matta

街の散歩…ひとりあるき

桂離宮 くろもじ垣

2016年12月22日 | 歴史
Leica SL/24-90Vario Elmarit SL Asph.

くろもじ垣。
「桂の仕事ん中で、いちばん手が
かかったのが、くろもじの垣根
でしたよ」
二十三メートルほど仕上げるのに
五十日ほどかかった。
「くろもじってのは、庭師泣かせ
の木でしてねぇ。下準備が、とに
かく大変!何しろ小枝が多いで
しょ。その上、木全体がくねくね
と曲がっているんだから・・・」

「余分な小枝をはらってね、折れ
ないように気をつけながら、まっ
すぐに伸ばすんです。これが終わっ
た時には、仕事が半分終わったも同
じですよ」
「二十三メートルを平らに、均等に
仕上げる—ってことしか、頭ん中
になかったねぇ」
(庭師:丸山哲夫氏のことば
毎日グラフ『桂離宮-昭和の大修理』より)

※クロモジ:皮つき楊枝などつくられる。
高さ2〜3メートルほどの落葉低木。
樹皮は平滑で緑色だが黒い斑点があり
枝が多い。


中門まえのくろもじ袖垣を最後に
御幸道にもどって桂離宮拝観を終了。

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