■ この記事の内容
・ 筆者が未所有・未視聴の機器をアレコレ語る記事
・ スイッチングパワーアンプとは??
・ SONY TA-F501との差が気になる!!
■ Marantz STEREO 70sのせいでまたオーディオ沼(エア)に…
薄型TVの音声増強計画から始まった2024年夏のオーディオ熱。 HDMI ARC機能をそっちのけで、"とある機種"に熱が上がってしまいました、それは『STEREO 70s』と同じメーカー製の『MODEL 30』です…。
■ Marantz MODEL 30は"スイッチングアンプ"
新たに興味が出てきてしまったプリメインアンプ『MODEL 30』のパワーアンプ部の音声増幅(スピーカー駆動波形生成)方式は"スイッチングアンプ"。
この方式、以前なら躊躇なく『デジタルアンプ』と呼んでいたひよこですが…、オーディオ技術記事を色々と読むにつれ『スイッチングアンプ』『Class-D/D級』と呼称するのが適していると感じ始めました。 "デジタル"と呼ぶと、PC・スマホ・デジタルオーディオで扱う情報の形式と混同してしまいますしね…。
難しい事は省きますが…(笑)、スイッチング方式のパワーアンプの一般的に言われている有利点はズバリ、『比較的低コスト』『省スペース』『低消費電力/高効率』です。 そしてひよこ的にはもう1つ、『中低域音のスッキリさ』を挙げたいと思います。
ぶっちゃけひよこ個人的には、"スイッチングアンプの一般的利点"などどうでもよく、『中低域音のスッキリさ』がアンプ選択の唯一にして絶対条件。 このスイッチングアンプの『中低域音のスッキリさ』は、これまでの試聴経験上、どう調整してもアナログ方式では再現・克服不可能なスイッチングアンプの"優位点"と考えています。(EQを弄っても駄目です)
ひよこ的には『ボーカルの不明瞭さ』『不快で不要な低域余韻』の原因としているアナログアンプの"中低域過多"ですが…、一般的には「これぞ本格オーディオから感じ取る音の量感と迫力」と考える方は大多数のようで(推測)…、勝手に肩身の狭い思いを感じていますw
■ SONYのS-Masterや、S-Master PRO搭載の同社TA-F501との差は如何に…
目下、現在居間にて使用中の、フルデジタルアンプS-Master搭載SONY TA-F501との音質差が気になりますね。
※ "フルデジタルアンプ"は代替名称が無く、構造上他の呼称で表現しにくいので、引き続き"フルデジタル"と呼びます。 フルデジタルアンプも最終的なスピーカ―駆動波をスイッチングで作り出しています。
パワーアンプ部がスイッチング方式といえば、拙宅では他にホームシアターで使用中のフルデジタルではないスイッチング方式AVアンプPioneer SC-LX88があります。 こちらは前述の『不快な中低域音』が無い(少ない)のに加えて、その他の可聴帯域はS-Masterとは違って、程よい滑らかさも持ち合わせていてかなり満足、『生涯、買い替えの必要なし』な評価です。(ホントか??ww)
他方、フルデジタルのTA-F501の音質は全体的にやや神経質…。 それもそのはず(?)、スイッチング方式の中でもS-Masterのような"フルデジタルアンプ"という方式は、良く言うと『スピーカーを駆動できるDAC/DDC』とも評される、設計上はシンプル且つ高効率な仕組みではあるものの、(おそらく→)現実的には"デジタル信号"処理部と"スイッチング波形"生成部が近接するため、電源の引き回しやノイズ低減が高難度になっているのだと考えられます。
この記事のメインテーマであるMarantz『MODEL 30』に搭載されているスイッチングアンプ素子Hypex社『NCore NC500』は、アナログ信号を受け取ってスピーカー駆動用の矩形波にするものであり、"フルデジタル"ではありません。 今は亡き某S社オーディオ技術者に言わせると『無駄な処理経路があるスイッチング増幅式』になりますけども、個人的独学・試聴経験では、デジ/アナ回路が電気的に分離することによる動作安定性や、アセンブリメーカーでの音質調整のしやすさ、アナログ信号それ自体が"防壁"となってスイッチング増幅へのノイズなどの不安定要素流入を防いでいると推察しています。(🐣は電気工学?ド素人です…w)
■ 現実に戻りまして…w
さて、ひよこの御託は出揃いましたので、あとは試聴するなり買うなりしての音質精査ですね。 …しかし『MODEL 30』の標準価格、418,000円(2024.8現在)。 無収入ニートットひよこにはキツい💦 購入は無理そうですが…、試聴できる機会に恵まれましたら続報をお届けしたいと思います。 なお、MODEL 30にはHDMI端子及び、ARC機能はありません。
今回の半分妄想記事は以上となります。 ご高覧ありがとうございました(笑)