心理学オヤジの、アサでもヒルでもヨルダン日誌 (ヒマラヤ日誌、改め)

開発途上国で生きる人々や被災した人々に真に役立つ支援と愉快なエコライフに渾身投入と息抜きとを繰り返す独立開業心理士のメモ

民主政治についての大衆の意見

2006-12-19 14:52:28 | ネパールの政治治安状況
またまた新聞情報です・・・

ヒマラヤン・タイムスに、世論調査結果がありました。
MSネパールが、
ドチ・ネパールガンジ・タウリハワ・パルパ・タンセン・カトマンズ・ダンクタで、今年7月8月に行った、
民主主義聴聞会 Democratic Audit による、行政についての大衆の意見聴取が内容です。

・官僚主義が政治化して、汚職が蔓延している
・行政が、中心化している(分権化していない)
・ダリット、マデシス、女性など弱者の代表が立法にも司法にも行政にも入っていない
・ダリットは軍内部でも差別されている
・貧困者や社会的に非主流の人々の集団が政策決定過程に参加している程度が低い
・世界銀行やアジア開発銀行などの外部機関が、政治の枠組みを作っている
・インドやアメリカが特に政治に影響を与えている
・政治のリーダーが政党の利益のために自分の政府機関を使用している
・汚職をチエックするための法が実行されていない
・腐敗した政治家や官僚が罰せられていない
・市民社会は活気を出し、政治に影響を持ってきており、自らの権利を意識してきているが、大多数は眠ったままである
・ダリット、マデシス、女性などを含む、全民族集団が国の機構に含まれるべきだ
・共和制が導入されるべきだ
・マデシスは市民的権利を得ることが困難だと述べ、ダリットは多くの問題は手続きがうるさいと述べた
・国の司法システムは、高価で、複雑で、のろく、腐敗している
・政党は選挙で不正をしている
・政党が政党に協力する家庭や実業家のために働くという傾向は、汚職の主たる原因であり、民主主義を失敗させる原因だ
・過去の政権は、人々のために働くという政治的意図も誠実さも持っていなかった

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「MSネパール」という組織がわかりません。
Ministry of Statistics ?

ただ、ここにある意見は、諦めとともに、大衆の中でいつも語られている内容で、真新しいものではありません。
実証的な調査によって、明確化する意味はあると思うのですが・・・

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きょうはひさびさのバンダです・・・
朝8時になって、カトマンズ盆地内で10時から6時間のストライキを、マオイストが行うという情報が入りました。

理由は不明です・・・
マオ派は、新大使の選任に異論があり、また軍との衝突が昨日あってけが人が出た、などという情報はあるのですが・・・

おかげで、ぼくは、カトマンズ東部にある知人の村へ行って泊まらせてもらい、静かな田園生活を味わおうという計画がなくなってしまいました。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
MS NEPAL (河口)
2006-12-20 17:21:02
MS NEPL
www.ms.dk/sw2075.asp
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情報 (オヤジ)
2006-12-20 20:45:16
デンマークの人権NGOのようですね、情報に感謝します。
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