文屋

文にまつわるお話。詩・小説・エッセイ・俳句・コピーライティングまで。そして音楽や映画のことも。京都から発信。

●5月28日のイベントのゲストに詩人の建畠晢さんをお招きします。

2005年05月20日 11時00分47秒 | 詩作品

5月28日の京都大学内でのイベントのゲストが決まりましたので
いま一度お知らせしておきます。

日時■5月28日(土)14:00〜17:00
会場■京都大学文学部新館 第三講義室
(百万遍の交叉点を東へすぐ京大の北門からすぐです。)

ゲスト■建畠晢さん(詩人・国立国際美術館館長)

建畠晢(あきら)さんは、詩人でこのたび高見順賞を受賞。
大阪の国際西洋美術館の館長にも就任されました。

我々の詩について、どのようなコメントがいただけるのか
楽しみです。

ぜひとも皆さん多数ご来場ください。

★萎えさせる、疲れさせる。グローバルが都市を殺しているぞ。

2005年05月19日 21時14分34秒 | 世間批評

都市は、疲れている。去年のパリも今年のニューヨークも都市は、疲れ果てているように見えた。
人の思いや、欲望や憧れが、街の光景が吸収していなくて、逆に街の光景が、急速度で、人の欲望
を追いかけている。世界の街は、どうしてしまったのだろうか。目抜き通りにあるのは、
ブランドロゴばかり。しかも目をむいている。ティファニーも老舗然としていればいいのに
なにか周囲に急かされるように、通りを歩く人間の欲望をわしづかみにしてきそうな気配。
所得階層によって色分けされた、そのブランドのロイヤルティ。しかもそれが見え見えで、薄っぺらい。
アミューズって、こんなにも下品だったのかと、唖然としてしまう。
要するに、アキハバラ化してきたぞ、と言えなくもない。階層に応じて、サービスや接客態度の審級まで
定められているようで、金のある人には、ぺこぺこして、ない人は、あっちいってなのだ。
そうした審級とは、無縁のところでエレジーを香らせ、あまたの衆の欲望をあまたの光景に濾過してきたのが
これまでの都市ではなかったのか。
その昔、日本全国の鉄道路線の駅の光景が均一化したように、世界の都市もまた、均質化している。
それが、ただ、地に馴らされて均質化するならまだしも、マーケティングの戦略に則った数値にべったりと
くっついて馴らされているのだ。都市のアミューズメントは、きっと死んでしまった。
具体的にいえば、たとえば、カーネギーデリなどの老舗が、グローバル資本の均質化した戦略に音を上げて
ただ、価格をつりあげるだけの方法しか労することができない。ティファニーは、
せっかくの下世話なストアストーリーをもっていながら、それらすべてを捨てて、つんつんしているだけの
高級店になりさがった。ほどほどの楽しみ。もともとは、都市の標準的な文化の地層は、それだけで
成り立っていたはずなのに、この「ほどほど」といった、抽象をマーケティングの文脈が、切り捨ててしまった。ZARA・GAP・MAC・STABA・・・・、この審級のコンテキストは、一昨年に行った、上海なども
まったくいっしょだ。あの街に行けば、あの場所が、あるにはある。あるにはあるけど、「あのクーキ」というものが、ない。窒息してしまう。音楽は、たとえば、画廊や古着屋でも、マイルスを何回、耳にしたことか。免罪符?マイルスがかよ。わからないでもない。
とりあえず、クールに凍らせて、大衆の欲望をヒートさせても、「買わなきゃ意味ないじゃん」とマーケッターは考えているのだろう。セントラルパークの貯水池が、原始のようで、それだけが妙にリアルだった。
MOMAの容れ物は、まずまずだったが、現代美術をカタログ(文化的だが無策の階層化)化して、私らに
どう見ろと言うのだろうか。あれは、まるで、陳列倉庫だ。2時間待ちで、見せられるのが、陳列なのだからね。10年ぐらい前に行ったパリもニューヨークもエレジーが匂っていた。寂しくなるゆとりが街にあった。
寂しくも悲しくもなれない、都市なんて、地層に孔があいている。

★久しぶりのNY。写真をいっぱい撮ってきます。

2005年05月09日 13時25分36秒 | 日録雑感


明日から、仕事でNYへ行ってきます。
貿易センタービルがないNY。
ヴィレッジあたりは、どう変わったのか。見てきます。
ジャズはあまり期待できないけど
ラテン音楽を聴きたい。
前に行ったときは、グルーポ・ニチェ、カリ、ドクター・ジョン
なんかが面白かった。さて、どうなるやら、
また報告します。


★京都の詩人「新しい言葉たち」のリーデイングイベントを京都大学で開きます。

2005年05月02日 15時24分57秒 | 


リーデイングイベントの日時と場所が決まりました。

■日時 5月28日(土)午後2時から午後5時まで。
■場所 京都大学文学部新館 第三講義室
(百万遍の交叉点を東へすぐ京大の北門からすぐです。)

■入場無料

■出演者

浅山泰美

河津聖恵

佐々木浩

田中宏輔

藤原安紀子

遠藤志野

萩原健次郎

豊原エス




★ゲストなど交渉中


詩のリーデイングとトークなども考えています。