心理学オヤジの、アサでもヒルでもヨルダン日誌 (ヒマラヤ日誌、改め)

開発途上国で生きる人々や被災した人々に真に役立つ支援と愉快なエコライフに渾身投入と息抜きとを繰り返す独立開業心理士のメモ

現地精神保健NGO/アシャディープ訪問

2008-12-29 11:57:04 | 国際協力・現地NGO分野
ネパールの精神保健分野の現地NGOである AASHA DEEP を訪問しました。
ぼくは1995年からの永年会員です。
朝、総括的な役割のP氏にTelすると、きょうが都合がいいと聞いたからです。

この国の精神保健分野には7つのNGOがあるという話。
アシャディープの特徴は、デイケア・訪問・家族会などに加えて、40人が生活可能な入所ケアを持っているというところだと思います。
ボダナート・ジョルパティを過ぎて、スンジャリダルへ向かうナヤパティにあります。
街からは少し遠い・・・
そして本部事務所とデイケアは、昨年からマハラジガンジの独立建物に移っていました。

JOCVのOTが入って3代目、今はFさんが元気に働いていました。
彼女は、ぼくのKTM到着翌日に、鍋の材料をどっさり持って顔を出してくれました。
施設内のゲストルームに住み、息を抜きにくい日々なのに、本当に適応はいい!

ただ、入所ケアの工夫というのは時代錯誤でしょうね・・・
せいぜい地域化に向かって尽力してほしいと思いました。
外出を増やすとか、作業所を街中に創り通勤できるようにするとか・・・

それと、6週前に、ここの創立者であるDMS医師が、心臓のバイパス手術を受けたと聞いていたので、静養中の自宅へお見舞いに行ってきました。
スワヤンプーの裏に当たるところです。

彼は上機嫌で喜んでくれました。
また奥様も数年前の自宅へのぼくの訪問を覚えてくれていました。
「こどもたちと一緒の写真もあるし、よく覚えていますよ・・・」と。

彼はぼくに冗談めかして、自分に心理療法をしろというので、タバコ喫煙を話題にしました。
彼は、診察中に旧知の患者さんにはタバコをねだる!医師だということを知っていたからです。自分ではタバコは購入しないことにしているけど、止められない・・・
「酒とタバコは完全に止める!まだ死なないで、したいことがあるから」と彼は言いました。
ぼくは「そういう決意で行きましょう」という支持で、話を終えました。

これから夫婦で映画に行くということなので30分ほどで失礼してきました。
この暖かな夫婦関係は、いわば疾病利得と言っていいんだろう・・・と思いました。
彼は、診療や講義などで、これまで駆け抜けてきた人でしたから。






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