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街の散歩…ひとりあるき

27寿堂 林逋(りんぽ967〜1028)……詩仙堂・詩仙の間

2024年06月27日 | 詩・小説
Leica M8.2/ summicron 35mm ƒ/2.0 first 奥日光・湯の湖

湖外青山対結廬  湖外の青山 結廬に対する
墳前修竹亦蕭疎  墳前の修竹 亦 蕭疎(しょうそ)なり
茂陵他曰求遺稿  茂陵 他日 遺稿を求むるも
猶喜家無封禅書  猶 喜ぶ 家に封禅(ほうぜん)の書無きことを

寿堂:生前の墓、、結廬:廬(庵)を作る、修竹:長くのびた竹、蕭疎:まばらで寂しい
茂陵:武帝の墓、封禅書:天子に対する意見書
林逋■西湖の傍らの孤山に庵を構えて20年、名聞栄達を好まず、一歩も城市へ出なかったという。
詩が巧で書画もよくした。

自分の庵は湖外の青い山に対している
墓の前には数本の竹がまばらで
司馬相如が死んだとき その茂陵の住居に天子の使いが来て 遺稿があるか、と
自分にはそのようなものはなく 却ってないほうがよい
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