matta

街の散歩…ひとりあるき

嵯峨野の竹林

2016年12月23日 | 文化
Leica SL/24-90Vario Elmarit SL Asph.

桂離宮を拝観したあと
比較的近く北部に位置する嵯峨野を歩いた。

竹。
「竹の年齢はどこで見分けるか、
つまり何年の竹かというと、
笹の先の小枝を見たらわかるんですよ。
一節一年やから、
七節あるこの竹は七年目の竹ということになるんや。
けどもう、
八節も九節もあったら垣根にはあかんから切らんならん。
竹の年齢はみな、
この小枝の節の数で見分けるんです。
一年目のときに小枝の先からびゅっと細い葉っぱが出るんやけど、
春、
筍をつくるために地下茎のほうへ全精力を注がないかんから、
ほかの機能を止めよるんです。
養分がとまって、
葉っぱのほうはぽろっと枯れてしまうわね。
葉っぱが真っ赤になって 落ちるときを、
「竹の秋」というんです。
その竹の秋は七月ごろやから、
俳句では夏の季語 に当たるわけなんやね。」
(安井杢工務店顧問・安井清氏
笠井一子著『京の職人衆が語る 桂離宮』より)



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