Pa'Lante!(パランテ!)

ジャズじゃ、ロックじゃ、サルサじゃ、ソウルじゃ、ファンクじゃ、歌謡曲じゃ、ジャージャー。

松田聖子『The 9th Wave』(1985)

2007-11-16 23:11:40 | 日本のロック・ポップス
松田聖子
『The 9th Wave』(1985)

それまでの、センスの良い「40%ウェット」なアルバムとは一線を画した、透明でドライなサウンドの聖子サンの85年作品。
初期にあった音程のハズレも、この頃にはほとんど無くって、その上で、計算されたベタつかない色気で完成されたヴォーカルは、冗談抜きで、相当に大したモンすね。

サウンドは、先日チラっと触れた、大村雅朗サウンド。
全曲とも、大村氏のアレンジが施されているッス。
80年代半ばって、きっと大村氏のピークだったンでしょうね。
全編的にスッバラしいアレンジです。必聴。

サウンドを、少々ウザッたく説明すると、全くこのジャケ写通りのサウンドで、「澄んだ色彩に、輪郭がクッキリ」ってヤツです。色彩は、透明度の高いシンセサウンドでパステルに彩り、輪郭はシャープな音作りを施したエレクトリック・ギターでカッチリとナゾってマス。ホント、見事にジャケット通りデスよ。

このギターによる輪郭が、大村サウンドの肝だったと思うンすが、どうっスか、諸氏?
聖子サンのヴォーカルの完成度も、相当キテますし、一枚買っとけ、な一枚デスね、諸氏?

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コメント
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