ひよこ造船工房

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SONY 4k UHD BDプレーヤー UBP-X800 音声鑑賞編

2018年11月08日 | オーディオ

■ 視聴装備

 

 ・ プレーヤー : SONY UBP-X800 (当機)

 ・ AVアンプ : Pioneer SC-LX83 (2010年製 生産終了)

 ・ フロントスピーカー : SONY SS-NA2ES (2010年製 生産終了)

 ・ センタースピーカー : SONY SS-AC5 (2013年製 生産終了)

 ・ サラウンド/バックスピーカー : SONY SS-F6000 (2007年製 生産終了)

 

* AVアンプとの接続にはHDMI2出力端子を使用しています。

 

 

 

■ 2k、UHD BD音質

 

 X800はUHD BDプレーヤーですが、その音声の再生性能はもちろん、デジタル音源も幅広く再生できるユニバーサルプレーヤーとなっています( ФωФ)ノ (対応音源ファイル規格の詳細は公式webで(笑))

 

 前使用機種の同社BDプレーヤー『BDP-S6700』に引き続き、DVDや2kBD、新たに再生可能となったUHD(4k)BDの再生音声は明瞭で良好。 質的にはじっくり聴かせるタイプではなく、パンチが効いた陰影が濃い表現を持ちます。 これは下手をすると"ソニーお得意のドンシャリ"という評価を受けそうですが…、映画の再生にとっては、爆発音・破壊音のような大きく瞬発性のある音の再現性、逆に微小音・微細音も埋もれずに表現できることはセリフのニュアンスの深化にも寄与するため、重要な性能となっています。

 

※ 当機の音声出力はHDMIと同軸のデジタル出力のみ。 デジタルで音の印象が変わるとは理解しにくい事象…オカルトとも思われるところですが、現実にはメーカーごと・機種ごとに回路設計・出力信号精度・読取方法が微妙に違い、他機器との組み合わせでも音のニュアンスが微妙に変化することがあります。 その原因の大半はジッタ(時間軸ゆらぎ)発現の多寡、その補正力の差といわれています。

 

 なお、前使用機種S6700では、SC-LX83との接続で88.2kHz/24bitを超える映像付きマルチチャンネル音声を再生するとフロント2chしか再生されないという不具合(? 相性?)がありましたが、X800では正常再生されました。

 

 

 

■ SACD、DSDファイル音質

 

 S6700より音質的に進化しています!!!!(個人評w)

 

 SACD再生可能な同社音楽プレーヤーSCD-XA5400ESでの再生品質(ビットストリーム)と比べると、上記のようにビビッド・パンチが僅かに強くなった音質と言えます。 これも個人的には好みの範囲で…、質は違えど双方甲乙つけがたしw

 

 耳をくすぐるような微細音とメリハリの効いた音質は、スピーカーNA2ESと相まってコンサートホールっぽい音質だと個人的には思います。(タイトルにもよる) が、やはりここら辺も個々人の好みの幅は広し^^; クラシック好き/アナログ再生機好きな方からすると明瞭すぎて違和感のある音質であろうと思われますので、思い当たる方は音楽プレーヤーとして見ないほうが賢明ですw

 

 DSDファイルは、[DSDIFF][DSF]形式の[2.8MHz][5.6MHz][11.2MHz]が扱い可能。 個人で作った"DSDディスク"(に仕立てたDVD-R/RW)も再生可能のほか、USBストレージ(メモリ/HDD/SSD)や有線/無線LANとつないだNASのファイルも再生可能。 DSDも5.6Mや11.2Mと高密度で容量の多い配信タイトルが増えてますので、いちいちディスクに入れてたらタイヘン。 USBストレージに格納したほうがよろしかろうです(笑)

 

・ 当ブログDSD記事群 その1 その2 その3

 

※ 上記のDSD規格は"読み取り"に対応するものです。 HDMIビットストリームに対応するのはSACD、DSF(拡張子dsf)の2.8MHzとそれらの5.1chまでのマルチチャンネルです。 DSDIFF(拡張子dff)のファイルや5.6Hz以上のDSDをHDMIから出力すると、一律PCM176.4kHz/24bitに変換(ダウンコンバート)されます。

 

 

 

■ CD、ハイレゾ未満音源にDSEE HX

 

 ハイレゾ未満、SACD未満のレートを持つ音源の素の再生音は、可もなく不可もなく…個人的には、スッキリシャッキリ、レンジがやや狭い普通のCD感^^;

 

 一方、宣伝ポイントでもある、音質改善(ハイレゾ化)機能のDSEE HXの使用感想。 誤解を恐れず言えば、個人的には効きが思わしくなく少しがっかり。 例えば、PC上で使用する音源調整アプリAudioGateなどを用い、事前にハイレゾ化(ニセレゾ化)した音源と比べると、全く効いていないと思えるくらい差が感じられないです。 同じくリアルタイム変換である、AVアンプ装備のハイレゾ化機能と比べても"効き"という面では明確に負けています^^;

 

 音の周波数や曲調は変わらないにせよ(当たり前w)、強く掛け過ぎるとオリジナル音源の尊厳(?)がなくなってしまうので…、まぁおそらくそれがSONYオーディオの答えなのでしょう…(ぇ

 

※ UBP-X800が装備するDSEE EXが働く条件は、音源のサンプリングレートが44.1kHz、48kHzであること。 それを88.2kHz/24bit、もしくは96kHz/24bitに再生成して出力します。

 

 

 

■ USBメモリの代わりにPC用ストレージを接続

 

 X800装備のUSB端子には、USBメモリの他に外付けストレージやPC用内蔵ストレージが使えます。 (ストレージ=HDD、SSD)

 

 音質的には、個人的にはディスクのファイルを再生した時と特に変わりないと感じます。

 

 ちなみに、装備されたUSB端子の供給電力は500mA。 当方では256GBのSSD、2TBのHDD(5400rpm)というPC内蔵用2.5インチSATAストレージを音楽ファイル格納用としてUSB3.0変換接続していて、動作電源はUSBのみでまかなえています。

 

 

 


 

 

 

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