『マイルスを聴け! Version 8』(←マイハチ、と呼ぼう・・・ん?失笑?)が出たのと、あと、ナショナルがパナソニックに天下統一されたコトもあって、ついつい、電気マイルスを聴いてしまいますが、いや、ナショナルなら「電器」ですが、まぁ、それはともかく、聴くべきモノとは、つまり電気マイルスですよ。
一応ワタシはマイルス者の端くれに位置している音楽聴きでありまして、どうにかこうにか70タイトルほどのマイルスCDを持っている訳ですが、結局、よく聴くのは、1964~1970年のブツと言うコトになります。ま、こういう区切り方をすると、前半分は電化していない時代なので本当は「電気」というコトバでは括れないのですが、ククレないならバーモント、秀樹感激、過激なモード、あ、ソウです。モードをどんどん過激に突き詰めて行った時代、と言う括り方は可能ですね。ってか、ワタシはその括り方が正しいと思っていて、だから、マイルスの音楽を「電化とそれ以前」で区切る考え方は、音楽的でナイと思っています。正しくは「モードの過激化とそれ以前」ではナイかと思います。ちなみに、「過激化とは、どういう事か?」と言う質問はとてもシャープっす。はい。まだ分析していません。恐らくは、モードの同時複数使用(ポリモード)を始めたり、ポリリズムが当たり前になって行ったりってコト、つまり、「自由=混沌」が一気に深まった(と同時に、律するものとしてのマイルスの存在がデカくなった)事である、と、理屈としては言えるのではナイかと思っていますが、まぁ~、そのぉ~、分かりましぇん。
ちなみに、マイルスの場合、パルスは、可変ではありますが必ず単一をキープしますね。ココらへんがフリージャズ指向のヒトたちとの決定的な違いでしょうか。
で、昨日は『Miles Davis At Fillmore』(1970)を聴き、今日は朝から『Live-Evil』(1970)を聴き、その後、何故だか、それほど好きではない「ワウ導入後のマイルス」である、コヤツを久しぶりに聴きました。
マイルス・デイヴィス(Miles Davis)
『London 1971』(1971)
上記の「1964~1970年」からはチト外れているのデスが、この演奏はスゲェです。スピード感、螺旋感、ゲロゲロ感、圧迫感、異次元感など、かなり圧倒的。そして、よっく考えると、この盤、当ブログでは既に2回登場していまして、な~にが、"それほど好きじゃない"だか。で、今回、マイハチでナカヤマ氏が書いていたのは、1971/11/13のロンドン・ライブとされていたヤツと、翌11/14のヴェニス・ライブとされていたブートの「音源、一緒ジャン、つまり同じ演奏でしょ、つまり、どっちかのクレジット、間違ってるべ」ってコトでして、んで、元々ナカヤマ氏は『Miles With Keith In Venice 1971/11/14』を1971年マイルスのベストだ、と書いてた訳で、道理で、この『London 1971』の演奏は圧倒的なワケだわな。ただ、この盤は、音はあまり良くないので、買うなら『Miles With Keith In Venice 1971/11/14』の方が良さそうでスね。もし迷ったら、諸兄よ、そうしたまへ。
ちなみに、この1971年、早川電機工業は既に「シャープ」に名を変えてました。
・・・「落ち」になってませんな。
ぢゃ。
←関係なくてもクリックしてね~。
一応ワタシはマイルス者の端くれに位置している音楽聴きでありまして、どうにかこうにか70タイトルほどのマイルスCDを持っている訳ですが、結局、よく聴くのは、1964~1970年のブツと言うコトになります。ま、こういう区切り方をすると、前半分は電化していない時代なので本当は「電気」というコトバでは括れないのですが、ククレないならバーモント、秀樹感激、過激なモード、あ、ソウです。モードをどんどん過激に突き詰めて行った時代、と言う括り方は可能ですね。ってか、ワタシはその括り方が正しいと思っていて、だから、マイルスの音楽を「電化とそれ以前」で区切る考え方は、音楽的でナイと思っています。正しくは「モードの過激化とそれ以前」ではナイかと思います。ちなみに、「過激化とは、どういう事か?」と言う質問はとてもシャープっす。はい。まだ分析していません。恐らくは、モードの同時複数使用(ポリモード)を始めたり、ポリリズムが当たり前になって行ったりってコト、つまり、「自由=混沌」が一気に深まった(と同時に、律するものとしてのマイルスの存在がデカくなった)事である、と、理屈としては言えるのではナイかと思っていますが、まぁ~、そのぉ~、分かりましぇん。
ちなみに、マイルスの場合、パルスは、可変ではありますが必ず単一をキープしますね。ココらへんがフリージャズ指向のヒトたちとの決定的な違いでしょうか。
で、昨日は『Miles Davis At Fillmore』(1970)を聴き、今日は朝から『Live-Evil』(1970)を聴き、その後、何故だか、それほど好きではない「ワウ導入後のマイルス」である、コヤツを久しぶりに聴きました。
マイルス・デイヴィス(Miles Davis)
『London 1971』(1971)
上記の「1964~1970年」からはチト外れているのデスが、この演奏はスゲェです。スピード感、螺旋感、ゲロゲロ感、圧迫感、異次元感など、かなり圧倒的。そして、よっく考えると、この盤、当ブログでは既に2回登場していまして、な~にが、"それほど好きじゃない"だか。で、今回、マイハチでナカヤマ氏が書いていたのは、1971/11/13のロンドン・ライブとされていたヤツと、翌11/14のヴェニス・ライブとされていたブートの「音源、一緒ジャン、つまり同じ演奏でしょ、つまり、どっちかのクレジット、間違ってるべ」ってコトでして、んで、元々ナカヤマ氏は『Miles With Keith In Venice 1971/11/14』を1971年マイルスのベストだ、と書いてた訳で、道理で、この『London 1971』の演奏は圧倒的なワケだわな。ただ、この盤は、音はあまり良くないので、買うなら『Miles With Keith In Venice 1971/11/14』の方が良さそうでスね。もし迷ったら、諸兄よ、そうしたまへ。
ちなみに、この1971年、早川電機工業は既に「シャープ」に名を変えてました。
・・・「落ち」になってませんな。
ぢゃ。
←関係なくてもクリックしてね~。
昨日は、928。
つまり、マイルス命日。
マイルスが鬼籍に入って17年。
そしてあれから二年。
今年は、出るンだべ、と思ってたら、やっぱり出ました。
中山康樹『マイルスを聴け! Version 8』
・・・。
Versionは遂に「8」ですか。
掲載ディスク枚数は562枚と来ました。
381→473ときて、Version8は562枚ね。
着実に二年で90枚増えてます。
ブートレガーの歩みは着実ってコトですか。
エライ事です。
ただ、ワタシの一番好きな、1969~1970年のマイルスは、あんまり増えてなかったっスね。
ま、いま出てるの(っつってもブートですが)を気合いを入れて集めますワ。
それにしてもよ。
文庫サイズの本でサ。
2400円ってナニゴトですかね。
流石に、レジでびっくらコイたで。
1800円くらいだと思ってたからサ。
ま。
ともかく、今日はコレ聴いて寝ます。
『Miles Davis At Fillmore』(1970)
・・・・・・。
・・・。
・・・こんなの聴いて眠れるワケねぇべサな。
アドレナリン、放出し放題だからサ。