文屋

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●なつかしいFM放送が始まったころのことを思い出した。40年前。

2009年03月20日 22時25分45秒 | 日録雑感
なんかいま、NHKテレビでFMの歴史というか、回顧をやっていて
なつかしかった。
NHKのFMって、69年開始だったんだ。
でも、そんなことないだろって思った。
69年といえば、ぼくは
高校2年か3年。
それよりも少し前に始まったように記憶していた。
コルトレーンの音楽をラジオでしかもステレオで聴ける
これは、ほんとに奇跡のように思った。
いまテレビの番組で確認したら、数年、試験放送ってあったんだね。
試験放送。それも「わくわくしたこと」を思い出した。
あの頃は、FM東京でしたね。まだNHKはやってなかった。
その試験放送で、右のスピーカーから聞こえますか、
左に移動しましたか、とかほんとに試験やってたのも思い出した。
その頃、
高校で、珠算の試験のときになぜか
会場の世話役かなんかやっていて
ぼくは当時珍しい、ラジオのステレオが
始まったということで、ラジオを持っていった。
イヤホンではなく、これもなぜか大きく
スピーカーで流していた。
番組も曲も鮮烈に覚えている。

DJは、スィングジャーナル編集長、児山紀児だった。
曲目は、2曲、覚えている。

ウェイン・ショーターの「アダムスアップル」。
そのあと児山氏が、モードジャズについて語っていた。
それからジャズクルセダーズのライトハウスのライブ
たぶん曲は「ヤングラビット」だった。

ジャズクルセダーズのアルバムは、いまも
探し続けている。レーベルは、パシフィック盤。
強烈だった。かっこよかった。

ウェイン・ショーターは、ブルーノートレーベル期が
いまでも大好きだ。

ぼくは、商業科の学生で学校もさぼって
ジャズと蝶採集に熱中していた。
恋もせず、ただただ、孤独に青春していた。

そして、高校の文化祭で、教室をジャズ喫茶にして
マイルスを大音響でかけていた。

あれは、多分、「音響」の時代だったんだ
と思う。ラジオの深夜にAMからながれる
モノの世界から、一気にカラフルになった音。

懐かしい。
でもあの頃、音楽で、しあわせだった。

そうそう、大好きだったのが、油井正一がDJをやっていた
「アスペクトインジャズ」という番組。
テーマ曲が、ジェリー・マリガンの「ナイトライツ」の中の
ショパンのエチュードをジャズでやったものだった。

最近は、クラシックばかり聴いているけれど
ぼくは、ジャズが好きなのだ。


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