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絵は北斎「二美人図」
20王昭君 白居易(772〜846)
漢使卻囘憑寄語 漢使 卻囘(きゃくかい)憑(よ)って語を寄(よ)す
黄金何日贖蛾眉 黄金 何 (いづれの)日にか 蛾眉(がび)を贖(あがな)わん
君王若問妾顏色 君王 若(も)し 妾(しょう)が顏色を問わば
莫道不如宮裏時 道(い)う莫(な)かれ 宮裏(きゅうり)の時に如かずと
黄金何日贖蛾眉 黄金 何 (いづれの)日にか 蛾眉(がび)を贖(あがな)わん
君王若問妾顏色 君王 若(も)し 妾(しょう)が顏色を問わば
莫道不如宮裏時 道(い)う莫(な)かれ 宮裏(きゅうり)の時に如かずと
卻囘:帰還、憑って:たのんで、黄金何日か:黄金でいつの日に、蛾眉:美人、道う:言う
白居易■政治の腐敗と新旧の争、官、豪族の台頭などあり、それを詩にし風刺した。
詩は王昭君の故事。漢の玄帝が匈奴に敗れ、美人を贈ることになった。玄帝は美女中
の醜い者を贈ろうと、画家に肖像画を描かせた。後宮の美女は画家に賄賂を贈って
美しく描いてもらったが、王昭君はそれをしなかったため、醜く描かれ番地にやられた。
漢使が帰還するというので、伝言をよせたい
いつ黄金で自分の顔を麗しく描いてもらえるのか
もし君主が自分のここにいる容色を尋ねても
衰えたとは言わないでほしい
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