matta

街の散歩…ひとりあるき

媚竃(び・そう/ビ・サウ)…曼殊院門跡

2019年12月09日 | 
Leica SL/Vario-Elmarit-SL24-90mm.

同窓会のあった左京区の関西セミナーハウスに一泊
翌朝、近くの天台宗の曼殊院門跡をたずねた。
曼殊とは妙薬、天上の曼珠沙華に由来するとか。
往く途にはサンシュの実が真っ赤。
紅葉もピークだったろう。


大玄関に良尚法親王筆の横額が掲げられている。
「媚竃(び・そう/ビ・サウ)
(良尚法親王御直筆)
「媚二於其奧一、寧媚二於竃一。」
(論語八、侑扁)
論語に「その奧に媚(こ)びんよりは、
むしろ竃(かまど)に媚(こ)びよ」とあるによ
る。下働きの者や真の実力者を大
切にせよ、との意味。含蓄の深い
言葉であろう。また、法親王の庶
民的な人柄をも滲ませるものであ
ろう。」

良尚法親王…江戸時代前期の曼殊院29世門跡。
後みずのお天皇の猶子(ゆうし)。曼殊院を現
在地に移して曼殊院中興開山、のちに大阿闍梨
となる。国学、和歌、書、茶の湯、立花、香、画
作庭に通じたという。

ほか大玄関をはいった土間にて



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