15年ぶりだろうか。仕事で香港へ行ってきた。
香港はあの街のままだったが、人の多さがまるで違っていた。
かつては、携帯電話が出だしたころで、日本ではまだ
ほとんど普及していなかった。街ゆく香港人たちが、ただただ
路上でもどこでも電話している光景が異常で、気持ち悪かったが
そういう人たちは、もうあまり目立たなかった。
逆に、日本が遅れてそうなっている。
先週見た香港では、地下鉄内でもどこでも
抱擁しあっている男女と、携帯端末PCを眺めている人の多さが
目立った。かつてはあんなに人前でいちゃいちゃしていなかった。
それから、観光客の多さ。かつては、韓国人や中国人は、見ただけで
判別できたが、いまは、日本人との区別がつかない。
そこに西洋人も混ざって、あの混雑は、パンク寸前みたい。
女人街の横に、スニーカー街というのができていて
スニーカーばかりが並んで、混雑している。
どこもかしこも混雑している。
香港島のセントラルあたりは、もっとのんびりしていたけど
ここも人と車だらけ。多分、中国からの観光客が、どっと来て
混ざっているのだろう。
また、高層ビルがやたら増えているようだ。
あのブレードランナーの映像より進化しているかもしれない。
異国感というような言葉があるかないかしらないけども
そういうのんびりとした感覚は、ほとんど感じられないほど
尖端的な混雑ぶりが、異様に目立った。