JAZZ SINGER REIKO OSHIBUCHI 押淵玲子オフィシャルブログ

福岡で活動しているSINGERです。乳がん闘病中(再発転移あり)の事や、音楽の事など。
そして、趣味の着物リメイクなど

音楽は進化する

2014-02-28 01:00:20 | 日記
まあ、当然のことなんだけど。

例えば自分の持ち歌に関しても
10年前と
全く同じではなく
Keyは同じでも年齢で解釈も違ってくるし
ぐっとくるフレーズも変わってくるので
伝え方も変わるのだ。

当然といえば当然なのだけど
これが「何十年変わらぬ新鮮さ」とか
そういう謳い文句で言っている
歌手・・・?
メジャーな歌手の方々もいらっしゃるし
地元の方々もいらっしゃる。

それがそれで、鍛錬も必要だから
凄いことだと思う。

だけど、客も同時に年を取っていくわけで
常に最初に歌った時の年代の人ばかりを集客できるわけではなく
その時々に変遷していくものではないか、と
そういう風に思うわけですよ。

だから、ANIME-JAZZのアレンジは「今風」なのだ。

懐かしい曲だけど、今の音作り。

コーラスにしても3度で無難にハモればいいだろうし
昔のジャズコーラス風にしたほうが無難だ。
前作、ANIME-JAZZ のCDは数曲新しいコーラスを取り入れたものはあったが
そこまで冒険はしなかった。

だって、難しいんだもの。

今回、リードとなる音程が
前回は私一人だったものが一人増えた感じ。
なので、この難しい
普通のスキャットをコーラスでやるという
そういったアレンジにしてみた。

これは一人でやるわけではないので
おおよそ人間の出せる音域の中で
最低音と最高音を考えて
流れを合わせて
コードも合わせて
その集結と分散の面白さも見せるという
「ヴォーカリーズ」ならではの技を見せようではないか!とか。

これがね、単一音になると「なに?」ってなるから
今度の3月3日の録音はバックのサウンドだけだけど
3人のパートの音をあっちに行ったりこっちに行ったり。
この作業はこの日にしか使わないのだけど
そんな面倒な作業の仮歌の練習なんかをやっているわけです。

ライブとは違って
1ヶ月の練習でやれる、という制約はないから
じっくり、ゆっくり、完成度の高いCDを作るつもりです。

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