虹色仮面 通信

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コルコバードのキリスト像

2009-10-04 02:31:18 | 文化
2016年の第31回夏季オリンピックの開催が決まったリオデジャネイロ。

ブラジルでは、サンパウロと並ぶブラジルの経済的、文化的な面での中心都市で、リオのカーニバルで有名。
コパカバーナ、イパネマなどの世界的に有名な海岸を有し、世界3大美港の一つに数えられる美しい都市として知られる。

1960年にブラジリアに遷都するまではブラジルの首都であり、中南米有数の貿易港でもある。そして、ブラジルの経済的な中心地でもあった。
近年は、その地位が低下しているものの、依然としてブラジル・南米のみならず、世界屈指の観光地として名高い。
人口は約600万人を有し、サンパウロに次ぐブラジル・第2の都市である。

そのリオデジャネイロで特徴的な存在として知られる「コルコバードのキリスト像」
この像は、1931年にブラジル独立100周年を記念して建てられた。高さ30m、左右28mもある大きなもので、日没後はライトアップされる。

このキリスト像は、2007年7月に「新・世界七不思議」に選ばれた。
この「新・世界七不思議」はユネスコの世界遺産とは異なり、最終選考は専門家による審議に拠らず、選出のために一般からの電話投票とインターネット投票が行われた。
そのため、ブラジルではリオデジャネイロに本拠を置くブラジル最大の放送局であるグローボを筆頭に、ブラデスコ銀行などの有力企業の後援の元、数百万ドルが投じられ、この自動応答式の電話投票を無料で行える「キリスト像に投票しよう」キャンペーンが行われ、7月初めまでの時点で約1000万人のブラジル人がキリスト像に票を投じたというエピソードがある。

それだけ、ブラジリアンやカリオカ(リオっ子)にとっては、象徴的なものが「コルコバードのキリスト像」である。
ちなみにリオっ子が「カリオカ」というのに対し、サンパウロっ子は「パウリスタ」と呼ばれる。