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高知からの手紙~ (都市計画道路132号線)

2019-03-18 17:41:26 | いろいろ
<この記事は「西荻窪の道路拡張を考える会」のブログから転載しました>

窯場で

以下の文章は、高知県の陶芸作家さんのFBからの転載です

[最後まで読んでもらえるとありがたいってお知らせ]

お願い事。良かったら署名に協力してもらいたいのです。長文、ドライアイ時代に大変ですけど、最後まで読んでもらえると嬉しいです。

東京の西荻窪の一角に道路拡張工事の計画があって、私の恩人のお店がなくなってしまうかもしれません。

もうだいぶ前ですが、弟子入り時代を終えて独立したものの、アテもコネもゼロって時に、大きなリュックに器を入れて東京に行ってみました。そこで唯一拾ってもらったのが、西荻窪のギャラリーです。・・・

その大好きな場所がなくなっちゃったらイヤだ、というのは私の個人的な気持ちなのですが、先日久しぶりにこの街に来て、往来を眺めてみて「本当にこの道、広くなった方がいいのかな?」と思いました。

西荻窪に行ったことのない人もたくさんいらっしゃると思いますが、高知で言うと菜園場とか愛宕、升形の商店街のような街並みです。対面式の車道の両脇に歩道があって、個人商店が続きます。八百屋の野菜を眺めたり、食堂から漏れる匂いを嗅いだり、善福寺川の橋の上から水の流れを覗き込んだりと、度々足を止めても誰ともぶつからない道幅があり、車道からも渋滞でイライラしてクラクションがブブーッとかも聞いたことがありません。田舎者の私が言うのもなんですが、いい感じでのどかな街です。

道路が広くなったら、きっと街の様子もガラッと変わっていくのだと思います。背の高い建物が増えて、便利になる人もいると思うけど「どこにでもある開発後の街」って感じになるんじゃないかな。

「今度東京行くんだけど、どこ行こうかな」って聞かれたら、西荻窪とかいいんじゃない?って答えていました。今の西荻窪が残るなら、この先もおすすめしたい街です。私は初めて東京に行った時、新宿駅を弾丸のように駆け抜けていくたくさんの人の中でうまく歩けなくて5分で帰りたくなった人間ですが、西荻窪の街並みと行き交う日常の人々にすごくホッとしました。すぐに「近所に住んでいる人」みたいな顔して歩けました。

行く予定のない人には実感が持てないかもしれませんが、いつか行くかも、今の西荻窪って良い感じそう、と思ってもらえたら、工事の中止の用紙に署名をお願いします。私はあんまり出歩きませんが、出かける時はいつもカバンに入れておくので見かけたら声をかけてください。「書いてもいいよー」って人は郵送もします。高知市内に行かれる方は、BORSAにも置かせてもらいました。

長文失礼しました。
どうぞよろしくお願いします。
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