虹色仮面 通信

神出鬼没なオッサンが毎日感じたことを取り留めなく書き連ねます

推薦図書

2009-10-24 07:35:03 | 文化
現代は脳ブームともいえる時代です。
脳の活性化に役立つゲームソフトができるほど、脳に関する興味は21世紀の新たなトレンドになりました。
しかし、ゲームソフトなどで脳が良くなるなんて本当にあるのでしょうか?
我々はどれだけ脳について知っているのでしょうか?

でも、脳の考える仕組みについて、誰一人として答えを出した人はいません。
今や瞳孔が開いても、呼吸が止まっても多くの人が助かるようになりました。
そういう人が多く出てきたことで、脳外科の分野は混乱しました。

今までの脳科学は、人間生命現象を動物実験で検証し、それをもう一度フィードバックして人間の治療に応用してきました。
つまり、外からの刺激に反応する意識=外意識ばかりを扱ってきたのです。
ところが「呼吸が止まっていたとき、先生の声は聞こえたが、返事できなかった」ある患者さんの事例から、外からの刺激を必要としない意識=内意識があることを突き止めたのです。

この内意識(うちいしき)は「心」「感情」と極めて強い関連性があり、良い脳と良くない脳の違いを生み出す元になります。
つまり、良い脳と良くない脳の違いは「心」「感情」にある!ということを見つけたドクターがいるのです。

それが今日紹介する「脳に悪い7つの習慣」(幻冬舎新書)の著者である林成之さんなのです。
林先生は日本大学大学院の教授で、北京オリンピック前の合宿で競泳の北島康介選手に脳の働きを基にした「必勝理論」(=人間の能力を最高に発揮する方法)を授けられたことで知られています。

今回ご紹介する「脳に悪い7つの習慣」で、脳は気持ちや生活習慣で、その働きが良くも悪くもなる。
この事実を知らないばかりに、脳力を後退させるのはもったいないと語っている。

具体的に脳に悪い習慣とは
1、「興味がない」と物事を避けることが多い
2、「嫌だ」「疲れた」とグチを言う
3、言われたことをコツコツやる
4、常に効率を考えている
5、やりたくないのに我慢して勉強する
6、スポーツや絵などの趣味がない
7、めったに人を褒めない   の7つだと言う。

これらをやめるだけで、なぜ頭の働きはホントに倍増するのか?
知らないと損する脳のしくみを、わかりやすく解説しています。
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