突然の雨。
中断30分。
逆襲。
連打。
KO。
逃げ遅れた理由。
突然の炎。
対策の遅れ。
5名の犠牲。
これは、最近のNHKの語法。
誰が、誰に伝えているのか、そのことを回避している。
何を、だけは伝えているつもりだろうが、
そんなものは新聞の見出しを読めばわかる。
新聞の語法も似たようなものだ。
体言止めは、助詞を殺す。
助詞を省く語法は、主語をあいまいにする。
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サア、サムライジャパン。
サア、イチロー。
サア、中盤。
これは、WBCを放送しているTBSの語法。
アナウンサーが変わっても、「サア、サア」ばかり。
この「サア」って誰に言ってるのか。
自分への掛声でしょ。
★
絶対に負けられない戦い。
これは、テレ朝の常とう句。
いつまで言ってんの。
そりゃそうでしょ。
誰が、誰に、何を伝えたいの?
「絶対に負けられない戦い」って思うでしょ。
正しいでしょ。って視聴者に同意を求めて逃げてるだけでしょ。
これって、この試合は、「トーナメントです」と
スタイルを伝えているだけなんですね。
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「サア」が単なる、リズムを呼ぶための間であれば
人によってこの間の言葉は、変えてくれよと思う。
大昔の「なんと申しましょうか」という
小西得郎なんて、あれはあれでよかった。