笑顔でハイヒール♪

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さ~、今日も背筋伸ばしていこ~~~っっ!!

全日空機 胴体着陸

2007年03月14日 15時53分44秒 | Weblog
今里機長、見事な胴体着陸でしたっっ!

高知空港での全日空機の胴体着陸、
生中継で、かたずを飲んで見ていました。

薄紅、どうも風邪をひいたみたいで、商売道具の声が
出にくくなり、昨日は引きこもって、一言も発せずにいたのです(^_^;)。
抗生物質がゴンゴン効いて、ヒリヒリ痛かった喉も、
今日は、違和感もなくなってます。
今日も喉の保護のために、一言も喋ってない(笑)。


「機長の一万日」にも書いたように思いますけど、
パイロットって、やっぱりスゴイねぇ~~。

今回の今里仁機長(36歳)と岸野安芳副操縦士(34歳)の若いコックピットクルー。
(今日とあるニュースで、今里機長のお顔を拝見しましたが、とても落ち着いた感じの方でした。)
この今里機長、ANAの社員じゃなくて、ANAの子会社の所属なんですって。
入社したときの会社が、ANAに吸収されたという関係のようです。
航空会社の旅客機の機長というと、人命を預かる責任ある職なのに、
ANAは、それでも社員に迎えないのか、と少し驚きましたが、
ある意味、大会社の“温泉”につかっていない方だったからこそ、
しっかりなさっているとという見方もできるかもしれません。

全日空(ANA)へ、「決められた通りにちゃんとやりました」と報告したらしいし(笑)、
なんとなく、所属のちがうハングリー精神とプライドを感じます(^^)。

2時間の燃料消費の時間たっぷりかけて、対処方法や着陸シュミレーションも
十分にできたんでしょうけど、ホント、お手本のような対処と
胴体着陸でしたねぇ。

技術はもちろんのことですが、
何かが起こったときの冷静さが、やはりスゴイ。

今回の機長は36歳の若い機長だったようですが、
技術はマニュアル通り。→機長の一万日に書いてあったとおりだった(笑)
タッチ&ゴーも、JALでは、アメリカの訓練用の空港で何度も練習する
と「機長の一万日」に書いてあったし(^O^)。
(ちなみに、全日空の訓練は沖縄で行ないます。)

空中で急旋回して、Gをかけて、前輪の扉が遠心力で開くように
やってみたり、
できることは全てやってみて、最終的に胴体着陸というリスクを伴う
手段しか残っていなかった。

乗客が平静でいられたのも、機長が落ち着いた声で
逐一の情報を全て乗客に知らせた、という点が大きい。

ヒトは、「わからない」ことに一番苛立つものなんですよね。

機内が落ち着いていたのは、乗務員の冷静さがホントに大きく影響する。
乗客は、タッチ&ゴーのときに、窓から見えた、消防車や警察車両などの
緊急車両の多さに、「これは、大ごとなんだ」と初めて思ったと
語っている人もいるくらい、乗務員の働きは完璧だったということでしょうね。

火災のリスクを最小限にするために、燃料を使い果たすのに
2時間旋回を続け、
(この機は、燃料を放出する機能がついていないタイプだったのね)
10分後に胴体着陸を決行すると決めてから、
5分後、2分後、1分後と、アナウンスがあったらしい。

また、少し前には、容器に入ったお茶が配られたらしいです。

むかし、飛行機の緊急時には、客室に音楽を流したり、飲み物をサービスする
なんていうマニュアルがあると聞いたことがあるけど、
今回もそんなふうに、お客様に落ち着いていただくために
乗務員が働いたんでしょうねぇ。


以下は、ニュースより----------------

5分後、機長は機内放送で
「燃料の残りがあと10分になりました。最悪の場合、胴体着陸します」
「衝撃があるかもしれませんが、訓練を受けているので安心してください」と説明。
冷静な口調だった。
乗客56人の多くは男性のビジネスマンで、
表面的には動揺は見られなかったという。
「もう、腹をくくるしかないと思った」と乗客の一人。
 胴体着陸の衝撃に備え、乗客は全員、前かがみの姿勢をとった。
「あと5分で着陸します」「あと2分です」「1分前」。
刻々と流れる機長のアナウンス。
客室乗務員は「ボールペンや携帯電話は危ないのでポケットから出して下さい」
「ネクタイを緩めて下さい」と呼び掛ける。
30秒前。
「歯を食いしばって下さい!」「おなかに力を入れて下さい!」
「足に力を入れて下さい!」。もうマイクではなく肉声だった。
 10時54分、機体は機首を滑走路にこすりつけ、
火花を散らしながら数百メートル走って止まった。
その瞬間、機内は歓喜の拍手に包まれた。
「衝撃はあまり感じなかった。そりで滑っている感じだった」。
「大丈夫だったんだ」。無事生還に喜びがはじけた。

以上ニュースより--------------------


「歯を食いしばって下さい!」「おなかに力を入れて下さい!」
「足に力を入れて下さい!」。

って書いてあるけど、実際は、

「頭、下げてーー!」
「力入れてーー!!」
「足、踏ん張ってーー!!」

って、CAが肉声で繰り返し言うんだよねぇ~~。


ここんところ、なぜかCA関連の本を3冊たてつづけに読んでいた私。
(別にエアラインおたくじゃないですよ~)

キレイで、ファッショナブルなイメージのCAだけど、
本人たちは、いざという時の保安要員だというプロ意識を
しっかりと持っているんだと書いていた。


今回の事故機に乗っていたCAも、きっとプロ意識の塊となって
働いていたはず。

こういう「プロ意識」っていうのに、薄紅はヨワイのよ~・・・。
感動してしまうんです。


今回の事故のニュースにも、異常がわかってから着陸するまで
しっかりと職責を果たしていたCAのことが一行だけ、書いてあったニュースがある。

無事着陸したとき、
あんなに気丈にふるまっていた客室乗務員が、涙を浮かべていた。と。。。




コメント (2)
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