Pa'Lante!(パランテ!)

ジャズじゃ、ロックじゃ、サルサじゃ、ソウルじゃ、ファンクじゃ、歌謡曲じゃ、ジャージャー。

小悪魔の期待は「ちあきなおみ」に消えた。

2005-12-08 00:18:28 | LatinSoul / LatinRock
Lolita De La Colina
「Desde Mi Cama Con Amor」(1974)

もはやココまで来ると、ほとんど、TB&コメント拒否みたいな選盤ですなぁ。

カテゴリーはとりあえず「Latin Soul」にしてみましたが、ハッキリ言って歌謡曲にしか聴こえません。
どう、聴いても、尾崎紀世彦、ちあきなおみ、な世界。
コレは是非とも一度は聴いてみて欲しい。
ホンっと~に、尾崎&ちあきの世界デス!!!
(しかも、越路吹雪な世界まで・・・。絶句しましたよ、ホント・・・。)

これは、「似てる」とかじゃなくって、完全に完璧に「あの」昭和40年代半ばの、あの歌謡曲な世界です。「本質的には」じゃなくって、コンプリートに表層まで「あの」音です。楽器編成、使用機材、アレンジ、レコーディングからトラックダウンからミックスのキャラ、そして微妙な「ぬるさ」まで、どう聴いてもホント完璧にあの頃の歌謡曲ですワ。違うのはスペイン語ってコトだけです。

ただし、一曲目の「Dicen Que Estamos Enamorados」だけは、メッチャ苦茶オシャレなのよ!!!
ちょっとブラジル入った、洒落て都会的でラテンなポップ。
ハッキリ言ってワタシはコレに騙されて買った訳よ!!!
全編こんな、おっ洒落~な、夜の都会の小粋で小悪魔なラテンポップだと思ったワケよ。

したっけ、小悪魔じゃなくって、ちあきなおみだったのよォ・・・。

しかし、だからと言って、歌謡曲好きなワタシが、そのまんまで済ます訳がなくって、やっぱ、このアルバムはそれなりに愛聴盤となってしまう訳です。

ちなみに、騙された原因の一つがクレジットされているアレンジャー陣。
驚くなかれ。

ティト・プエンテ(Tito Puente)!!!
チャーリー・パルミエリ(Charlie Palmieri)!!!
ジョー・ケイン(Joe Cain)!!!

誰がコレでちあきなおみ予測できるってさ!
どう考えても、クールなマンボ感覚、ヒップなラテンジャズ・フィーリング、そんで、ファンキーなラテン・ソウルってな感じで考えるデショ。このヒトたちだと。

まぁ、イイヤ。オレ、この手の音、ハッキリ言って好きだし。ハナシの種にもなるし。こやって、ヘンな音盤としてブログにも取り挙げられるしね。
まぁ、取って置き、ってヤツですね。

しかし、こんなの出してしまうと、あと、コレに匹敵する盤は、ワタシとしては、あと「オルケスタ・サカモト」くらいしか無いかのぉ・・・。近々、やります。「オルケスタ・サカモト」。乞うご期待!・・・って、誰も期待せんワな・・・。

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