ひよこ造船工房

納期遅れ常習犯の船大工。 猫画、オーディオ、たまに造船記♪ since 2008.11

オーディオ用外付けストレージNVMe SSD化計画 ムダムダムダムダーー!!w

2023年07月23日 | 特殊工作

■ 緒言

 

 こんにちは。 近頃記事が大分寂しいことになってます…(汗)

 

 今回はオーディオネタ。 普段常用しているメディアプレーヤーUBP-X800に接続しているストレージの交換テストしてみようかと思い立ちました。 その機材はなんと『NVMe SSD』。 SSDには製造方式や規格で伝送速度に幅がありますが…、いずれにしてもX800のUSBに繋ぐ(!?!?)にはオーバースペックな代物と言って良いでしょう。

 

 

 

 上写真がこれまで使用していた、USBに変換した内蔵SATA HDDストレージ。 FLACやDSDに変換したミュージックの他、デジカメで撮った写真も入れて鑑賞。 これはSATA接続の回転数5400rpmで、使用に関して不都合・不具合は全くありません。 楽曲転送はきちんと出来ていて、途切れたり飛んだりもありません。(しかしお世辞にもサクサクではありませんでした…)

 

 ちなみに、今回のテストを実行したきっかけは、とあるゲームプレイ動画を見ていた時の配信者さんの発言…、「最近SSDって安いですよね、私がこのPS5に載せるために買った時の半額近くになってます」というもの。 そもそも以前から『X800外付けストレージSSD化(音質)テスト』は企画していて、計画ではSATA SSDを購入する予定でした。 しかし前述発言を聞いて改めて各所通販サイトを見ていくと、(メーカーや製品の質・評判はさておき…)高速NVMe SSD 2TBにも2023.7時点で15,000円切りのものがあることに気が付いたからでした。 

 

 閑話休題。 …と言うワケでいつものように長い前置きをしたら、機材の紹介です。

 

 

 

■ 購入・使用機材

 

 

 ・ ストレージ 『Lexar NVMe SSD 2TB』 (上写真右)

 ・ USB化ケース 『VCOM M.2 NVMe SSD 外付けケース』

 

 

 

 SSD本体のパッケージを開いたところ。

 

 このシリーズの評価・評判は全く知りません(笑) 選択理由は、単に価格(安さ…)とラインナップの豊富さ(?)です。 同シリーズ同容量の伝送速度の遅いものは2023.7時点で10,000円そこそこですので、なにかしらのテストに興味があるならそちらの購入がオススメです。(??w)

 

 

 

 外付けUSBケース。 基盤サイズ2230、2242、2260、2280のM.2のNVMe SSDに対応。 付属ケーブルは、片側がUSB-Aになっているモノと両側がUSB-Cのモノそれぞれ1本ずつ。

 

 ヒートシンク付きのゴツイSSDは基本的に収納不可能。 (イレギュラーですが、金属ケースを被せなければ分厚いヒートシンク付きも収納可能かも…??)

 

 こちら伝送速度10Gbpsなので、規格としてはUSB 3.1かな…??、この時点で同時購入したSSDの理論上の読み書き速度のボトルネックになってしまっています(笑) ケース側のコネクタはUSB-Cタイプが1つのみとなっています。

 

 ケースの内部コネクタは、スロット形状『M.2』の伝送規格『NVMe』にしか対応してません。 NGFFやSATAは接続できません。

 

 

 

■ ケースへの組み込み

 

 SSDなどPC組み込み機材はとにかく取り扱いを慎重且つ優しく…。 夏場は汗を垂らさないように、冬場は静電気を直撃させないように注意ですね。

 

 

 

 ケースは工具不要なスライド式。 …ストッパーの固定の手ごたえがやや軽いかな…?? 金属ケース自体に摩擦があって簡単には飛び出さないので落下の心配は少ないです。 アルミ製のケースなので放熱性はややありそうです。 ケースとSSDを密着させる簡易な熱伝導マット付き。

 

 

 

■ パーティションの作成

 

 内蔵用として売られているストレージは、大概使う前のフォーマットが必須となっています。 組み立てたストレージを一旦PCに接続・認識後、windows機をお使いであれば、タスクバーのスタートアイコンの右クリックで出てくる『ディスク管理』からパーティション作成とフォーマットを実行します。

 

 

 

■ UBP-X800のUSB端子との関係

 

 X800側のUSBはおそらく『USB 2.0』程度。 USB 3.1のケースに入ったNVMe SSDを付けるのは"頭がおかしい"レベルでオーバースペック(笑)。 事実、SATA HDDのファイルソート速度と比べると全く遜色ありません。(お世辞にもサクサクではありません。 つまり新調は無駄だった…) 楽曲の管理・入れ替えをするためにPCと接続する時くらいしか速度的恩恵はありませんね。

 

 

 

■ USBケースやUBP-X800との相性

 

 ここまでトラブル無くすんなり認識し、楽曲や画像のデータ転送・再生が可能でした。

 

 

 

■ 音質や使い勝手、注意点

 

 

 とりあえず参考までに、今回共に紹介したUSB-Cアダプタ込みの読み書き速度を載せておきます。

 

 残念ながら音質の変化は無し。 ……無理矢理改善点を挙げるとすれば、HDDと比較すると円盤の回転音と読み取りヘッドのシーク音が無い分、リアルノイズが軽減してるかな??と言ったところ。(往生際が悪いぞw)

 

 使い勝手。 伝送速度はX800側のUSB伝送規格のボトルネックのため変化・恩恵は全く無し。 …こちらも強いて言えば楽曲管理・入れ替えのために端末などと接続した際にその速度が発揮できるかと思われます。(往生際…())

 

 注意点としては、もしX800を『高速起動』設定にしている場合は、SSDやメモリ類を挿しっぱなしにしないように。 『高速起動』設定状態では接続されたUSB機器も常時通電状態になるため、HDDだったら動作耐久性があり、表面積のために放熱がしやすいですが、小さいNVMe SSDやメモリを挿しっぱなしにすると長時間通電・熱による故障・劣化が起こる可能性があります。 (例:今回のSSDをX800に挿すと、気温32℃で表面温度が最高約50℃までになります。(当製品の耐熱上限はカタログスペックで70℃です))

 

 また、この記事は紹介製品の品質・伝送速度を保証するものではありません。 参考にしてマネなどする際は製品仕様を注意深く調べてから購入してくださいネ。

 

 

 

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