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街の散歩…ひとりあるき

20 國芳の気象、大いに北斎似たる所ありて、性頗る淡泊なり…『葛飾北斎伝・巻下』飯島虚心

2021年06月17日 | 絵画・彫刻


國芳の気象、大いに北斎似たる所ありて、性頗る淡泊なり。故に北斎を
慕うこと深し。…邦芳、堂庵によりて、北斎に面せんを請う。北斎曰く
余は國芳に面すべし。されど一面の後屡々来するは、彼のためによろしからず。
如何となれば、彼は歌川家屈指の妙手なり。然るに今屡々わが家に来らい、
人或いは画法を変し、葛飾風とならんを疑うべしと。

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