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街の散歩…ひとりあるき

17拘幽操 韓愈(768〜824)……詩仙堂・詩仙の間

2024年06月17日 | 詩・小説
Leica M8.2/ summicron 35mm ƒ/2.0 first 丸の内仲通り

17拘幽操 韓愈(768〜824)
目揜々兮    目揜々(えんえん)として
其凝其盲    其れ凝(こご)り其れ盲す
耳粛粛兮    耳粛粛(しゅくしゅく)として
聴不聞声    聴けども声を聞か不
朝不見日出兮  朝に日出を見えず
夜不見月与星  夜に月も星も見えず
有知無知兮   知有るか知無きか
為死為生    死と為しか生と為しか
嗚呼臣罪当誅兮 嗚呼 臣の罪誅に当る
天王聖明    天王は聖明なり

揜:覆い隠す、凝り:かたまり、粛粛として:ひっそりと静か、
※周の文王はねたまれて殷の紂王に讒言され、捕らえられた。そのときのことを詠じた。
韓愈■吏武侍郎にまで累進、詩にも優れ杜甫後の一大家と言われた。

目がしだいに暗くなり
盲目のようだ
耳は聴こうと努めても何も聞こえない
朝に日の出も見えず
夜は月も星も見えない
自分は知ること出来るのか出来ないのか
死んでいるのか生きているのか
自分の罪は死罪に値する
皇帝は間違いないのだから
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