紙子、11号が、21日にできあがってきた。
目次は、以下。
中の碑 萩原健次郎
パーティ そして出発 渡辺めぐみ
旅立ち、その他の詩篇 細見和之
七つの三行詩と三つの四行詩 國重游
和平 竹内敏喜
連載 よつつじのおと 四
詩学によりそう背景 竹内敏喜
みとりのすまいにすいきれていく 藤原安紀子
みとりのすまいにすいきれていく一筋の 藤原安紀子
ふぃっしゅ・だんす 内藤ねり
女運の女神 西田裕美
春の鬼ごっこ 西田裕美
婦長さん 小池田薫
菫 山本しのぶ
朗読する男 山本しのぶ
定価、800円です。
★
NHK出版の
頼住光子著
「シリーズ・哲学のエッセンス 道元」
を読んでいる。
なかに道元の『青山常運歩』という言葉に見入る。
自分が歩き動いていることを知りたいならば
山が歩き動いていることも知りなさい
という。
詩の読者、詩の他者とは
人だけではない。
山や、宙空もまた、詩における「他」象。
詩という「中の碑」は、「自」象などという
知れた代物なのではなく
ただ単なる、凝り。
この凝りは、外に向かうときは、永遠にしか
向かわず、消えていく宿命下にある。
外から中の碑を判読しようとしても、永遠への指向には
もちろんかなわない。
しかし、凝りたものは凝りたものだから
しようがない。
なにを言いたいのか、さっぱりわからないが
メモしておこう。