Pa'Lante!(パランテ!)

ジャズじゃ、ロックじゃ、サルサじゃ、ソウルじゃ、ファンクじゃ、歌謡曲じゃ、ジャージャー。

細野式発想の源泉と対象。(なんだ、なんだ?)

2005-12-03 10:13:00 | 日本のロック・ポップス

細野晴臣インタビュー THE ENDLESS TALKING



昨日に引き続きまして、この本です。

まだ、読了してませんので、全体についてはな~んにも言えませんけど、今のところ、面白いのは、ホソノ・ミュージックの発想がどんなところから出てるのかって事ですね。

細野さんは、1947年生まれってコトですから、まぁ団塊の世代ですよね。
そんで、白金台という東京の山の手で生まれ育ったと。ただ、山の手の中でも下町っぽさがあるトコロだったらしくって、だから江戸から地続きの日本的文化が背景にあって、でも大正・昭和のモダンもある。そんで「戦後」のアメリカ文化もあるっていうコトで、何か細野さんの音楽の幅の広さの背景が分かるような気もして来ました。(気がするだけですが。)

しかし、発想の根源が音楽からの場合、どちらかと言うと西洋、というかニッポン以外からの発想なのに対し、音楽以外からの発想は日本的な物からの発想が多いと言うのは面白いと思います。
あと、リズムやサウンドなどについての言及が多いのに対し、メロディとかコード進行だとか和声についての言及って、ほとんど無い。細野さんの志向って、言うまでもなく、やっぱりそういうコトだったんだろうなぁと、再認識。
というコトで、やはり細野晴臣というヒトは、曲を作る「作曲家」というより、曲のカラーを作る「サウンドメーカー」であり、作品全体のカラーを作る「プロデューサー」なんであろうと、思う次第なのでアリマス。

ただし、まだ半分しか読んでないので、後半、どんなコト話しているのか分かりません。山下邦彦氏みたいに、コードとメロディの話の連発だったらどうしよう・・・。(別にどうにもなりませんがな。)

ちなみに、この本、大まかに言って、細野さんの歴史を追うような形で進むので、後半になれば、最近に近い、という事になります。と言っても、元々は1992年の本なので、ちっとも「最近」ではありませんが。

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