Pa'Lante!(パランテ!)

ジャズじゃ、ロックじゃ、サルサじゃ、ソウルじゃ、ファンクじゃ、歌謡曲じゃ、ジャージャー。

1960年春のリー・モーガンと若獅子サン達。

2006-05-18 22:24:37 | Jazz / Cross Over
ヤング・ライオン(The Young Lions)
『The Young Lions』(1960)

ヤング・ライオンって、今にしてみりゃ、センスの無いネーミングって感じにもなりましょうが、このメンツだと、まぁ、アリだと思います。えぇ、パーマネントなバンドではありません。

1960年4月。
ウェイン・ショーター(Wayne Shorter)を中心にして吹き込まれた、まぁ、企画モノなんでしょうかねぇ。全曲、ショーターの作曲。
また、リー・モーガン(Lee Morgan)とボビー・ティモンズ(Bobby Timmons)も参加しているので、当時の、ジャズ・メッセンジャーズの色が強いってコトも言えましょうねぇ。
んで、ワタシとしては、1960年の春は、リー・モーガンのピークの一つと思っているので、これは「買い」なんですが、やはり、モーガンのプレイは素晴らしいデスよ。

実は、個人的には、ショーターのコンポジションと、リー・モーガンのプレイって、相性がイイとワタシは思っているのデス。
一般的には、ジャズ・メッセンジャーズに於いて、ショーターが本領を発揮したのって、フレディ・ハバードとカーティス・フラーとの3管になってからってコトなんでしょうけど、ワタシはあくまでも「モーガン聴き」なので、ココらへんの時期がツボなんですね。

では、何がイイのかって言うと、屈折してクールで鋭い雰囲気のショーターの楽曲に、リー・モーガンの、摩擦係数が高くて抵抗の強い管を抜けて来たような鋭いトランペットの音色と、緊張感ってコトですね。
休符の後の、モーガンの一発目の音。
ホントにリー・モーガンの醍醐味だと思います。

こんなのがアルから、ツイツイ、同時期のFresh Sound盤のCDなんか買ってしまうんです。10年前のワタシはこのようにして、リー・モーガンに経済を倒されたンですね・・・。

パタートのつづきは、また明日ッす。

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