心理学オヤジの、アサでもヒルでもヨルダン日誌 (ヒマラヤ日誌、改め)

開発途上国で生きる人々や被災した人々に真に役立つ支援と愉快なエコライフに渾身投入と息抜きとを繰り返す独立開業心理士のメモ

性格特性の考察、続き・・・

2007-07-06 20:28:54 | 国際協力・保健/リハ/心理学分野
southAsia さん 自転車に乗った会社員さん

カキコ感謝です!

この報告には次の限界があると思っています。
対象者はカトマンズの若い人が多いこと。
地域性、カースト、経済状況、教育背景を区分する視点がないことです。
事実、エリートたちはそうでもなかったですから。
ただ日ごろ付き合っているほとんどのネパール人たちは、ぼくの経験上も合致していて、それでこのようにまとめました。

形成された背景を考察すると、ネパールの人々の性格形成には、
1)小地域に分断された地形や交通の未整備、
2)有無を言わさぬ専制政治の歴史などの理由で、現実に挑戦する機会が奪われていたと考えられます。

エリートたちがそうでもないことから、このままが続くのではなく、変われるということも指摘できるということかな・・・
特徴として、「自己防衛」の強さにも注目することにしました。これには、安全感を保障すること。
強すぎる「万能感」には、現実に繰り返し直面して、その結果を引き受けること。
変化を促進していくためには、これらが原則的な処方箋になります。

この考察は続けます・・・

southAsiaさん
無理のない範囲でこれからもガンバリます!
これからもよろしく・・・

自転車に乗った会社員さん
「他罰的で無責任な人」への処方も同じかな?
ただ、ぼくがここで言うのはあまりに臨床心理業界内的な考察なので、眼前の課題の解決にはすぐにはお役に立てないかもしれません・・・
個別の対応の工夫が必要と思います。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿