Pa'Lante!(パランテ!)

ジャズじゃ、ロックじゃ、サルサじゃ、ソウルじゃ、ファンクじゃ、歌謡曲じゃ、ジャージャー。

カーティス・フラーとベニー・ゴルソンに恐れ入る。

2006-07-23 16:40:16 | Jazz / Cross Over
カーティス・フラー(Curtis Fuller)
『Blues-Ette』(1959)

10年振りに聴きましたが、やっぱり、名盤なんですなぁ。
恐れ入ったぞ。ふが。

1曲目の「Five Spot After Dark」が何と言っても有名ですね。
テレビのCMにも使われていましたし、きっとジャズ喫茶の人気曲でもあったんでしょう。何と言うか、ダークなクスんだ色に滲み出る、抑えたブルース臭。これは、まぁ、文句なしにカッコいいですね。ふが。

そんで、他の曲もですね、久しぶりに聴いてみたら、その、何て言うか、ソロもアンサンブルも、とっても良かったっス。ふが。アンサンブルについては、このカルテットは、二管ながらトランペットが居ないですからね、派手な方向には行きません。(行けません。)そんで、ピアノがトミフラ(Tommy Flanagan)ですからね。ブルース臭が滲んでたって、品があるんですよね。この、品の良さと渋みと曲の親しみ易さが掛け算されるトコロがこのアルバムの魅力。

そして、品と言えば、ベニー・ゴルソンのアレンジも、トロンボーンとテナーという、同じような低め音域のハーモニーを、ドバドバにしないで品のある渋い魅力的な響きにしてくれてます。これはスバラシイ響きです。本当に魅力的です。ふが。
特に、5曲目「Love Your Spell Is Everywhere」のテーマ部分は、元のメロも美しいんでしょうが、この二管のハーモニーは、フんとうに素晴らしいです。本来、トロンボーンとテナーって、どっちかって言うとゴーカイ方面を担当する楽器だと思うんですが、ここでの二管のハーモニーはとっても繊細。何と言うか、儚い感じ。思わずコーフンするくらい美しい。

流石、名盤。
最早、鼻息だらけ。
ふがふがふが。と言う他ないです。

聴こう。


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2 コメント

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タイトルに偽りなし (モスコ)
2006-07-25 01:10:18
bugaluさん、こんばんわ。



私もこのアルバム、愛聴盤です。ふが。

「抑えたブルース臭」と言う表現がピッタリですねー。



このアルバムのジャケットって、不思議ですよね?コレ何?人形?でも、このジャケがまたかなり好きだったりします。



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Unknown (bugalu)
2006-07-25 22:09:37
モスコさん、こんにちは。



久しぶりにコレ聴いて、やっぱり人気盤には理由があるもんだと、実感しました。全面的に良かったっすもん。



ジャケ、当時のジャズにはあんまり無い方向のセンスですね。確かに不思議に魅力的です。
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