出席率が進級の規定に達さなかった学生の処遇について
ルールであくまでも押し通すのか、温情で救済措置をとるのか、、、。
教員側が揺れています。
ひとりの学生のために再試験を準備しています。
1週間に一度しか来ない非常勤の先生たちの予定を調整して
その学生のために時間を作ってもらいます。
一科目ならともかくも,10科目にも達すると、
『あ~,,何度もいろいろな先生たちから注意されたのに、どうしてきちんと
それを受けてくれなかったのか』
と思うのです。
この時期になって泣きつかれても,,,すでに手遅れの感あり。
進級することになれば,周りの学生たちに『なぜあの人はあんな出席率で進級できるのか』という
不公平感が残るような気がします。
ただ「絶対に今度だけはがんばります。進級したいんです」と必死に頼む学生の切羽詰まった気持ちも
伝わってきます。
難しい、、、
とにかく
進級できるのか、退学になるのか、それはまだわかりませんが、
学生はすでに30に届く年齢。
どのような結果が出ても、今後はどうにか自分で自立の道を歩んでもらいたいと思うのです。
そしてもうひとつ。私たちに残された課題。
教師はどこまで学生の問題に介入できるのでしょうか。
「かわいそうだ」という安易な温情は、長い目でその人のキャリアを考えた時
プラスになるとは限りません。
その学生ひとりを徹底的にケアすることは、教師には不可能なように感じます。
この学校での学びの期間は学生にとって、自分の可能性とキャリアを探る時間であり、私たち教師は
専門的な授業を通して学生たちの自立をサポートする役割を担っているのだと,思えるのですが、、、。
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写真はスープストックのスープセット
胃にも優しいだけでなく,心も温まります。