
和田っつっても、峠ではなくアキ子さんです。
フツー倒されるべ。
ハイ。
で、ですね。
ワタシは和田アキ子のCDは3枚しか持ってないので、エラソーな事は言えませんが、初期の和田アキ子はやっぱりスゲェと思いますよ。ホントに滅茶苦茶ソウルフルです。
なぜに、今の和田アキ子が、「芸能界」の大物であって、「ニッポン・ソウル界」の大物でないのか(いや、あるかもしれんのですが)、ヒジョーに悲しむべきことだと思います。
では、初期音源のコンピを一枚。

『Dynamite Soul Wada Akiko』(1996)
あまりにもグレイトなので、誰もが知ってる最高のコンピ。
音源は68年から75年までのもの。
コンパイルはコモエスタ八重樫。
素晴らしい一枚ですね。
魂を揺さぶる、げろげろソウル。
歌謡曲とソウルの壮絶なぶつかり稽古。
朝青龍も豊ノ島も報道陣も真っ青。
中でも「ボーイ・アンド・ガール」は、あまりにも最高すぎて、ワタシは失禁を禁じえない(・・・禁じますけど)。ま、冗談抜きでも、ニッポン歌謡ソウルの最高の一曲でしょう(歌謡色は薄いですが)。アッコさんのボーカルのグルーヴ具合は凄まじいし、バックの演奏もノリまくってますしサ、ホントにカッコええで~。
アトランティックなジャケットも最高ね。ウィルソン・ピケットのパロディーけ、これ?
21世紀になってからは、コレも出ましたね。

『Free Soul Wada Akiko』(2004)
コンパイルは小西康陽。
音源は『Dynamite Soul Wada Akiko』と重なる68~75年を中心としながらも、80年代ものや、90年代後半になってからの、小西氏プロデュースのアザといヤツも入ってます。
歌い手としては、声が出なくなってたりして、決して良い状態ではない90年代のアキ子さんですが、90年代の楽曲も、意外に70年代前半までの楽曲と違和感なく続けて聴けます。まぁ、とにかくカッコいい。
収録曲的には、前掲の『Dynamite Soul Wada Akiko』と、何曲か重なってますが、コチラの一枚も、外せない一枚でしょう。
ちなみに、両方に入っている曲は下記の通り。
「バイ・バイ・アダム」
「どしゃぶりの雨の中で」
「ボーイ・アンド・ガール」
「ハート・ブレーク・ドール」
これらの初期の傑作は、グルーヴィな音楽が好きなら、まず「間違いない」音になってます。そこのアナタ、もう聴きましたか?聴いてなければ、聴くべきですよ。
聴いた方がイイと思いますよ。
・・・出来れば、腰で聴いてね~。
