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街の散歩…ひとりあるき

北斎描く福禄寿

2014年03月13日 | 絵画・彫刻

北斎描く福禄寿。

「書のごとく、
絵画にも真・行・草あり」
ということで北斎は、
ひとつの対象を三種に描きわけて、
手本をみせる。

図わきの■印が真、▼印が行、●印が草。
■印が真。
▼ 印は経巻をひらいた福禄寿。
● 印は鶴にのった福禄寿。

出典は『三體画譜』。
伝承版木による手刷木版画集、
『北斎絵手本集成』全5冊のうちのひとつ。
京都寺町・芸艸堂(うんそうどう)発行。
伝承版木を使って、
摺師が越前・楮半紙に、
一枚いちまい手刷りしたもの。
複製印刷物とは異なり質感、シャープさがちがう。



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