Pa'Lante!(パランテ!)

ジャズじゃ、ロックじゃ、サルサじゃ、ソウルじゃ、ファンクじゃ、歌謡曲じゃ、ジャージャー。

必殺!本格・歌謡サルサ!

2005-12-08 07:37:11 | Salsa / New York Latin
内海みゆき&コンフント・エスパシオ
「拍手喝采」(1991)

まぁ、「必殺!本格・歌謡サルサ」と書いた場合、「本格」がどちらに掛かるのかというのが問題ですが、このアルバムの場合、両方に掛かっているって事でよろしいでしょうか。「必殺!」はどちらに掛かっているのかサダカではありません。

バブルが産んだ奇跡の一枚!!!
ジャパニーズ・カヨウキョク・ミーツ・ニューヨーク・サルサ!!!

とか言っておきましょう。バブルはあんまり関係ありませんけど。

演奏は、正統なサルサの「型」を、踏んだ本格サルサです。ワタシが言うんだから間違いアリマセン。ウイリー師に聴かせてもその点は納得されるでしょう。
そういう事で、エセなサルサではありませんので、本格好きの「うるさ方」なヒトにも勧められます。

曲は、「雨の御堂筋」「星降る街角」「さよならはダンスの後に」といった正しい歌謡曲と、「ラストダンスは私に」「コーヒールンバ」のような、スッカリ歌謡曲化した外国曲(←この言い方が最適かと存じマス)とが混在しておりますが、この演目で、サルサ(=ラテン)って魅力的でショ?

歌い手の内海みゆきさんは、ハスキーじゃない系の正しい演歌ヴォイス。ただし、残念な事にコブシは回しておりません。が、イイじゃないですか。これこそ、イマイチ売れないトコロに味があると言った風情の歌謡ヴォーカル!!!(・・・失礼。)

アンサンブル的には、トロンバンガ(ホーンがトロンボーンのみの編成)なので、トロンボーン3本の、ブォ~っという強力な音圧が最高!あとはトレス(キューバのギター族の楽器。12弦ギターを弦の数を半分にして、小型にしたようなもの。)なんかも入っているし、イヤ~、楽しくも正しいサルサですね~。

吉田憲司大佐もトランペットで参戦されてオリマスし、選曲監修というトコロにはコモエスタ八重樫氏の名前も見えます。
そういう匂いが好きな方にもお勧めかもしれませんね。

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