心理学オヤジの、アサでもヒルでもヨルダン日誌 (ヒマラヤ日誌、改め)

開発途上国で生きる人々や被災した人々に真に役立つ支援と愉快なエコライフに渾身投入と息抜きとを繰り返す独立開業心理士のメモ

公的保健サービスのスタッフ不足

2006-12-18 20:46:29 | 国際協力・保健/リハ/心理学分野
カトマンズ・ポスト紙には、保健省調査の異なる部分について言及がありました。
保健・人口省とフルブライト財団によって、今年6月7月に、プライマリーヘルスセンター・ヘルスポスト・サブヘルスポストの計75の保健施設を対象に実施されたそうです。

・77%のヘルスワーカーしか働いていない(23%は欠員のまま)
・ヘルスポストとサブヘルスポストには医師の定員がない
・僻地にいる政府派遣の医師は、1万ルピー(約140ドル)の給与と、同額の僻地手当てと、4千から5千ルピーの非開業手当てを受け取る(首都の民間病院の医師給与は13000から2万ルピーという)

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給与ではなく、
首都とそれ以外の地域との圧倒的な格差に原因があることは明らかになったのではないでしょうか・・・

カトマンズ盆地を離れると、医師と看護婦に会うことはほとんどありませんでした・・・
18ヶ月養成の准医師と准看護師が、公的保健サービスの担い手という現実です・・・




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