matta

街の散歩…ひとりあるき

14長信宮 王昌齢(700?〜755?)……詩仙堂・詩仙の間

2024年06月14日 | 詩・小説
Leica M8.2/ Summilux50mm f1.4 雪

4長信宮 王昌齢(700?〜755?)
金井梧桐秋葉黄  金井の梧桐 秋 葉黄なり
珠簾不倦夜来霜  珠簾倦かず 夜来(きたる)の霜
薫篭玉枕無顔色  薫篭玉枕 顔色無し
臥聴南宮清漏長  臥して聴く 南宮清漏長きを

金井:黄金の井戸、梧桐:アオギリ、珠簾:玉の簾、薫篭玉枕:香炉かごと黄金の枕
清漏::水時計
王昌齢■宮中に入り皇帝の妾となるも、後に捨てられる。

黄金の井戸わきの青桐が黄葉し
玉すだれを巻かず、夜、霜がおりている
香炉かごも黄金の枕も班婕妤(はんしょうじょ)の容色には顔色なし
彼女は南宮の水時計の音をわびしく寝て聞いただろう
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする