート (牝 1991 鹿毛 トニービン) 4勝
|-- クリアカット (牝 1992 黒鹿毛 リアルシャダイ) 3勝
|-- ラトラヴィアータ (牝 1994 栗毛 サクラユタカオー) 5勝
   |   |-- リビアーモ (牝 2005 鹿毛 アドマイヤベガ) 6勝  
|  |-- プリンセスカメリア (牝 2001 栗毛 サンデーサイレンス) 1勝
      |-- アルフレード (牡 2009 鹿毛 シンボリクリスエス) 中央現役

■更新~9月14日■
9/14 手塚厩舎

14日は美浦南Pコースで追い切りました(66秒0-50秒3-36秒3-12秒4)。

「今朝の追い切りに跨らせていただきました。率直な感想は''まだ緩い。でも、素質は高い''ですね。ポリトラックで相手と合わせながら終いを伸ばす調教だったのですが、体の緩さもあってか内側にややモタれ気味になるところがありました。ただ、それでも動けるんです。完成するのは3歳の秋以降のような気がしますけれど、いきなりからでも恥ずかしくない競馬にならないんじゃないかと思っています。先生は海外出張中なのですが、今のところ来週の競馬を考えているとのことでしたし、この1週間を無事に過ごしてくれればと楽しみにしています」(松岡騎手)

25日の中山競馬(2歳新馬・芝1600m)に松岡騎手で出走を予定しています。

う~ん…当初予定されていた嶋田のアンチャンから松岡に代わったのは良い。でも、緩いけど動けるとか、完成するのは3歳秋ということは、「ダービーは無理だよ。もちろん新馬戦もね。」という、松岡からのメッセージかも?と思うのは、ひねくれ過ぎか?
3歳秋以降なら、菊狙いでもいいけどね、と思ったけど、母方のおばあちゃんがサクラバクシンオーのお母さんだしなあ。
ともあれ、まずは無事完走を!

■更新~9月21日■
アルフレードの記事がスポニチに載っちゃいました♪
☆スポニチ~Sponichi Annex☆

【中山新馬戦】好調教アルフレード初戦から期待
『 今週中山日曜の芝1600メートルでデビューするアルフレード(牡=手塚、父シンボリクリスエス)は530キロと雄大な馬体の持ち主だが、初戦から動ける態勢は整っている。

 8月31日には坂路で4F50秒8をマーク。平塚助手は「追い切りの本数はこなしているし、大型馬でも力は出せそうだね。跳びが大きいから距離は延びた方が良さそう。背中の感触はいいし先々も楽しみ」と感触を口にした。』

大跳びならば、直線が長い大箱の府中がピッタリ。しかも、距離は延びた方が良さそうとくれば…東京の2400mしかありませんね♪
でも、小回りの中山はどうなんだ???