心理学オヤジの、アサでもヒルでもヨルダン日誌 (ヒマラヤ日誌、改め)

開発途上国で生きる人々や被災した人々に真に役立つ支援と愉快なエコライフに渾身投入と息抜きとを繰り返す独立開業心理士のメモ

ネパール情勢とNGO活動の実際について講演

2008-03-31 07:02:12 | 国際協力・現地NGO分野
ネパール極西部ジュムラから歩いて5時間の山村で、
教育・学校保健・電化・農業などの支援を17年間?継続しているNGOの総会で、
「選挙とチベット抗議行動を含む最新のネパール情勢とNGO活動の実際」について話しました。

長く活動しているNGOだけあって、落ち着いた集会で、支援者の一人が所有している貸し画廊が会場でした。

会場での話題は、
・あまり報道されてこなかったネパール南部のタライのマデシの人々の権利要求の行動や、
・中国とインドという大国のネパールへの干渉、
・賃金を支払ってきている、現地の村の活動報告者(地元の開発NGO代表者を兼ねている)と薬を覚えられない学校保健従事者への今後の処遇、
・支援の目標を具体化、数量化する姿勢の必要性、
・退職者が中心となっている活動に若い人々を取り込むことへの期待、
などでした。

後の懇親会では、80代の元気な参加者と話せて感激!
また足元日本での有機農業を軸にした地域づくりの夢などを聞いて、元気をもらいました。

さてさて、29日にはチベットでまたまた数千人規模の抗議行動が起き、
きのう30日には、隣りのカトマンズでも中国大使館前で150名余のチベット難民がネパール警察によって拘束されたと伝えられていますね・・・

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今朝の東京は冷たい雨です。
開花しているサクラが、この天候で長持ちするという予報士の解説を聞いて、事象にはマイナスばかりということはなく、同時にプラス面にも着目しなければ・・・と思い直している次第です。


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