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街の散歩…ひとりあるき

19玄都観 劉禹錫(りゅうしゃく772〜846)……詩仙堂・詩仙の間

2024年06月19日 | 詩・小説
Leica SL/Valio-Elmarit-SL ƒ/2.8-4/24-90mm 田安門

19玄都観 劉禹錫(りゅうしゃく772〜846)
紫陌紅塵払面来  紫陌(しはく)紅塵面を払つて来る
無人不道看花回  人の花を看て回(かえる)と道(い)はざるは無し
玄都観裏桃千樹  玄都観裏桃千樹
尽是劉郎去後栽  尽(ことごとく)是劉郎去りて後に栽(う)う

紫陌:都大路、陌は街路、道はざる:言わざる
劉禹錫■監察御史に進むも王叔文の失脚に連座して左遷され、許されるも、この玄都観の
詩が「桃を、自分が追われたあとの新権力者に擬して不満を呼んだもの」との権臣の怒りを買い、
練州へ追われる原因となったとか…晩年は白楽天と交わる。

都大路は塵が顔に吹きつけてくる
塵をまきおこして帰る人皆、花を見ての帰りだと思わぬものはない
玄都観は仙桃の名所で
それらすべては劉郎が立ち去ったのちに植えたものだ

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